GHOST TAIL

JuJu:怖い話と百物語

怖い話:41話〜80話

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Line

女の子が
2002年8月22日/投稿者:yasu

これは友人から聞いた話しなんですが、とても印象に残ってる話しです。

あれは今から14〜5年前のある冬の夜の事でした。

その日、W君の家にS君とK君が遊びに行った時の事 W君の部屋には

色んな無線機があって、たまたまスイッチが入っていた

一つの無線機から救難の声が入ったのです。

それは、雪道で路肩に溜まった雪のせいで側溝が見えず

車が溝にはまってしまっ たとの事でした。

3人はよし!助けに行こう!!

とゆうことになり、現地に向かったのです。

車を走らす事約20分、ようやく目的の車を発見したんですが

すでに他の人達の手により助けだされていたのです。

「 な〜んだ!もう終わってるよ・・」とゆう訳で家に戻ろうとしたのですが

K君が、「もしかしたらまだ他にもハマッてる車があるかもしれないか
らもうちょっと見回ってみようぜ」

っとゆう事になり、車をそのまま走らせていたそうです。

その日はいつにもまして雪が深く、自分達の車がハマリそうなくらいでした。

少しして、一人の男の人が路肩に立っていました。

こちらに気付くと、道路に出てきて手をふりだしました。

「どうしたんですか?」と聞くと、その青年はここから少し上がったところで

やはり車を溝に落とし、立ち往生してたそうです。

しかし、いくら待っても車が来ないので歩いて下って来たとの事でした。

家を聞くと、ここから車で15分で行ける距離なのでその青年を送ってあげました。

それから3人は何処に車を落としたのだろうとまたさっき来た道を戻っていったのです。

ようやく目的の車を発見しましたが、かなり深い溝に落ちたのか

レッカーで も呼ばない限りは出せそうにないのです。

まだ他にもいるかもな?って事でまたその道を上へと上 がって行きました。

時間はすでに午前0時を回っていましたが

翌日は3人とも仕事が休みなので気にもしません。

そしてしばらく走っているとまた路肩に人が立っていました。

今度は女の人でした。

歳はだいたい20歳前後の可愛らしい女の子だったそうです。

3人が無視する訳がありません。

その場で車を止めて

「こんな時間にしかもこんな暗いところでどうしたんですか?」

と聞くと、その子は一言

「お家まで送っていただ けますか?」っと答えたそうです。

3人は どうぞどうぞ!!と車に乗せました。

2ドアの車だったのですが、彼女を後部シートへ乗せ、隣にはK君が座りました。

行き先を聞くと、何も答えず、ただうつむくだけ。

困った3人でしたが「ここより下に下った方がいい?」と聞くと

一度だけうなずいたので下る事にしたんです。

しばらく走って異変に気付いたのは運転しているW君でした。

ルームミラーで後ろの2人を確認しよと見たのですが

どうしてもK君しか見えない のです。

あれっと思って後ろを振り向くとちゃんとK君の横には彼女がいるんです。

そんな行動に気付いたのか助手席に座ってるS君も確認したけど

やっぱりミラ ーには映らないのです。

その事をK君にも知らせたいのですが

なにやら彼女と向かい合いながら話しているのです。

でも声は聞こえてきません・・

怖くなった2人は車を止め、急いでその場から走って逃げました。

深い雪の中です。

3時間は走ったでしょうか・・・

2人はようやく家にたどりつき、震える体をストーブで温めました。

ようやく我に返った2人です。

K君の事が心配になり まだ薄暗い中をあちこちに電話しまくりました。

時間はまだ朝の4時過ぎです。

みんな寝ていますが、それでも何人かの友人には連絡がつき

さっそくやって来てく れたそうです。

その友人の車に乗り、現地へと急ぎました。

ようやくW君の車につくと、

中には一人だけ後部座席に横たわってる姿しかみえな いのです。

おそるおそる近寄っていくと・・

なんとそこには、髪は白髪になり

顔や身体はまるでミイラのように干からびたK君が横たわっていたそうです。

その日の新聞では車中で謎の変死体とでていたそうです。

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開かずのトイレ
2002年8月20日/投稿者:m

今回の話も、僕が通っている学校のことです。

まぁ、結構ありがちな題名で申し訳ないのですが

僕自身結構危険な場所だと思っています。

そのトイレがある場所は一階北側の図書室のそばにあります。

そこのトイレの近くは、授業中は全く人が通らず

何年か前に生徒が授業をサボってトイレ内で喫煙をしていたらしく

それが原因でそこのトイレには

男子、女子トイレ共に鍵がかけられてしまいまし た。

ちなみに今でも入れません。

で、ずっと鍵がかかっているトイレなんかというのはやはり

「幽霊がいる」等の噂がわいてくるもので、僕が入学したとき

一部の生徒の間でもそのような噂があり ました。

僕はあまりこうゆう噂だけのものは信じないのですが

僕の友達のDが 「そのトイレに入ったけれど何もなかったよ。」といっていました。

それで僕が、「あれ?鍵かかってなかった?」と言うと

彼は、「掛かってなかったよ。」と言っていました。

そして、「そのあと違う日にまた入ろうとしたけど、
結局は入れたのはその日だけだった。」

とゆう様なことも言っていました。

(ちなみにDは特別霊感はないようなのですが、
どうも霊を呼び寄せてしまう体質ら しいんです。)

もしかしたらDは、霊に呼ばれていたのかもしれないなぁ。

と言うようなことを そのとき僕は喋っていたのですが

霊感のある友達や先輩が

「確かにあそこのトイレは何か空気がおかしい。」と言い

僕だけがそこをよく調べたことがなかったので、一人でそこのトイレに行ったのですが

トイレのドアの前に行くとそこの部分だけ


まるで冷房が掛かっているような涼しさ・・


と言うかもはや寒さがありました。

自分でもそのとき、これはちょっと・・と思ったんですが

好奇心に負けて、ドアノブに手をかけ、ノブを回して中に入ろうとドアを開け・・・

られませんでした。

やはり鍵が掛かっていて中に入ることは出来ず

結局何もなく、帰ろうと思い階段を上っている途中

右手の指を針で突き刺したかのような痛みが走りました。

さいわい、痛みはしばらくして消えましたが、そのときあることを思い出しました。

それは、ドアノブに触った手は右手だったことです。

これはただの偶然かもしれませんが

あの時、ドアに鍵が掛かっていて良かったと思います。

そして、Dがトイレの中に入った時も何も起きなくて本当に良かったと思います。

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マンション
2002年8月20日/投稿者:kanarry

私は、けっこうな田舎町に住んでいます。

まわりは木ばっかで、携帯の電波がバリ3なのが不思議なくらいです。

そんな私の街に、何故かマンションができました。

マンションとは言っても、そんなに大きくなく

どちらかといえばアパート寄りなマン ションです。

外観はレンガ造りで、見た目には良いのですが

ただその立地条件が・・・

マンションの前にはコンビニの駐車場、

後ろには子供のたまり場になっている公園があり

さらにその横には国道・・・

騒音がすごいはずです。

しかも、窓からは墓地が見下ろせるという最悪な条件です。

「一体あんな所に誰が住むのだろう・・・?」

街の人は皆、そう言っていました。

しかし、それよりも 何故人口がそんなに多いわけでもない

私の街に、そんなものを建てるのか・・・

それが気になってしかたがありませんでした。

マンション完成からだいぶ時間がたちました。

もう入居者がいてもいいはずなのに、やっぱにそこに住む人はいません。

「やっぱり、あんな所に住む人はいないよ。」

そう噂していたころ・・・

ある日、犬の散歩をしていた私は、そのマンションの前を通りかかりました。

「やっぱり、ここに住む人はいないのかなぁ。」

そう思いつつ、マンションを見上げると・・・

一つの部屋に、明かりがついていたのです・・・

その部屋は、マンションの3階の、いちばんすみっこの部屋でした。

「・・・誰かここに住んでいるんだ・・・?」

不思議に思いつつ、家に帰り、そのことを母親に話しました。

「お母さん、あのマンション、誰か住んでるみたいだよ。」

「えぇ?嘘でしょ。あんなマンションに・・・」

「え?だって一部屋明かりがついてたし・・・」

「でも、さっきコンビニに卵買いに行ったら
そこの店長さんがマンションの管理人さんと話してて
管理人さん、誰も入居してこないって嘆いてたわよ。」

・・・おかしい・・・

気になった私は、翌日またそのマンションに行ってみました。

明かりは・・・どの部屋もついていないようです。

あの3階のいちばんすみの部屋も・・・

あとで知ったのですが、そのマンションの工事中

夜、中に入ってきたと思われる、 2匹の猫の共食い死体があったそうです。

朝、作業員によって見つけられたその死体は

皮はちぎり取られ、骨は見え、口から相手の猫の肉がはみだしているという

見るも無惨な姿だったそうです。

しかも、その死体があったのは、ちょうど3階のすみ

あの明かりがついていた部屋・・・

あの明かりは猫達の霊か何かなのでしょうか?

今でも、そのマンションに入居者は一人もいません・・・

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・・・誰?
2002年8月18日/投稿者:ゆみな

これは2年位前の夏休みの話です。

私の住んでいる埼玉県某市。

地元の駅から隣の駅まで行くのに色々な建物が見えます。

そこの隅の方に古ぼけたマンションが立っています。

それは何年も前から使われていない今では有名な幽霊マンションです。

夏休みといえば肝試し。

ということで、私と姉と私の友達のMちゃん

姉の友達のNさんと4人で幽霊マンションに行くコトになりました。

夜9:00・・・・

目的地に着き、外で記念写真を撮りました。

そして10:00いよいよ中に入りました。

普通のマンションは廊下にトイレなど付いていないのに

どういうわけか、そこのマンションの二階の廊下にだけトイレが付いているのです。

そしてそのトイレに面白半分で足を踏み入れました。

中には個室が5つもあり、右側に3つ、左側に2つ付いていました。

中でまた写真を撮り、出ようとした時

Nさんがあることに気が付きました。

「右側の一番奥の個室だけドアがしまってるよ?」

ほかの個室は全部ドアが開いているのに其処だけドアがピタっと閉まっていたのです。

そしてMちゃんが個室の前に立ち、ドアを押しました。




・・・・ドアが開かないのです。




中からロックされているのかピクリともしません。

姉が「モップか何かでつっかえてるんでしょ?」と下を覗きました。

その瞬間、姉が

「足がある!!」

と叫んだのです。

みんなで覗くと確かに人の足があるのです。

しかも裸足・・・

おかしく思い、1番身長の高いMちゃんと姉が

バケツを踏み台しにして中を見ることに しました。

その間、私とNさんは下から足を覗いていました。

次の瞬間・・・


「きゃぁぁぁぁぁ!!」


と姉とMちゃんが飛び降りました。

その声にビックリして私とNさんも慌てて外に飛び出しました。

電車に乗り、話を聞くと

個室の中を見たらオカッパのピンクのワンピースの女の子が

大きな目で2人を見て「ニヤッ」っと微笑んだそうです。

数日後、現像にだしていた写真ができあがり、姉と見ていました。

するとあの時撮った写真を見つけ・・・・

私たちは声もでませんでした。

なんとそこには外で撮った写真には空が真っ赤に写り

中で撮った写真には

1番奥の個室の上からこっちを見ているの女の子が写っていたのです・・・

その写真は未だに姉の部屋の机の中にしまってあるそうです。

あれはどうしたら良いのでしょうか。

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旧天城トンネル
2002年8月18日/投稿者:yasu

あれは僕らが19〜20歳の頃だった当時。

日産のスカイラインジャパンが流行った頃

友達のK君がいち早く買ってきました。

それで納車の日に僕ら友達5人でナラシも兼ねて走りに行く事になりました。

「 お〜!やっぱ新車はいいな〜」

「臭いがちがうようんうん新車の臭い(笑)」

エンジンも良く回る!

