GHOST TAIL

JuJu:怖い話と百物語

怖い話:321話〜360話

訪問者の方々からお寄せ頂いている現在も増殖中の「怖い話」。
あなたも参加してみませんか?(都市伝説や心霊以外の恐怖も歓迎です)

Line

体育館の謎
2005年8月30日/投稿者:sinn

これは僕が中3のときKさん(友達)が体験した話を本人から聞いたものです。

あまりゾッとするものではないかもしれませんが・・・

僕の通っていた中学校には体育館が2つありました。

1つは普段の体育で使うものでしたが

もう1つは町民もつかえる卓球専用の体育館で、

その体育館はいつ壊れてもおかしくないくらい古いものでした。

そして何故か外からは中の様子が確認できないようにか、

窓にもドアにも暗幕が垂れ下がっていました。

中2の夏休み

卓球部のKさんは友達のTさん、Yさん、Aさん、Eさんと一緒に

卓球専用の体育館に向かっていました。

もちろん部活をするためでした。


時間はPM1時。


いつものように部活が始まりました。

PM5時。


何事もなく部活が終わり、部員全員で片付けをはじめました。

片付けが終わり、1年生部員は着替えはじめましたが

Kさんたちは、先生の悪口やゲームの話などといった

他愛もない話に花を咲かせていました。

部員たちが帰り、「もうそろそろ帰ろう」ということになり着替えをはじめました。

着替えが終わりいつものように体育館のカギを持って体育館を出ようとしました。

Aさん

Tさん

Eさん

Yさんがでて、

Kさんも体育館を出ようとドアの前にある暗幕をくぐったその時・・・


グイッ


「!?」

何かがKさんの左腕を引っ張ったのです。

Kさんは誰が引っ張ったのか見ようと暗幕をめくりました。

でも、そこには誰もいません。

皆、体育館の外にでているので誰かいるはずがないのです。

Kさんは怖くなり急いで暗幕をくぐり体育館を出てカギを閉めました。

外で待っていた友達はKさんが青ざめているのを見て

「どうしたん?」とききました。

そしてKさんはさっきあったことを話しだしました。

「・・・・・そしたらね、いきなり『グイッ』って左手ひっぱられたんよ!」

と言いながら左手を皆の前にだすと・・

きゃぁぁぁぁあああっ!

Kさんの左手には紫色の痣があったのです。

それも人の手に掴まれたようなあとがクッキリと・・・

今はもうその体育館は取り壊され、テニスコートになってしまいました。

Kさんが体験したものはなんだったのか

左腕をひっぱったのは一体・・・・

その答えを知っている人は誰もいません。

ページ上へ

何も見えないのに
2005年8月28日/投稿者:修羅

私は最近、夜中の3時や4時に寝るのが普通になっているのですが、

いつもは何も起こらない自分の部屋で奇妙な体験をしたので

投稿させていただきます。

昨日のことなのですが、

私はいつものように自分の部屋で漫画を読み、

そろそろ寝ようとベッドに横たわり眠ろうと眼を閉じたときです。

すると、金縛りのように身体が動かなくなって声が出ないんです。

今まで金縛りなどにあった事がないので、頭はパニック状態でした。

声をあげようと必死になっているときにいきなり首が痛くなって、

まるで首を絞められるような感覚でした。

でも、傍には誰も居ないんです。

けれど、首は絞められてる。

頑張って声を出そうとして頑張って声をあげようとしたら

自分の声とは思えないほど低い声が出ました。

それと同時に身体が動くようになって電気をつけました。

すると、急に首の痛みがひきました。

一体、あれは何だったのでしょうか。

ページ上へ

赤い車
2005年8月14日/投稿者:yuuki

三年前の話です。その時僕は小学3年生くらいで、学校帰りの時の話です。

(余談ですが友達と十字路は近くて、100m位の距離です。)

学校から5分ほど歩いた十字路に差し掛かったとき、

右から赤い車が来るのが見えました。

とうりすがりに車の中を見ると、運転席に人がいませんでした。

後ろにわ子供が乗っていて、窓を叩きながら泣いていました。

そのまま真っ直ぐ行って後ろを振り向いたら、車が真後ろにいました。

(歩道が無い、狭い道路です。)

クラクションも鳴らさないで、僕の歩調に合わせて付いてきていたので、

怖くなって走って後ろを見て見ると、まだ歩調に合わせて付いてきてるんです。

近くにあった例の友人の家に駆け込んで外の様子を窺っていると、

車がブレーキを立てて止まるのが分かりました。

外を確認して見ると、そこに車は無かったのですが、

数m先にさっきの車がいました。

聞いたブレーキは他の車の音で、しばらく赤い車を見ていたら、

他の子供を追いかけていきました。

次の日、同じ道を通ると、(そこしか帰れない・・・)