ブババババ〜 でっ伊豆の方でもドライブがてら行こうぜ!って事になり

さっそく向かいました。

途中いい場所を見つけては写真撮影したながら

まだその時はみんな浮かれていました・・・

みんなが集まった時間も遅かった事もあって

もう時すでに午前0時を回っていました。一人の友達S君が

「そうだ!旧天城トンネルに行こうぜ!あそこでるらしいよ!!」 と言いました。

みんな浮かれていたせいもあって

「 よし!行こう行こう!!」

そんな訳で僕らはK君の車にみんなで乗り込み現地へ向かいました。

さすがに5人も乗り込むと車内は暑い・・

でっエアコンをビンビンにして走り出しました。

30〜40分ほどで到着!さすがに薄気味悪い・・・

さっきまでなかった霧が突然でてきて夏だとゆうのに寒気 がする・・

一人霊感のあるS君が

「ここなんかすげ〜嫌な感じがするからもう帰ろうぜ!」と言いましたが

せっかく来たんだし「一応もう少し探索しようぜ!」て事になりました。

そのトンネルは車一台しか通れない幅で真ん中が盛り上がってるせいもあって

昼間でも向こう側が見えない一直線のトンネルでした。

さっそくみんなで車に乗り 込みトンネルの中央へと向かいました。

ちょうど真ん中あたりに来た所で車のエンジンを切って

みんなで耳をすませて辺り を見回しました。

しばらくすると後ろの方から

「コツンコツン」

と人が歩いてくる音がしたので、みんなで顔を合わし

ヤバイ!」

一度出ようって事になり、車を走らせました。

向こう側へ出て、一度Uターンしてまた来た方向からトンネルの中に入って行き

またちょうど中央まで来たところでエンジンを切って耳をすませたらまたもや

「コツンコツン」

と人の歩く音が・・・!!

やがてその音はだんだんこちらに近づいてきました。


「コツンコツンコツコツコツコツ」


ちょうど僕らの車の前まで来た所で ヘッドライトを点灯!!

しかしそこには陰も形も人の姿はありませんでした。

全員全身鳥肌が立ち、「

早く出よう!!」

ってことで一気に車を飛ばしたちょうど出口にさしかかった所で

突然エンスト・・・・

オートマなのにありえない!しかも新車で・・・

っと思った矢先、突然トンネルの出口付近に

左頭上からゆっくりと白い陰が通って行きました。

その時友達のY君は失禁してしまいました。

あれは今でも忘れられない体験でした。

現にこれを書いてる今も全身鳥肌がたっております。(汗)

そして後にたけしのアンビリーバボーをTVでやっていました。

あの時僕等が見たのと一緒でした・・・

きっと今でもあそこには居ると思います。

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呪いのバス
2002年8月17日/投稿者:yasu

もう今から14〜5年前の事です

ある夏の日に友達と夜の街にナンパに行った時の事。

あれは蒸し暑い日でした。いつもどうりに暇そうな子に声をかけていました。

でもその日はなかなか成功せずに時間だけが過ぎていき。

時計を見たら夜中の1時 をまわっていました。

今日は調子が悪いな〜と友達とぼやいていたら。

2人連れの可愛い女の子が僕 らのほうへ歩いてきました。

やった〜ラッキー!

っとさっそく車を歩道側へ寄せました。

ね〜ね〜遊ぼうよ!好きな所に行ってあげるよ〜!

彼女達は じゃあ怖いとこめぐりしようよって言ってきました。

シメシメ!軽そうな女達だって思い

「いいよ!じゃ行こうぜ〜」

とさっそく車に乗り込んできました。

「どっかいいとこ知ってる?」と彼女達が言ったので

地元でも有名な所を言いましたが

「そこじゃつまんな〜い!」

っと言いかえされてしまいました。

すると一人の女の子が

「いいところあるよ だいたい場所しってるから行こう!」

「よしじゃそこに決まり」

僕らはその子の案内で車を走らせました。

どうやらその子は多少霊感があるようで何かを感じるそうです。

道中そんな話しをしながら目的地に到着しました。

そこは昔、神社かなんかがあった感じで、古びてボロボロになった鳥居の跡があり

そこを通って先に進むとゴミの山があり

そこにはスクラップになった車やバスなんかもありました。

辺りは街灯もなく、僕らの車の明かりが下の方からうっすらと見えるだけ・・

するとさっきの女の子が

「ここヤバイよ! もう戻ろうよ」

って言いながら泣き出しました。

僕らは「大丈夫だよ!もうちょっと先まで行ってみようぜ」

っと無理矢理連れて歩きま した。

すると、さっきまであんなに嫌だと言ってたあの子が

突然真っ暗な闇の中に走りだしました。

僕らはあっけにとられてすぐ彼女を見失ってしまい

でも放って帰る訳にもいかず、もう一人の子と3人で探しました。

見失ってから2〜30分は探しただろうか? やっと見つけました。

なんと彼女は、廃車になったバスの後部座席に座っていました。

「おいおい!探したぜ〜」 「急にどうしたんだよ?」

っと問いかけると、彼女は股を広げて腕を組みながら

「こっちに来い!」 と言いました。

・・・明らかにさっきまで話してた彼女の声とは違います・・・

どう考えてもあれは男の声でした。

ドスの利いた低い声・・

一瞬、全身に鳥肌がたち、その場から逃げ出したくなりましたが

やっぱり放って帰る訳にもいかず友達と耳打ちで話し

彼女のみぞうちを殴って気絶させる事にしました。

やっとのおもいで彼女を気絶させ、かついで車に戻りその場から立ち去りました。

しかし、いつまでたっても彼女は目を覚まさず

しょうがなくもう一人の子に家を聞き、送って行きました。

そして彼女の家につくと、家族の人に事情を話し家路につきました。

それから1週間が過ぎた頃 友達と気になって彼女の家に行ってみる事にしたんです。

家についてベルを鳴らしたら彼女のお姉さんらしき人がでてきて

彼女の事を聞くと、泣きながら

「あれ以来ずっとこん睡状態で病院に入院してる」 との事でした・・・・

いったいなんだったのだろうか?

今はどうなったのかはわかりませんが

もしかしたら今でも病院のベットの上かもしれません。

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水色のTシャツ
2002年8月16日/投稿者:都夜 晃

もう何年も昔になりますが、怖い体験をしてしまいました。

私は心霊写真や怖い話が好きでしたが(今もですが)

霊などの存在は全く信じてい ませんでした。

そんな私に起こった出来事です。

夏、毎年恒例の家族と親戚との旅行へ行ったとき

夜に山に入り、星を見に行こうと 言う話になりました。

山へは民宿の裏の道を通ればすぐだったのですが

私と親戚 のMちゃんはまだ幼かったので、伯父について行ってもらうことにしました。

山への道は不気味で、私とMちゃんは怖がっていました。

伯父はさっさと進んでしま い、ついて行かなければ置いていかれるので

私とMちゃんは怖がりつつも山への道 を進みました。

すると、私たちの方に進んでくる人がいたんです。

私が見たその人は水色(あかりは あったので)のTシャツを着て

懐中電灯を持った20歳代くらいの男性でした。

全くもって失礼な話ですが、私はその人を見たとたん悲鳴をあげて

Mちゃんの腕を引っぱり、 もと来た道を走って逃げました。

どうしてもそのような時間に山から人が1人で帰ってくるとは思えませんでした。

その道へは民宿専用の駐車場を通らないと行けない

それも一本道だったのですから余計にです。

また、その人を見たところは横にお墓があ りました。

だから特に怖かったです。

伯父は私たちが来ないので、引き返してきました。

伯父の来た方を見ると例の男性 はいませんでした。

事情を話すと、伯父はそんな人は知らないとのこと。

一本道だから伯父の横を通ってきたはずなのに。

しかし私だけなら錯覚だったんだろう、で済んだと思います。

Mちゃんも同じ人を見ていたそうです。

Mちゃんも水色のTシャツに懐中電灯を持った人を見ていたのです。

そして次の日、とりあえずもう一度その道に行ってみました。

すると特に何も目立ったものもなく、左手にあったはずのお墓はどこにも見当たらず

土があるだけでした。

信じてもらえないかも知れませんが、これは実話です。

私もまだ信じられないくらいの話です。

去年も一昨年も同じ民宿に泊まりました。

そして今年(2001年)、これを書いている3日後にも行く予定です。

でも、もうあの道には行く気にはなれません。

あの水色のTシャツの人は一体何だったのでしょうか..

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人の皮をかぶった悪魔2
2002年8月?日/投稿者:世紀末覇者

前に「人の皮をかぶった悪魔」という題名で投稿させてもらったのでありますが

あの後にまたもや起こった不思議な恐怖体験を投稿させてもらいます・・

私が所属している部活動では

三ヶ月に一回「焼肉パーティー」をして

日ごろの鬱憤を(食って、飲んで)晴らしたりしています。

もちろん、同じメンバーなので、あの男(S)も。

少し前に「焼肉パーティー」をした時のことです。

私の友人(犠牲者)は、 「Sを入れるのはやめた方がいいんじゃない?」

と言っていたのですが、もう一人の友達(非犠牲者)が

「それは可哀相すぎるよ。今は何も事件起きてないから大丈夫だって。」 と言って

当日わざわざ自分で連れてきてしまいました・・・

私は何か嫌な予感がしていたのに・・・

「焼肉パーティー」は、自分達の方は全ての事件を忘れ

友達と一緒に騒いでいまし た。

Sは何をしていたかというと・・・

ご飯にニンニクの刻み(タレにつけるやつ)を大量にふりかけたり

タン塩にマヨネーズ とケチャップをかけて一口で食べたりと

見たら絶対に気持ち悪くなる食べ方を、
平気でウチの部活の女の子の前でしていました

(Sと私の席は全然反対側の席で私からは
全く様子が見えなかった。
この悪食は聞いた範囲の話。
なお、Sは絶対に私達のいる席に座らず女の子の席に座る)

そんなこんなで「焼肉パーティー」は、女子数名が嫌な思いをしただけで

無事に(?!) 済みました。 ・・・と、思っていました。

帰り際に、ふとSがポツリと呟いた言葉・・・

「・・・次来る時は半分になってるかもね・・・。」

「冗談にしては笑えんぞ。おかしいんじゃないか?」と思った私でしたが

その時私と友人3名ほどが、同時に目撃したもの・・・

それは・・・

誰もいないはずのSの背後に「黒っぽい男の姿」が一瞬見えました・・・

しかも、「こっちの方を殺意むき出しで睨んでいる」ようでした・・・

少し目を離して、またSの方に目をやると、男はいません・・・

前にも述べたように、友人もSの背後の男を目撃しています。

帰りにSが呟いた言葉は彼自身の言葉か、それとも・・・

ともかく、私達は「死の宣告」を受けてしまったようです・・・

三ヶ月後、私達が無事だったら良いのですが・・・

もうこの男とは一緒にいたくないです・・・

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二階
2002年?月?日/投稿者:がふ

私の家は結構、「出る」らしいです。

そして、そういった怪現象が起こるのがいつも二階なのです。

例えば、誰も居ない筈なのに二階から走り回る足音がしたり寝ている時
(一家全員の寝室は二階にあります)

誰かの視線を感じたり・・・と。

実際、私の親父は結構霊感があるらしく

廊下に立っている人影のようなものを見た事がある、と言っていました。

私も何故かお盆が近づく頃に

年に一度くらいはそういったものを見るようになりました。

去年、暑苦しい中私が寝ていると

「・・・ ・・・ ・・・」

耳元で、早口に何かをブツブツ呟く男の声で起こされたり

(何を言っているかは聞き 取れませんでした)

電源を切っているマイクから

不可解な声が聞こえてきたりするのを何度も聞きました。

父の話によると私の家は昔、沼地だったそうです。

水場は霊が好みやすい・・・という話ですから

そういった事でうちは出やすいのだと確信しました。

そして、今年はまだそういった怪現象に遭遇していません。

そういえば・・・もうすぐ、お盆ですね。

今年は何も起こらない事に期待します。

皆様も、お盆の時期はこういった事が起こりやすいのでお気をつけ下さい。

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誰が一体?
2002年8月10日/投稿者:瑞樹勇哉

これは、私が所属する部活動の部室で起こった出来事です。

私の所属する、吹奏楽部は人数が多いこともあり

他の部活とは違って別に建物があり

建物も長い階段を上がった山の上に独立して立てられています。

元々、図書館 として使っていたので建物自体も古く

夜ともなればいかにも出そうな建物です。

出そうな・・と申しましたが、”そうな”ではなく

実は学校随一の心霊スポットなんですが・・

それについては今回は触れませんが、

機会があればお話させていただきます。

さて、本題です。

白昼堂々、私を除く部員全員が体験したお話です・・・

当日、私は体調が悪く"欠席"していました。

そのことは、同じ3年生の部員と後輩一人ずつに連絡していました。

どこの部活でもそうだと思いますが、部活の最初に点呼をしますよね。

私の部活でも点呼を3-Aから順番にしていき、終わると挨拶、部活へ・・

という流れを とっています。

その日もごくごく普通に点呼が行われました。

ただ一つ不可解な現象を起こして・・・・

その現象に気が付いていたのは、私からの連絡を受けた2名だけでした。

その日の3年生の欠席は0人とされていたのです。

もちろん、私が欠席しているのですからそんな筈はありません。

後輩に後日聞いた話によると、私のところで、"欠席"と言おうとする前に

確かに「は い」という返事が返ってきていたとか・・・

返事の声は、別室の方から聞こえてきたそうですが

部長もいるものとしてどんどん点呼を進め

部活が始まったところで、後輩と同級生(連絡を入れた人たち)が

「おかしい」

と騒ぎ出しました。

そして私が"欠席"であるということが全員に確認されました。

返事の声がしたほうには、誰もいなかったからです。

部員全員が返事を聞いてしまっただけに、信憑性があり、パニックになったそうです。

私自身、夜遅くまで部室に残っていたとき、電気を消してしまって

もう無人の部屋か ら「勇哉・・・」 と呼ばれたこともあります。

一緒にいる子達が怖がるかな・・・

と思ってそのときは流石に黙っていましたが・・・

やっぱり、気にしていたのが分かってしまったらしく

「なんかあるの〜(怯)」 と怖がらせてしまいました・・・・

部室であった話はまだいくつかあるので

機会があればお話したいと思います。

それでは・・

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2002年8月?日/投稿者:かりな

今晩は2回目の体験談を書きたいと思っています。

今私はオーストラリアのシドニーへ留学に来ています。

たまにホームステイにいくのですが、今学期は寮で過ごすことになったのです。

そんなある土曜日。

私と一緒に留学に来ている友達Nは、友達の家におよばれされ

他のルームメイトは家に週末なので帰っていました。

だから、その日は私ひとりで夜を過ごさないといけなかったんです・・

私は、いつもよりもなんとなく寒気を覚えながら

夜中の1時ぐらいに寝ようと布団の中にはいりました。

どれぐらいたったでしょう??

いきなりドアが バタンと、閉まる音がして「何??」なんて思っているうちに


「バタバタバタバタバタ!!!!!!!!!!!!」


と、こちらに向かって走ってくる音がして金縛りにあいました。

「もーーやめてよーー」なんて思っていたら・・・

私のベットのとなりにだれかが・・・

「フー・・・・っ」と、私の耳に息をかけてきたんです・・

その瞬間体が凍りつきました!!

気づいたら私の反対側にも2人誰かがいたんです!

ただ何もしないでずっとこちらを見ているのです。

私はあまりにの怖さに失神していました。


次の日おきて、昨日のことが信じられなくて、月曜日に他の子に話したら

「あー、あの部屋か去年も出たしね・・」

との事・・・・

中には、それって、錯覚じゃないの?なんて言う人もいましたが

でも、それをある人に話したら、

その日の同じ頃に金縛りに遭ったって言う人がいたのです。

本当に あの日は恐かったです。

寮・・・

沢山ありますが、古いところはいわくつきのものが多いのかもしれません。

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だれが・・?
2002年8月7日/投稿者:林檎

あれは、今から丁度1年前くらいの話です。

私達は、年に1度の宿箔研修に行きました。

そしてその夜楽しみにしていたナイトハイキングがありました。

私達の前の班が行ってだいたい2分後に私達が出発しました。

そのコースは、少し足場が悪く、 暗いところでした。

私達が歩いていると、

前の班のS君が先を歩いていたО君がおどかしてきました。

そしてその驚いた顔をすかさずK君がカメラでとる。

などとゆう悪戯をしていました。

そして、次は私がおどかされてもいないのにカメラでとられ少し怒った私は

そのY君らしき人影を追って走っていきました。

しかし、途中で見失ってしまったので、 あきらめて戻りました。

そして写真を現像して私達の手元にきたときに

あのときのことを思い出しました。

Y君のところに行って写真 をいっしょに眺めていました。

しかし、どこを探しても私の写真が見当たらないのです。

不思議に思った私は、 あのときのことY君に聞いてみたら

「そんなことしてない。第一オレあんときカメラもってねーもん」

といってきたのです。

あの時私をとったのは誰だったのでしょう?

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武士
2002年8月4日/投稿者:橋本智行

これは僕が中2の冬の出来事です。

その日、僕は祖母の部屋の掃除を手伝っていました。

掃除も終わりかけたとき

たんすの奥になにか黒い布で包んだ50センチほどの棒がでてきました。

その時、僕はその包みに不思議な魅力を感じ、

祖母の了承を得ず持っていきまし た。

夜、部屋で包みをほどくとそれは1本の小刀でした。

鞘には古い御札が張ってありましたが好奇心に勝てず御札をはがしてしまいまし た。

固い鞘を無理やりとると、血でさび付いた刀身がでてきました。

ぞっとしたものの、何かを斬りたいという衝動にかられ

とりあえずそばにあった箱を斬りつけました。

プラスチックの箱が、さびた小刀でスパッと斬れました。

さすがにこれはおかしいと思い、その日の内にしまっておきました。

それから数日・・・・・

深夜眠りに着いていると、ガシャッという音がしました。

その時、僕は「あぁ、また霊か。」と思いました。

昔からよく見ていたのですが、この日の恐怖は今までで最高でした。

眼をあけると、そこには血まみれの鎧武者が立っていました。

その口をにぃっと笑みの形にゆがませながら・・・

これはヤバイと思い、動こうとしましたが金縛りで自由はききません。

どうする・・・

と思っていたとき、鎧武者が口を開き、こういいました。

「返してもらうぞ!!」

そういって、すぅっと消えていきました。

後日、あの言葉が気になっていたときあることに気づきました。

もうお気づきだとは思いますが、あの小刀が消えていたのです。

祖母に聞いてみると、あの小刀は僕の5代前の先祖が趣味で買った物だそうです。

今となっては全てを知る術はありませんが

刀というものが人を狂わせるという事に気づかされました。

皆さんも、古い刀にはお気をつけ下さい。

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霊感
2002年8月4日/投稿者:new ring

皆さんは霊感が強い方ですか?

霊が見えたり、霊と話ができたりしますか?

残念ながら私には、全くといっていいほど霊感がありません。

ごくたま〜に、通りがかった場所がなんとなくイヤな感じだなと思ったり

人とすれ違った時にゾクゾクっときたりしますが、そんな程度です。

私の友人N君もそんな人でした。

ところが、ある時から急に「見える」ようになっ た そうです。

きっかけはわかりません。

でも、いつからとはハッキリ言えるそうです。

その日、N君は葬式に向かっていました。

会社の同僚のお父さんが亡くなったのです。

最寄り駅から歩いて会場のお寺に向かっていくと

お寺の入り口付近でウロウロし ている人 がいます。

会場をのぞき込んで中に入ろうとしたり、踵を返して立ち去ろうとしたり

N君は香典泥棒ぢゃないかと思って顔をまじまじと覗き込んでやりましたが

相手はふっと目をそらしてしまったそうです。

焼香の時間になり、祭壇の前にたったN君はびっくり仰天!

なんと最前の挙動不審男は遺影の人、

つまり亡くなったはずの同僚のお父さんだったのです。

自分の葬式が出ていることがまだ信じられなかったのでしょうか。

N君はいつにもまして丁寧に焼香し

成仏して下さいと念入りにお祈りして帰って きたそうです。

その時からN君は時々この世ならぬものを見るようになったのです。

私と歩いているときも時々、「いますれ違った娘、かわいかったな」とか

「あ、車道の中を歩いて、危ないなぁ」とか

私には見えない人のことを口にして、私を驚かせます。

N君のまじめな口振りから、冗談や嘘ではなく、N君には見えているんだと思います。

ただN君自身にも生きている人との区別はつかないようで

私には見えていないと知ってはじめて霊だとわかるようなのです。

「見える」人っていうのは、こういうものなのでしょうか?

それとも、もっとハッキリあの世のものとわかっているものなのでしょうか?

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CD
2002年7月31日/投稿者:世羅

私が、とあるCDを聞きながら体験した話です。

私は家族の中で一番霊感が強いほうなのでよく見ます。

家はなぜか霊が多く、いつも誰かに見張られているんですが

あの日だけは違いました。

某バンドのアルバムを聞いていました・・・・

いつも聞いているので、別に大丈夫だろうと思っていました。

11曲目・・・

私は、浅い眠りにつき始めていました

「バンバンバン・・・・・・・起きろ・・・・・・起きろ」

はっと目が覚め、

窓を見ると両目をえぐられている20前後の男の人が立っていました。

「目をくれーーーーーーー」

「お前の目を・・・・・」

一人だったのが、いつの間にか5人6人。

私の目は、今片方ありません。

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人の皮をかぶった悪魔
2002年7月29日/投稿者:世紀末覇者

これはごく最近のことですが・・・

私の大学内で起こった個人的な事件(実話)です。

大学内で普段から偉そうな態度をとっていて嫌われ者のSと言う男がいまして・・

私の友人がお菓子(スイートポテト)を作ってきた時にいきなり現れて

「なぁ、そのお菓子ってつくるの簡単なんか?」 と尋ねてきたので

友人は「誰にでもつくれるよ。」 と言って、レシピをその男に渡しました。

数日後、その男は友人と同じお菓子を作ってきました。

ただ・・・、「見た目」と「匂い」がどうも変で・・・

私は食べると危険だと思い、

何か口実(お腹へってないから、とか)をつけて

食べないように逃げ回っていました。

何日か経って、また作ってきたので、もうそろそろ勘弁して欲しいと思いました。

それでも逃げ回っていると、その男は急に

「おい!!逃げるんじゃねぇ!!」

とキレて無理矢理私に食べさせようとしました。

だから私は、 「お前が食ったら俺も食ってやる。」 と言いました。

すると、その男は何故か食べません。

私の友人は数名そのお菓子を食べたそうです。

全員原因不明の腹痛を起こし、 中には入院した人もいました。

現在、その男は写真に興味を持ち始め

写真を現像してはいろいろと見せてまわっているようでした。

「やっと、つくるのやめたんか・・・。」

と、安心していました・・・が!!

恐怖はすぐに私の元へやってきました。

友人が、 「あいつの撮った写真に変なの写ってる!!」

その男が休み時間、席を離れた時に、

みんなでこっそり写真を見ることにしました。

写真は小さいアルバムの中に収められていました。

パラパラっとめくると、風景画が何枚かありました。

「へぇ、ちゃんと撮れてんじゃん。」 と思い、最後のページをめくった途端

私の背筋は一気に凍りつきました!!


写真の被写体いっぱいに

「車に轢かれて頭の原型がなくなっている猫の死体」 が写っていたのです。


運悪く、女生徒が数名見てしまい トイレに駆け込んで吐きました。

その男は家で何をやっているのか・・・

何人かがその男の家を訪問したらしいです。

その男は新築のアパートに住んでいるのですが・・・

壁や床には、どす黒いシミがついていて部屋は散らかっていたそうです。

また、戸棚の中は絶対に見せてくれなかったそうです。

食事に招待されたそうですが、誰も行きません(当然)。

ひょっとしたら、あのお菓子の中身は・・・

体の丈夫な友人が入院したほどですから、今考えてみると、寒気がします。

ちなみにその男は、現在二つのクラブに在籍していて

一方のクラブに私がいるわけですが何かと私(達)と意見の対立をします。

もう一方のクラブは大多数が女の子なので

全然私達と比べると話の反応や対応が違います。

私達には少々殺意が感じられるほどの対応の悪さです。

話がかなり長くなってしまいましたが、

読んでくれた皆さん、zen様、ありがとうございます。

これで、私の実体験の話を終わります。

私の命が続く限り(殺されない限り) 恐怖体験を投稿するかも知れません。

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歩行者
2002年7月29日/投稿者:世紀末覇者

この話は数年前にF市で起きた不思議な出来事です。

真夜中の2時ぐらいにウチの近くの交差点で

「ガッシャーーーーン!!」 と

派手な事故がありました。

受験勉強中だったので、目は覚めており

事故現場を兄(兄も起きてた)と見にいってみました。

おばさんと若い女性が真夜中に言い争っていました。

「あんた、ちゃんと前見て運転してんの!?」

「そっちこそちゃんとブレーキ踏んだんですか!?」

醜い争いでした(笑)。

真夜中に騒いでいるもんですから野次馬が集まってきて

その光景を見て、ある者は笑い、

ある者は「うるさい。」 と言ったりしていました。

私も「こんな真夜中にようやるわ。」

といった感じで勉強の続きをしに家に戻ろうとしました。

すると、二人の女性が不思議なことを言っているのに気付きました。


「歩行者が通っていたから避けようとしたんです!気付かなかったんですか!?」

「アタシも人が通ってたから避けようと思って避けたらアンタにぶつかったのよ!!」


苦し紛れの言い訳にしか過ぎない話だと思ってたのですが

ふと・・・

「あれ?こんな真夜中に人通るのかな?しかも交差点の真ん中・・・。」

なお、この交差点での事故は毎年あります。

特に夏ですかね・・・今の時期です。

あと、ウチの近くでの事故は勘弁して欲しいです。

あの事故の原因は双方の前方不注意ってことで済みましたが・・・

ひょっとしたら、そこで亡くなった人が増やしているのかもしれませんね・・・

自分と同じ仲間を・・・

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私と友人3人が・・
2002年7月27日/投稿者:上村 和仁

これからお話することは実際に私と3人の友人が体験したことです。

その日は梅雨時の6月にしては凄くいい天気で涼しく

気持ちの良い日で、私は 友人2人(田中・桧垣)と遊ぶ約束をし

桧垣(今後はhとする)の自宅に集まりました。

hの部屋に入って10分ぐらいたったころhと田中(今後tとする)の友人の

飯田(今後iとする)から電話があり

暇やから遊びに来ないかとの連絡でした。

私も何度か会ったことがあった知人ではあったので

遊ぶことには躊躇はありませんでした。

ただ何か変な感覚に見舞われていましたが、そのことは口にせず

iの自宅に行くことにしました。

iの家に着くとiに部屋に招かれ、4人でたわいも無いことをしゃべっていました。

天気がいいのでどこかに行こうとtが言いましたが

だらだらしているのも好いなってな感じでしばらくはだらだらしていました。

だらだらするのも飽きて、hと私で表の道路に出て

キャッチボールをはじめました。

時間の経つのは早くその時は夕方の4時をまわったころでした。

tと話をしていたiが時間を確かめるや否や急に

「ちょっと待っててくれ」

と言って単車で出かけてしまったのです。

tはあぜんとして「どこいくんや」 と叫んでいましたが

「すぐ戻るし、待っててくれ」と言いのこして走っていきました。

iの自宅にはその時は親もいない状態で3人とも落ち着かない状態でしたが

「すぐ帰ってくるやろ」

とhが言ったので3人でキャッチボールをしながら

帰ってくるのを待つことにしたのです。

iが出かけてから30分はたったのにまだ帰ってくる様子も無く

「おそいな」と 3人で呟いていました。

hは「事故ってんのとちゃうけ」などとも言ってましたが

その不安を打ち消すように遠くからiの単車の音が聞こえてきて

何となく 3人とも安堵の表情を浮かべていました。

(なぜ3人とも不安になっていたのかは翌日わかるのですが)

iは友人を迎えに行っていたのと

夕食(鍋)の材料を買出しに行っていたのでした。

iが「鍋しよけ、部屋に入れや」と声を掛けてきたので

私たち3人とiが 連れてきた友人(今後はyとする)は部屋に入っていき

hとtはiの手伝いを しにキッチンへ行き

私とyはテーブルを簡単に片づけて座っていました。

テーブルの椅子は6席あり私とyは端の席に向かい合わせに座りました。

yの鋭い眼つきにためらいながらも

「はじめまして」

と声を掛けましたがyは首を少し立てにふるだけで

私には関心が全く無いかのようにキッチンのiを見ていました。

ちょっと危なそうな奴やなと思いながらも

それ以上の会話もせず鍋を待っていました。

yのことはhもtもiすらもあまり気にすることなく

4人での会話がメインで yは首を立てに振ったり

うなずいたりするだけで自分から話すことはありませんでしたが

鍋はそこそこつついていたので人見知りするタイプでシャイなんだと思い

私もあまり気にしないでいようという気持ちになっていました。

yに対す気持ちはhやtも「無愛想で暗いやつやな」と思っていたそうです。

そうこうしているうちに時間は23時半をまわっていました。

hが 「明日は仕事があるからそろそろ帰るわ」と言い出したので

tも私も「俺らも 行くわ」とiに声をかけ鍋の礼を言って帰ったのでした。

(yは帰る様子も無く泊まるのだろうと私は思いました)

次の日の夜hから電話があり

「ジッポーのライターをiの家に忘れたから取りに行くし付き合えよ」

という内容で私も何となく昨日あったiの友人が気になっていたのこともあり

iの家まで行きました。

hの単車のホーンでiに合図を送るとすぐにiが出向かえてくれ

そのままiの 部屋へ入っていきました。

hがライターを受け取ったあと

何故か昨日来ていたiの友人のことが気になっていたので

「昨日の連れはどこの奴なん?」

って私が切り出すとhも

「そうや、昨日の奴俺もはじめてみる奴やな、どこの奴や?」

といいだしました。

するとiは


「昨日の連れって誰や?」


私が

「昨日単車で出て行ったとき帰りに連れてきた奴やん?」

hが

「そいつを迎えに行ってたんちゃうんか?」

と言いましたがiは

「誰も迎えに行ってへんし、連れてもきてない」

と言うのです。

すぐさまtにも連絡を取りtにも昨日のyのことを聞くと

「なにいうてんねん?おったやんけ」

私がtに

「iは連れてきてへん言うてる、いっしょに鍋してたやんな?」

って言ってもiは

「お前等俺をびびらそう思ってもびびらへんぞ」

って疑うばかりで私たち3人もパニックになりhが

「俺怖いわ、ほなあれ幽霊ちゃうんけ?」

というと私もtもiも真っ青になり私が

「昨日、ここでいっしょに鍋食べてたやん、怖すぎや」

「ほんまのこと言ってよ、本当は連れやろ?」

「ほんまはいたんやろ?」

って言ってもiは

「ほんまに知らんて、誰も連れてきてないちゅうねん」

「お前等いいかげんにしてくれや」

「しまいには怒るぞ」って言うのです。

hが

「よう聞けよ、お前は同じとし位の奴を単車の後に乗せて連れてきてるんやで

俺もこいつ(私のこと)もtも見てるししゃべってるし鍋も食ってるんやぞ」

私が「ほんまやで」って言ったとたんiは

「なあ、今日hのところに泊めてくれや、この部屋にいたないわ」

って急いで部屋から出たのです。

私もtも一人になるのが怖くなり皆でhの部屋で寝ることにし

tが 「もう忘れようや、幻覚見たことにしよう?」と言い

hも 「もう考えんとこ、な」ってそのことから少しでも離れたいようでした。

私は幽霊っているんだなって思いながら

あの時の不安はこのことだったのかと考えながらも

テレビのお笑い番組に見入っていきました。

次の日なにかあったらすぐに連絡する約束を交わし

それぞれが自分の用事に向かいその日は解散したのです。

それから2日が経ち何となく連絡を取り合いiの家に集まったのですが

皆2日も異常が無いので余裕が出てきたようでtが

「この間の幽霊怖かったわ、あれなんやったんかな?」て言い出しhも

「幽霊やったんやろな?」

「体調大丈夫か?お前ら?」

俺が

「別にどうと言うこともないで」

「iはどうもない?」って言うとiも

「どうもないで」って言うのでホッとしたのでした。

でも、本当の恐怖は次の日6月29日にやって来ました。

29日の夜7:30ごろにhから電話があり

iが単車の事故で死んだと言うのです。

私はhが私を怖がらせようとうそを言ってるんだと思い

「またまた、そんな冗談iが聞いたら怒るで」

っと言ったらhは

「うそやない、ほんまに死によったんや」

その瞬間私は手に もっていた受話器を落としてしまうほどショックでした。

3日前までいっしょにいた仲間が突然いなくなるショックは半端じゃありません。

私たちはショックを隠せないまま、お通夜を済ませ

翌日お葬式に行ったのです。

そしてお葬式へ行く途中のことで、お葬式会場が事故現場の近くにあり

事故現場には大破した単車が生々しく置いてありました。

hと私はその大破した単車に引き寄せられるように見にきました。

その時にこれまでで最も恐ろしい恐怖に包まれるなどとは

予想もしていませんでした。

葬式の最中でも私とhは震えがとまらず声を出してもあごががたがたで

まともにしゃべることさえ出来なくなっていたのです。

それは、大破した単車のすぐそばに

iがyを連れてきた時にyがかぶっていた ヘルメットが転がっていたのです。

やはりyの仕業だったのです。

そしてそれはyがただの幽霊ではなく

yは 死神だったと言うことです。

私たちは「死神」と鍋をつつきあって食べていたんです。

あれから21年が経ちますが

この時期になるとあのときの事が思い出されて

何よりも怖いのが年々あの時の記憶が強くなっているのです。

年々忘れるはずの記憶が強くなるなんて恐怖でしかありません。

hとは今でも付き合いがありますが

先日もhが

「去年よりも恐怖感が増してるよな?」

って言ってました。

この事件はまだ終わりを向かえていないのかもしれないです。

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お連れの方?
2002年7月19日/投稿者:new ring

今年の5月、私の妻が1ヶ月ほど入院しました。

他に面倒を見てくれる人がいるわけもなく

毎晩仕事が 終わってから私が着替えなどを持って

病院に行く日が続きました。

ただ、都内で仕事をしているため

い つも面会時間を過ぎてから病院につく有様でした。

その日は特に遅くなり、面会時間はとうに終わり

消灯時間が近づいていました。

妻の部屋にいるうちに消灯 時間が過ぎ、巡回の看護婦がやってきて

「消灯時間過ぎてますからお部屋の電気消しますね」

と有無を言わさず部屋の電気を切ってしまいました。

この無言の圧力に屈し、私は帰宅することにしました。

エレベーターホールに行くとエレベーターは1Fにいます。

ボタンを押すと上がってきましたが

私のいる 4Fでは止まらず5Fまで行きました。

誰か5Fで待ってたかな?と思い

降りてきたエレベーターに乗り込 みましたが誰もいません。

入院してる人が外でタバコでも吸って

病室に帰っていったんだろうと納得して

受付で面会簿に帰宅時間を書き込んで帰ろうとすると

受付にいた警備員が


「今出ていった方はお連れの方ですか?」


と聞くのです。


「ひとりですけど・・」


連れなどいない私は答えましたが

警備員は不思議そうな顔をしています。

私 も不思議でしたけど。

誰かタバコでも吸いに行ったのでしょうか・・・

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3:11
2002年7月13日/投稿者:えな

ある夜、眠りについていた私の耳に突然、奇妙な音が聞こえてきました。

耳鳴り・悲鳴・お経・教室でザワめく声。

これらが同時に・・・

しかも、徐々に 私の方に近づいて来るかのように・・・

大きな音で目が覚めた私は、音の近づいて来た方向へ目をやりました。

そこには何もなく、いつもと変わらない部屋の情景があるだけでした。

今、何時なんだろう・・・

私はコンポの時計を見ました。

「3:08」

そしてもう一度目を閉じたその時です!

さっきよりも何倍も大きな音で、あの音が聞こえてきました。

怖くて目を 閉じるとさらに大きな音になるのです。

ガタガタ震えながら目を小さく開けると !!

私のベッド右隣(ちょうど顔の右側ぐらいですか)に

大きな(直感で180cm)男の人が 正座しているのです。

怖い!!

と思った瞬間、男は

「狭い・・・痛い・・・」

と 低い声でボソッと言うと消えていきました。

もう一度コンポを見ると「3:11」でした。

忘れた頃にえなの家に友達が泊まりに来ました。

二人で時間も忘れ騒いでいると、 またあの時の音が聞こえてきたのです。

私は怖さのあまり悲鳴をあげ友達にしがみつきました。

とっさに 目の前のコンポを見たのです。


「3:11」


二回だけで済めば偶然という形で片付けられました・・・

が、二回だけでは済みませんでした。

ある時は正座の男が私の真正面から亡スピードで私の身体を通り抜け

またある時は電話中に友達側に

「何で死ななかったんだろう」

と男の声が入ったり・・・

何度かそんな事が起こり続けました。

それも全て「3:11」 私は、さっき手帳を読み返していました。

さっき初めて気付いたのですが 「3:11」事件1回目の日。

それが 3月11日だったのです。

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禁断のゲーム
2002年7月8日/投稿者:?

この話は・・・私の友達が実際体験した実話です・・・

友達が、プレステのゲームをしていると・・

「禁断のゲーム」 というタイトルが出てきたらしいんです・・

友達は、その魅力的なネーミングに誘われそのゲームをやってしまいました。

そのゲームの内容はある女の子2人が美咲という女の子に

「血まみれの手」 というゲームを進められ、ついやってしまう。

という感じでした。

そのゲームをやってしまったコトで次々とせまり来る恐怖に

友達も背筋が凍ったそうです・・・・

最後に・・・このゲームを絶対にやらないで下さい。

という忠告がでたかと思うと・・・・・ぱっ・・・・とテレビが消えたのです。

友達はちょっとだけ不信に思いましたが、

冗談半分でゲームをやってしまいました・・・

その日友達は学校の屋上で死にました。

もしかして・・・そのゲームのせいで・・・・・・

私は恐怖で、その場にたちつくしてしまいました・・・

最後に・・・このゲームのやり方を書いておきます・・

ですが・・

もしやって貴方が・・

死んでしまっても私は一切責任を負いません。

まず・・用意する物はペットボトルいっぱいのミネラルウォーター。 洗面器。

それらを用意したら

夜中の3時33分に間に合うように学校の屋上に行ってください・・

そして、そこに洗面器を置き、その上に手をかざし、目を閉じます。

そこで・・呪文を唱えて下さい。

「あまたの血が流されたのが見える見える見える・・・・」

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写真
2002年7月7日/投稿者:たまみ

以前遠くにいる父の生霊(?)を呼んでしまった(らしい)母のお話です。

全然恐くナイので場違いかも…

つい先日の事。

私は実家の近くにアパートを借りて住んでいるのですが

その日は数日振りに 実家に帰り母とおしゃべりをしていました。

他愛も無い会話をしていると、

「部屋の中で何か変わったの気付かない?」

と母は言いました。

そういえば亡くなった祖父母の写真が見慣れない場所にあります。

最初に気付いた時、アレ?とは思い ましたが特に気にしてはいませんでした。

「写真でしょ。どうしたの?」

と聞くと母は真顔で話し始めました。

ここ一ヶ月程母は体調が悪く、クーラーなどつけていないのに

冷房病にでもなったかのように頭が重くて 疲れやすく

スッキリしない日々を送っていたそうで、 その症状は何故か家に入るとなり

外に出ると途端に治ってしまうというものでした。

そんな憂鬱な毎日を送っていたある日、ふと例の写真の事を思い出したそうです。

半年位前に部屋の模 様替えをして、タンスの上にあった

祖父母の写真を鏡台の下に置きっぱなしにしていた事を。

ウチには仏壇はありませんが、母はいつも

「ほとけさまは大切にしなきゃだめよ」

と、毎日かかさずその 写真にお花とお水を供え手を合せていました。

思い出した母はあわてて写真を取り出して

家族の集まる居間の良く見えるところに飾り、ごめんなさいと謝ると

次の日からは今までの症状がウソのようにスッキリと無くなったというのです。

母曰く、 「きっとおじいちゃんとおばあちゃんが『なにしてるんだ、だめだぞ!」

って教えてくれていたのね。

気を付 けなきゃ。

だそうです。

おじいちゃんおばあちゃんごめんなさいm(_)m

御先祖さまはたいせつに…

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幼少の頃の話
2002年7月6日/投稿者:RYO

私がまだ幼稚園生の頃の話です。

母と2人で暮らしていた私は一人の時間が多く

特に霊感が在る訳ではないとは思うのですが、毎日の様に霊を見ていました。

その話を、母に話すといつも怒られていたある日の事です。

霊に見慣れていたせいか特 に恐さを感じる事がなかったのですが・・・

あの時だけは・・・・

あまりの恐怖さにいまでも脳裏から離れる事が在りません・・

その話とは・・・

いつもの様に母は男の所へ夜中に私を寝かしつけては出掛けていました。

あまりの寂しさに私はぬいぐるみをベットの周りに置き眠っりました。

その日の真夜中のことです・・

時間はハッキリとは覚えていませんが

突然目が覚め自然に体が起き上がり

何かをしなければと不思議な気持ちになり

ふと なにか人の視線を感じ目を向けた、そこには・・・

何と自分自身がいたんです。

しかも私の方を真顔でジット見ているんです。

何かをうったえかけているかのような目で私をジット見ているんです。

その恐さといったら・・・・

あまりの恐怖に私はその日は布団の中へもぐり込んでしまいました。

でもそれだけではなかったんです。

次の日も・・・

また夜中に今度はふと何かを探さなければと強い気持ちになり

自然に体が動き始め私は何度も訳の 解らない強い力に反抗はしましたが

体が言う事をきかず部屋中をとにかく荒らし始めどのぐらい時間が たったのか・・・

ふと何かを思いついたように、押入れの方向へ向かい扉を開いたその時・・・・

何と、中にまた自分自身の霊が、また私の方を真顔でじっと見つめていたんです。

しかも、そこから動く事も無く、座ったままただ私の方を見ているんです。

私はとっさ的に扉を閉めました。

この話を,いとこのお姉さんに話した所

「ぬいぐるみが何か関係があるんではないか」と・・・

早速ぬいぐるみを片付け、その日の夜は何事もなく過ごす事が出来ました。

とある話によると、自分自身の霊を見て

その時に笑っていると数日後に「死ぬ」と聞きましたが

いったい何を伝えたかったのか・・・

何故そのようなことが起きたのかとても不思議です。

みなさんも微笑を受けない様に気をつけてくださいね。

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確かに見たのに
2002年7月4日/投稿者:けんゆー

あれはもう5年ぐらい前の事だと思います。

冬の日の午後6時ごろ、私は友達の家から自転車で帰る 途中でした。

国道沿いに立つ警官用の家族社宅の前を通りすぎようとした時です。

私はすぐ隣を走る車とは逆方向 を走っていたのですが

一台の車のヘッドライトがあまりにまぶしく、

思わず自転車をその宿舎側に切り ました。

すると、宿舎の垣根の前に、黄色と黒の服を着た女の人が立っていたのです。

ぶつかると思った私 は、慌ててまた反対方向に自転車を向けました。

今度は道沿いに植えられた街路樹にぶつかりそうになったものの

何とか止まった私は、今の女の人のほうを振り返りました。

もしかしたら、ぶつけてしまったかも知れないと思ったのです。

振り返って見ると…垣根の前には誰もいませんでした。

ただ、常緑樹の垣根があるだけです。

私は首を傾げました。

確かに、そこに女の人がいたのです。

自分でも変だなとは思いますが、はっきりとその姿を思い出せます。

髪はややソバージュがかっていて、長さは肩より少し長いくらい。

着ていた服は黒地に黄色の大きな模様…

多分、向日葵かなにかだと思います…の入った半そでのワンピース。

そして、肉付きのいい、平たく言えば少々太めのやたらと白い腕に

種痘の跡だって見たのですから。

その時は変だなぁとしか思わなかったのですが、家に帰ってはっとしました。

その日はとても寒かったのです。

なのに、彼女は半そでのワンピース姿。

いくらなんでも、半そででは 寒くていられないような時期です。

でも、不思議なことに怖くはありませんでした。

やっぱり、おかしいなぁぐらいにしか思わなかったのです。

何年か経った今でも、彼女の姿は鮮明に覚えています。

一体、彼女は誰なのでしょうか?

そして、本 当にそこにいたのでしょうか?

今にしてみると

それまで対向車のヘッドライトをまぶしいと感じたりもしていなかったのに・・・。

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渡り廊下の足音
2002年7月4日/投稿者:new ring

もう、今から10年も前の話です。

私は、相模原の某女子大の新築工事の現場で働いていました。

4月の入学式に合わせて

急ピッチで作業を進めている3月はじめの頃のことです。

その日、仕事が終わったのは真夜中の2時。

家に帰ってもほとんど寝られないので

みんなと一緒に事務所の仮眠室で寝ることにしました。

事務所というのは、建設現場によくあるプレハブの建物で

たて7m、横20mくらいの2階建てでした。

仮眠室は一方の端の1階にあり10畳くらいの広さでした。

そこにその晩は7〜8人で雑魚寝をしていたのです。

床についてすぐ、私はトイレに行きたくなりました。

トイレは事務所の反対の端にあります。

でも、眠いし、寒いし、怖かったので(笑)ガマンすることにしました。

ウトウトしかけた時です。

表の渡り廊下をトイレの方に向かって誰か小走りに行きました。

渡り廊下は、コンクリートの土間の上に簀の子を置いてあるので

誰かが歩くと大きな音がするのです。

あ、誰かトイレにいるなら今のうちに便乗しようかな、と思いつつ

眠気に負けて起き出せずにいました。

5分位してまた渡り廊下を走ってくる音が聞こえました。

その時、一緒に寝ていた所長が起きあがり

「今トイレに行ったのは誰だ?」と聞いたのです。

「私ぢゃありません」

「僕、行ってません」

口々にみんなが答えます。

なんと全員が起 きていて、この足音を聞いていたのです。

足音は事務所の外を駆け抜けただけで

誰も この部屋から出ていってないし、戻ってきてもいません。

他に人が仮眠できるような建 物も近くにはありません。

あれはいったい誰だったんだ・・・?

よくあるオチですが、この女子大の新校舎の敷地にも

何カ所かお墓だったところがあった らしいです。

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僕の高校
2002年7月3日/投稿者:m

今回は、僕が通っている(平成13年7月3日現在)高校の話をしようと思います。

といっても、学校自体にはこれと言った恐い話はないのですが、

最近ちょっと気になっていることがあるんです。

ちなみに、横浜のH高校です。

まず、この学校には霊がたくさんいます。

特に図書室にたくさんいるらしいんです。

(図書室では、2,3回ほどしか見ていないので・・)

霊感の少ない僕でも、2週間ぐらいに最低一回は見てしまうぐらいです。

別にそれだけなら(?)大した話ではないのかもしれませんが

生徒や先生の中に、霊感のある人がたくさんいるんです。

僕の知る限りでは、10人ほどいると思います。

その中で一番霊感が強いのは、4月に転任されてきた図書室の司書の先生です。

(僕はおそらくかなり下の方だと思います。)

図書室で仕事をしていると、いつの間にかそばで霊が立っていたりしているそうです。

それで、冒頭で書きました「気になっていること」というのは

これは僕の思い過ごしかもしれないのですが、この学校は

もしくはそこにいる霊達は、自分たちを助けてほしくて

霊感のある人を呼んでいるのではないのか ・・・と思っています。

最後に、今までそこで霊を見て、

調子が悪くなったりする事は今まで一回もありませんでした。

長々と、わかりにくい文章を書いてしまい、大変失礼いたしました。

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拝むな
2002年7月1日/投稿者:KAL

子供のための慰霊碑は拝んではいけないよ。


着いて来るから。


あっちに呼ばれるよ。


みんなさみしいんだから。


ぼくも友達も


今後ろから声がしても 振り返ったりしてはいけないよ。

ぼくの友達は すぐに連れていくから

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土葬
2002年6月30日/投稿者:らぎ

小学校の時の事です。

母の実家で、親戚の人のお葬式がありました。

最近では まず見かけられなくなった

土葬という状態で 置かれた”ホトケさん”というのを始めてみました。

(30年以上前の事です。今は 法律で禁止されてますので)

△の白い頭金を額につけて、ヒザを抱えて大きな木の桶に座ってるんですね。

「お墓さんへ お運びするまで、そこのお部屋に入ったらイカンのよ。」

と、オバちゃんに言われてたのに年下の従弟の手を握り締めて(やっぱり怖いから)

怖いもの見たさでその部屋に入って 二人で椅子に登って覗き込んでました。

「〇〇にーちゃん、どんな?」

「・・・・・座ってはる。」

その時、黒いワンピースの中年の女の人が

「イカン言うたでしょう!」

とくじら幕(白黒の幕)の向こうからたしなめました。

2人のワルガキは口から心臓が飛び出そうなほどビックリしました。

おばちゃんは

「あんたらは、これから お山に一緒に行くけど
帰ってくるとき 絶対に後ろを振り返ったら だめなんよ。」

とも言いました。

「なんで@△@ ◎―◎??」

そのホトケさんが付いて来るからだそうです ・・・

お山では目をつぶって振り向いたりしてフザけあってる不謹慎な子供らだったんですが

3年前久しぶりに会った従弟に聞いたら

「〇〇にーちゃんが、帰ってからホントに僕のとこには来たよ。」

と言ってました。

「脅かすな^^。」

と言っときましたがいまでもちょっと 気になります。

本当に来てくれるでしょうか?

海山越えて700kmも離れたYokohamaへ。

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もう一本の道
2002年6月28日/投稿者:水樹

これは、私が小学生の頃に塾の先生から聞いた話です。

先生が大学生の頃、友人数名で遊園地で遊びに行ったのだそうです。

夕方近くなって、お化け屋敷に入ろうということになりました。

そのお化け屋敷は何人で入っても良かったのですが

それではつまらないので二人一組で行くことに決めました。

先生は、友人の一人と組んで、一番最初に入りました。

しばらく歩いていくと、道が右に曲がって

すぐにまた左に曲がっているようなところがあったそうです。

先生と友人は、後から来る二人を脅かしてやろうと 思い

右に曲がったところで立ち止まりました。

壁際に背中をつけようとしたら 倒れそうになり、

先生達は驚いて後ろをよく見てみました。

するとそこには、真っ暗なもう一本の道があったのだそうです。

「これ、何なんだろうな」と話していましたが、どう見ても他のルートより 薄暗く

何だか気味が悪かったので、さっさとゴールに向かいました。

しばらくして、全員がお化け屋敷から出てきた後、先生は何気なく言いました。

「なあ、なんかもう一本道あったよな」

しかし、先生と一緒に組んでいた友人以外の全員は、声を揃えて

「そんな道はなかった」

と言うのです。

驚いた先生と友人は、もう一度お化け屋敷に入って

急ぎ足で例の曲がり道へと 向かいました。

しかし、そこには本当に何もなかったのです。

扉のようなものも まったく見あたりませんでした。

一体、先生達が見たという道は、どこへ通じていたのでしょうか・・・

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放課後の肝試し
2002年6月28日/投稿者:ちひろ

これは、二年前におきた本当のはなしです。

仲のいい五人グループで、

校舎の端から端まで一人ずつ往復しようということになりました。

ちゃんと行ったという証拠に

一番端にセロテープをくっつけてから帰ってくるというルールも決めて・・・

五人無事に済み、最後にテープをはがしに全員で一番奥に向かいました。

すると、

なんとみんなきちんと貼ったというテープが全部はがされて床におちていました。

みんなは背筋が凍り、全速力でかえりました。

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髪の毛
2002年6月25日/投稿者:日本人形

これは私が、実際に体験した話です。

私はいつものように自分の部屋で本を読んでいました。(本好きなんです。)

ちなみにその時、ドアは開けっ放しでした。

そしてしばらくして人の気配がすることにきずきました。

私はきっと妹が驚かそうとしているのかと思い

しばらく本を読むのをやめ、ドアを見ていました。

すると・・・

案の上、端の方に黒い髪の毛が除いていました。

私は、ドアの方に駆け寄って、大きな声で

「わっ!!」

と言い ました。(逆に妹を脅かそうと考えたんです)

しかし、そこには誰も居ませんでした。

おかしいなと思い

あとで妹に聞いてみたのですが、妹は

「知らんよ。だって部屋行ってないもん。」

と言うのです。

おかしいなぁ。

とまたもや思ったのですが、過ぎた事だし、まっいっか。と思い

その日はそのまま寝てしまいました。

何ヶ月かたって、私は”少年自然の家”と言うものに行きました。

ちょうど秋だったので、そこには彼岸花 が咲いてました。

綺麗だなぁ。と見ていたその時・・・・・・



あの黒い髪の毛がっ!!!!!



私は急いでそこへ駆け寄りましたが、そこには無にも有りませんでした。

いえ、居ませんでした。

それからというもの私はそれを時折見るようになりました。

そして最近は、人の頭や、手を見るようになり ました。

部屋の戸が勝手に開くようにもなってきました。

本当に不気味です。

実はこの話には続きが有るのですが

長くなってしまうのでここらで終わらせる事にします。

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そっちに行ったら
2002年6月25日/投稿者:new ring

前のダムの話に出てきたM君は、

実はそれ以前にもう一つ不思議な体験をしています。

ま、この話の主役は同行したI君なんですが・・・

その日2人は関東近郊の某湖にいました。

ここは湖尻のダムサイトまでクルマで入って

そのあとは例によって藪こぎ、という湖です。

車を降りてから時間ほども藪こぎして、ようやく秘密のポイントに到着した2人は

さっそく釣りを開始しました。

時刻は午後 11:00を回った頃です。

釣りを初めて1時間くらい経ってから、

I君はガサゴソと 藪をかき分ける音を耳にしました。

後ろを振り返ると、2人が来たのとは反対の方向から、おじいさんが出てきました。

そして何も言わずにI君の後ろに座って釣りをしてい るのを眺めています。

こんな夜中に人の釣りを眺めてるだけなんて、暇なジイさんだと思ったI君は

それでも釣りを続けていました。

しかし、その夜はいくら粘っても何も釣れません。

いい加減くたびれたI君はジイさんに向かって

「いやぁ、今晩はダメっすね。さっきからアタリひとつないっスよ」

と話しかけました。

しかし、ジイさんは黙ったまま。

変なジイさん・・・

と思いI君は話しかけるのを止め、また釣 り始めました。

ほどなくジイさんは来た方に藪をかき分けながら帰っていきました。

MとIもそれから2時間ほどして、何も釣れないままクルマのところまで戻りました。

帰り支度をしながら2人で話しているうちに、さっきのジイさんの話が出ました。

Mも確かにジイさんを見ていたのです。

変なジイさんだったと話すうちに、ホントに変なことに気付きました。

最初に書いたように、この湖は湖尻からしか水際には入れません。

まわりは深い山に囲まれているのです。

もちろん、人家はありません。

2人は1時間も かけて藪をこいでポイントに入ったのです。

しかし、ジイさんがやってきて帰っていった方向は

2人のルートと反対まわり、距離から考えて少なくとも10倍

時間にしたら 7〜8時間はかかります。

ジイさんはどこから来て、どこに帰っていったのか?

2人はそれ以上ジイさんのことを話題にせず

とっとと帰宅したそうです。

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ダムサイトにて
2002年6月25日/投稿者:new ring

これは私の釣り仲間から聞いた話です。

文中ではM君、K君としますが、2人とも釣った魚の数や

逃げられた魚の大きさについてホラを吹くことはあっても

ありもしないことをあったと言い張るような人間ではあ りません。

その日、MとKの2人は東北地方の某ダムに来ていました。

湖を回遊するサクラマスが 狙いでした。

そのダムはサイトの東側にはクルマで入れるのですが

西側にはダムの上 を渡って歩いていかなければなりません。

2人がよく行くポイントは、ダムからさらに上流に30分以上も

山道を歩いていったところにある岬でした。

釣り師の朝は早いものですが、

ここへは何度も通っていて勝手知ったる山なのでした。

さてこの日もサイトに到着したのは午前3:00、あたりは当然真っ暗です。

フンフン と鼻歌混じりに支度を整え、いざ出発。

ダムにさしかかると、ダムの上に人がいます。

どうやら夜釣りの人のようですが、ダムの提体の高さは40〜50mもあって

そんなと ころで魚が釣れるとも思えません。

さらに近づくと、

もう初夏の陽気だというのに真冬 に着るような分厚いジャケットを着ています。

2人とも変な人だなぁと思ったようですが、声をかけてみました。

「お早うございますぅ。何か釣れました〜?」

とM。

しかし、返事はありません。

愛想のないオッさんだなぁ、と思いつつ

「コイ狙いですかぁ?」

とK。

しかし返事はありません。

2人が釣り師の背後に回り込み、何を釣ってるんだろう?

と のぞき込んだとたん、釣り師の頭がグラっと揺れたかとおもうと

2人の足許にゴロリ と落ちて転がってきたのです!

ヒャ〜〜とかギャ〜〜とか訳の分からないことを叫びながら2人はクルマまで走り

そのまま自宅まで逃げ帰ってきたということです。

MとKは月に2〜3回は通っていたこのダムに、

昼間でも2度と近づこうとはしませんでした。

また、他の場所でも夜釣りには2度と行かなくなりました。

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湯のみ茶碗
2002年6月25日/投稿者:愛をください

祖父が亡くなってから13年ほどになりますが、今だに不思議な事があります。

それは祖父の愛用していた湯のみ茶碗に関する事で

祖父が亡くなってからその 湯のみ茶碗が消えてしまい

その茶碗がなぜか

我が家に送った荷物の中に紛れ込んでいたということが ありました。

その時は、親戚の誰かが形見分けのつもりで

コッソリと入れておいてくれたんだろうと思い連絡すると

親戚の誰もそんな事はしていないとの返事がありました。

もちろん私達家族もそんなことはして いません。

私達が荷物をまとめる際に茶碗は仏壇の上にあったのですから。

しかも、荷物の中で梱包して いた他のガラスものは割れていたのに

その茶碗だけは梱包もしていないのに

割れるどころかヒビ一つさえ入ってませんでした。

茶碗そのものは祖父が何十年も使っていたものですから

かなり年季が入ってい たにもかかわらずです。

後になって知ったのですが、実は、祖父は亡くなる前に

その湯のみ茶碗を我が家に形見分けしようと思っ ていたそうで

祖母にのみ伝えてあったそうです。

そして、初七日が過ぎた頃、湯のみ茶碗がなくなって心配していた

祖母の夢に祖父が出てきて我が家にあるということを伝えたそうです。

祖父の思いが我が家にその湯のみ茶碗をもたらしたのでしょうか。

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い・・一瞬で
2002年6月24日/投稿者:香織

これは最近私が実際に体験したお話です。

あれは今年の5月中旬テニスの試合が開催される前の日でした。

先輩方が出場することになっていたので

わたしは「先輩明日がんばってね♪」

と気軽に声をかけました。

集団で外に買いものにいきながらだったので

「今日は見ないよな・・アレ」 っと思っていたのもつかの間

道を歩きながらだんだんと寒気がしてきたのです。

「えっ!!ま・・まさか・・。」

つい後ろを振り向くと血まみれの髪の長い女性がたっているではありませんか。

怖くなって

「せっ・・・先輩!あそこに・・」

言いかけたのですがその女性は

「話すとお前を呪うぞぉぉぉ!」

その女性にそういわれたので怖くなって

「な・・何でもないです!み・・見間違いでした。」

おもわずうそをついてしまいました。

(あれは何だったの?)

と疑いながら試合当日・・・

ある学校の2年生は大怪我をして入院してしまいました。

その女性に後から聞いてみると

「あのコは私を見殺しにしたのよぉぉ〜〜〜〜!許せないぃぃ」

と すごい憎悪で私をにらみつけたのです。

危なく体をとられるかと思いました。

(来ないでお願い消えて!)

ずっと心の中で叫びつづけていました。

その次の日 その女性は消え私はホッっと息をつきました。

その後はなにも起こらず平和な日が続いたのです。

しかしその女性は入院したAさんのかたにしっかりとしがみついていました・・・

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ある日の夜
2002年6月23日/投稿者:深山錫華

どうでも良いことだったのかもしれないけどある日の夜のこと。

何となく冬なのに蒸し暑かった。

寝付こうとしても寝付けずに、ひたすらラジオばっかり聞いてました。

そして、(大体)深夜3時すぎ。

いつの間にかうたた寝してたらしく、気づくとやっていたラジオ番組は終わり

ざーっと言う砂嵐の音が聞こえていました。

もちろんもう暗いですからチューニングをあわせることは出来ないので

仕方なくその音だけを聞いてました。

音がないと眠れないので。

そして、しばらくすると電波妨害かと思うような変な音がしてきました。

私は一瞬「何だ?」と思っていましたが気にしませんでした。

その音はだんだん呻き声のように聞こえてくるので、

さすがに怖くなって電源を切りました。

しばらくするとまた電源が入っていました。

電源コードは抜いていたのに・・・

怖くなって、何度も電源のボタンを押しました。

それでも切れなくて、その呻き声は次第に大きくなってきました。

そして、最後に聞こえた言葉。

「お前を呪ってやる」・・・

これを聞いた直後、私は高熱を出して倒れたみたいです。

(親におこされるまで意識が飛んでた)

それからというもの、ラジオを聴くたびに

「呪ってやる」

という声がたまに聞こえるのです。

そして、友達に話して2日後、その友達が車にひかれて入院したりしました。

それも話した人全員が。

ここに載せても大丈夫ですかね?

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犬が見たもの
2002年6月21日/投稿者:new ring

私がまだ親と同居していた頃のことです。

犬を1匹飼ってまして、こやつの面倒は私が見てました。

そんなわけで、毎晩夕食 後の腹ごなしに散歩に連れ出すのが日課になっていました。

ある晩、いつものようにいつものコースを歩いていると

とある工場の角を曲がったと ころで、突然動かなくなってしまいました。

いくら引っ張っても脚を踏ん張ってしまい遠くを見据えて「クーン、クーン」と鼻を鳴らしています。

その道は一本道でかなり遠くまで見通せるのですが

私の目には別段異常は映りま せん。

強いていえばその道をちょっと行ったところにヤクザの家があるくらいです(笑)

異常なくらい怯える犬の様子は気がかりでしたが

私は強がって強引に犬を引っ張 っていこうとしました。

しかし、犬は頑として動きません。

私も少し弱気になって しまい、結局回れ右してもと来た道を戻ることにしました。

すると、犬も何事もなかっ たかのようにスタスタと歩くのです。

あの時、あの道の先に何があったのか

もしあのまま進んでいたらどうなっていたのか

今でも思い出して考えてしまうことがあります。

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助けて!
2002年6月16日/投稿者:パウロ

このお話は私の身に起こったことで、この事件で私は死にかけました。

この話も発生後3年以上経った今になってようやく他の人に話せる気分になったのです。

今もこの時のことを思い出すと、背筋を冷たいものが走るのですが・・・

その日、私は仕事で首都から350kmほど離れた街まで行くことになっていました。

飛行機なら40分ほどなのですが、あいにく満席でしたのでクルマで行くことになりました。

ま、運転手付きなんで自分で運転するわけではないのですが

高速道路もないところなので順調にいっても片道6〜7時間はかかります。

それとその街は標高1000mくらいの所に位置しているので

最後の数十キロは山道になります。

そんなわけで朝の早い時間に出発したかったのに

なんやかやと遅くなりようやく首都を離れたのは日もだいぶ傾いてからでした。

運転手はなぜか出発を嫌がったのですが、翌朝一番で

地元のクライアントとのミーティングがセットされていたので

なんとしてもその日のうちに到着している必要があったのです。

案の定、行程の三分の二ほどのところで日はとっぷりと暮れてしまいました。



私は眠気を覚えていつしか居眠りモードに・・・



ふと目が覚めるとクルマはとんでもないスピードで走っています。

暗い夜道ではありましたが、長い直線道路だというのはわかりました。

それにしてもスピードが出過ぎているので、運転手に注意しました。

ところが、後ろからバイクが迫ってると言ってスピードを落とすどころか

ますますアクセルを踏みこんでいきます。

最初、私は拳銃強盗の類かと思いました。

しかし、運転手が言うには、クビのないライダーで

このあたりでは有名なのだと泣き言を言います。


オイオイ、この国にもクビなしライダーの話があるんかい?


と半ばあきれてしまいましたが、後ろを見ると

確かにエライ勢いで近づいてくるバイクのライトが見えました。

しかし、ライダーのクビまでは確認できず・・・

運転手はもうパニック状態で、半ベソをかきながら何やらお祈りをしています。

バイクはさらに迫ってきて、もう数メートルのところです。

運転手に、スピードを落としてバイクをやり過ごせと言おうとしたとたん

タイヤがグリップを失いコントロール不能状態に・・

クルマはスリップしながら道路を外れていき、道路脇の塀のようなものに激突!

もう何が何やらわからないうちに横転しさらに転がっていきました・・・

気が付くと、体半分は水の中にありました。

どうやらクルマは横倒しになって川か田圃のようなところに落ちたみたいです。

額が疼くので手をやると何やらヌラヌラしたなま暖かいものが。

あたりは真っ暗です。

とにかくここから出なきゃと体を動かしたとたん、脚から激痛が走りました。

後でわかったのですが、両脚の大腿骨を骨折していたのです。

でも、この時はどこかに挟まれているんだと思っていました。


運転手は?


暗がりの中で手探りしてみると、どうやら彼のものらしき体がありました。

しかし、上半身は水中深く没しているようで、息をしているとは思えません。

だんだん気が落ち着いてくると、

自分の置かれたとんでもない状況が理解できてきました。

自分は足を挟まれて身動きできない。

運転手は死んでしまった。

窓の外は真っ暗で街灯一つ、民家の灯り一つ見えない。

なんとか車外に出ないとクルマとともに水中に沈んでしまうかもしれないと思い

痛む脚を何とか引き抜こうとした時、水中で私の右腕を掴むものが!

クルマの中には私と死んだ運転手しかいません。

う、運転手が!う、腕を掴んでいる!!

もうパニックでした。

左手で彼の指を引き剥がそうとしてみたのですが、どうにもなりません。

それから、明るくなるまでの時間の長かったこと!

あたりが明るくなってくると、人が集まってきているのがわかりました。

私は残った体力を振り絞って


「助けてくれぇ!まだ生きてるぞぉ!」


と叫び続けました。

救助されたのはそれからさらに数時間後、日はすっかり高くなっていました。

ミーティングの時間になっても現れない私を不思議に思ったクライアントが

首都の私のオフィスに連絡を入れてくれ我が社のスタッフが

私が前夜ホテルにチェックインしていないことを突き止め大騒ぎになったようです。

私はそのころ、事故現場の街の病院で応急処置を受けていました。

両大腿骨骨折、肋骨を三本骨折、あとは無数の打撲傷と

あれだけの事故の割には軽い(?)負傷で済んでいました。

しかし、右腕に残った五つの痣が消えるのには、時間がかかりました。

額の傷あとは今も残っています。

大破したクルマは、ご丁寧にも街はずれの墓地の入り口の門柱に激突したのでした。

私がその国にいたのはわずか2年足らずです。

その短い期間でいろいろな事が起きたので

私は異動願い を出し会社もそれを受理して、日本に帰ることになりました。

今はすっかり心の傷も癒えてますが

これらのことを話せる決心がついたのはごく最近になってからです。

短期間に2人もの職員が大変な目に遭い

業績も上がらなかったことで会社はこの国での業務展開をあきらめ、

撤退することになりました。

今は残務整理のための職員が2〜3人いるだけです。

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一体誰が?
2002年6月16日/投稿者:パウロ

K氏の事件から1年ほど経って、私は家族を呼び寄せ一緒に生活することにしました。

家族のために見つけてきた家は、やはりかなり年代物のメゾネット式のタウンハウスでしたが

広い共同の中庭とプールが付いていたので即決したのでした。

中は1階がキッチンと広いリビング・ダイニング。2階にベッドルームが二つというものでしたが

何しろ広くて1、2階を合わせると180uはありました。

特に1階のリビング・ダイニングはその部屋だけで日本にいた時に入っていた

社宅のすべての部屋を合わせたより広いんじゃないかと思えるほどでした。

私たちが使っていたベッドルームも、ダブルベッドを二つ置いても

まだ走り回れるくらいのスペースがありました。

そんなわけで

二つあるベッドルームの一つは来客用にしてふだんは納戸代わりに使っていました。

ベッドルームのドアのロックは外からは鍵を使って開閉し

中からはドアノブのノッチを押して施錠する仕組みでした。

不思議だったのは、この納戸のドアがよく施錠されていたことです。

ちょっとものを取りに部屋に入ろうとするとそのたびにロックされているのです。

いちいち鍵を取りに行かなければなりません。

で、しばらくして部屋に入ろうとすると、またまた施錠されているのです。

メイドと妻を呼んで、この部屋は施錠しないようにと注意しましたが

次に入ろうとするとまたまたロックされています。

妻もメイドも知らないと言うし、訳が分かりませんでした。

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あかずの間
2002年6月16日/投稿者:パウロ

以下は私が東南アジアの某国に赴任していた時に、身の回りで起きたことです。

霊的なものと関係ないかもしれませんが、とにかく不思議な経験でした。

私は怖い話は大好きなのに、霊感などまるでなくて

霊体験と呼べるようなものもないことを申し添えておきます。



私が赴任した当初は単身赴任者4人で一軒家を借りて共同生活をしていました。

家は古いけれど、四部屋のベッドルームの

それぞれにシャワーとトイレが付いている外国人向けの高級な造りでした。

先輩のK氏は一番広い主寝室が気に入ってそこを使っていました。

他のメンバーもそれぞれに自分の部屋を決めて、新生活がスタートしました。

ある日の帰宅後、K氏が私を自室に呼ぶので何事かと行ってみると

K氏はニヤニヤしながら


「秘密の小部屋を見つけたぜ」


と言って、床の一部を持ち上げて見せたのです。

そこは隠し戸になっていて地下に通じる階段がありました。

階段の下は日本式に言うと8畳ほどもある地下室で

なぜか古いベッドが一つ置かれていました。

「な?きっとここのオーナーがメイドでも連れ込んでSMごっこかなんかしてたんだよ」

などと言ってニヤついています。

「でも、地下にこんな部屋があるなんて、気味悪くないですか?」と私。

「なんでだよ。俺もメイドでも連れ込んでやるかな。」

とK氏はあくまで明るく、スケベ心いっぱいの様子。

私もそんなK氏の表情に心和んで、

その日は二人して歓楽街に消えていったりしたのでした。

それから数日後の深夜、ただならぬ気配で私は目を覚ましました。

なかば朦朧としながらも、なぜ目が覚めたのかすぐにわかりました。

誰かが家の中で叫んでいるのです。

そしてそれは隣室のK氏の部屋から聞こえてくるようです。

急いで護身用の金属バットを手に自室の扉を開けて様子をうかがうと

声は間違いなくK氏の部屋から聞こえてきます。

同居している他の二人もやってきました。

それに勇気づけられて、私はK氏の部屋のドアを力いっぱい叩き始めました。

「Kさん、どうしました?!大丈夫ですかぁ?!」

同僚も一緒になってドアを叩きます。

やがて叫び声が収まり、汗まみれになったK氏が顔を出しました。

「やぁ、すまない、ちょっと夢を見てうなされたようだ。もう大丈夫だから・・」

「ホントに大丈夫ですか?顔、真っ青ですよ」

「大丈夫、大丈夫」

などとやりとりがあって、我々もホッとして再びベッドに戻ったのです。

翌日は何事もなかったかのように、それぞれの仕事に精を出していました。

その2〜3日後、またまた深夜の叫び声に夜の静寂は破られました。

やはりK氏の部屋からです。

同僚と共に駆けつけたのも前回と同じ。

K氏が顔を出すまでの時間は前回よりも長かったようですが、

ともかくK氏の無事な顔を見て、

我々も一安心しそれぞれの部屋に帰っていったのでした。

翌朝、K氏にどんな夢を見たのか聞いてみました。

なかなか話したがらなかったのですが

「それがな、例の地下室から毛むくじゃらの大男が出てきて
俺の足を引っ張って部屋に連れ込もう とするんだよ。
身の丈は2m以上あってさ、裸なんだよ・・・
そんな夢恥ずかしくて人には話せないだろ?」

「SMごっこなんて妄想を膨らますから変な夢見るんですよ。」

と同僚とも笑い飛ばしていたんですが・・・



しかし、それで終わりではなかったのです。

それからも深夜の叫びは度々ありました。

2〜3日に一度くらいでしょうか。

その頃にはさすがのK氏も、いつも疲れたような表情をして

以前のように心から笑うことも少なくなっていました。

ある夜、どんなにドアを叩いてもK氏の叫び声が止まらないどころか

ものが壊れる音まで聞こえてくるので、同僚の一人がマスターキーを取りに行き

ドアを開けて中になだれ込みました。

K氏はベッドの上に立ち上がり、髪を振り乱して金属バットを振り回しています。

何か訳の分からないことを叫びながら・・・

時折バットが調度品やらコンポやらにあたって派手な音を立てます。

K氏の顔は引きつり、目は完全にイッちゃってました。

私たちは腰を抜かしたようになって立ち尽くしていました。

意を決したように同僚の一人が後ろからK氏を羽交い締めにし

私が手からバットをもぎ取ると、ようやくK氏は静かになりました。


それから少し後、K氏は帰国しました。

ゲッソリと痩せたその姿は元気に赴任してきたK氏と

同一人物とはとても思えないほどでした。

帰国後、病院に入ったと聞きましたが

5年以上経つ今も退院したという話は聞こえてきません。

会社はなぜか休職扱いになってます。

豪快で明るく振る舞っていたK氏ですが

見かけによらず繊細で神経質なところがあるんだと、

同僚の一人は私に話してくれました。

慣れない外国生活で、プレッシャーの中ハードワークをこなしていたので

心身に変調を来したのかもしれません。

K氏の夢に出てきたという地下室の大男のことは誰も話題にしませんでしたが

K氏が帰国した後もその部屋を使おうとした者はありませんでした。

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