お花が置いてありました。

もし、あの時逃げていなかったら僕が引かれていたかもしれません。

後から思い出したのですが・・

赤い車には、トランクも鍵穴もありませんでした。

周りの大人の人には、見えなかったようです。

つまらない話ですが読んでくれてありがとうございました。

ページ上へ

ベランダ
2005年8月6日/投稿者:鈴瑛 僑莉

私は休みの日、ものすごく朝寝坊します。

起こされなければ昼間の11時や12に起きるのもめずらしくありません。

先日、夏休みで例のごとく遅くに起きると、

時計は10時を指していました。

私は妹と同じ二階にある部屋で、二段ベッドの向かいにベランダがあります。

家の中でベランダはそこ一つしかないので、

母は毎日のように洗濯物を干しに私達の部屋に入ってきます。

私が二段ベッドの下の段に寝っ転がったままぼんやりとベランダの方を眺めている

と、ベランダの窓の脇に洗濯物のカゴが置いてあり、

ベランダを母が歩き回る「ギシ、ギシ」という音や、

洗濯物のハンガーを物干し竿にかける「カシャ、カシャ」

と言う金属音が聞こえてました。

ベランダの眼の前には私と妹の机が置いてあり、

ベランダ全体は見えないのですが、

ベランダを歩く音や、物干し竿をいじる音は確かに聞こえていたのです。

5分くらいたったでしょうか。

いつのまにかベランダからの音は聞こえなくなっていました。

ですが私は眠気でボーっとしていた為、まったく気がつきません。

誰かが二階への階段をのぼって来る音が聞こえてきました。

妹でしょうか。

「M(←私の本名)、いつまで寝てんのっ。早く起きなさいっ!」

母でした。

私は「えっ?」と思い、ベッドから跳ね起きて窓からベランダを覗きました。

誰もいません。

私はボーっとはしていましたが、

ベランダの出入り口は目の前にあるので、

流石に誰かが出てくれば気が付くはずです。

無論、私が眺めている間、ベランダの出入り口からは誰も出てきていません。

あの足音や物干し竿の音は何だったんでしょうか。

ページ上へ

探し物
2005年7月29日/投稿者:航

これはあるOLが体験したお話です。

A子はその日残業で帰りが22時過ぎになってしまいました。

A子『嫌だ・・・もうこんな時間?ついてなーい』など思いながら

急いで帰路につきました。

A子の自宅はマンションで、近くには国道がありました。

夜遅いという事もあり、自宅が近づき、A子は足早に歩いていると、

背後から女性に声をかけられました。


女『ちょっと・・・』


A子『はい?なんですか?』


その女はA子を見てニッコリ微笑み

ねぇー・・・と声をかけてきたそうです。


女『すみません。この辺りに私の大切な物を落としてしまったんです。
一緒に探していただけませんか? 』


A子『いいですよ。探しましょう。』


早速辺りを探しましたが、A子は女性が何を探しているのか聞き忘れたので


A子『何を探しているんですか?』


すると女はわけのわからない事を口にしだしました。


女『え?・・・私・・・分からないの・・・大切な物なんだけど・・・
でも、どうしても探し当てなきゃならないの・・・』

女は再び何かを探し始めて後ろを振り返った時、A子は凍りつきました。

そう、女が振り返った時、後頭部の一部分が欠けていて無かったのです。

A子は驚きのあまり声も出ず、動機が激しくなります。


A子『い・・・嫌・・・何なのよ・・!?』


女『無いわ・・・何で・・何でよぉぉ!嘘つき・・知ってるのよ・・・。
あなた・・・私の近くを通ったのに何で知らないのよぉぉお!!?』


何の事だかサッパリ分かりません。

この女性に一度も会った事は無いからです。

女の形相はみるみる恐ろしく変わり、A子はその場を全速力で逃げ出しました。

しかし、女はものすごい早さでA子の後を追いかけてきます。


A子『一体何なのよ!?やめてー!!』


A子が振り返った時、数メートル先でスーッと消えてしまいました。

自宅のマンションに駆け込み、気持ちを落ち着かせると

ふと、数日前の事故を思い出しました。

近くの国道でトラックに女性がはねられた事故でした。

事故現場は凄まじかったそうです。

私は数日前、その国道の近くを通っていました。

現場は野次馬が出来ていましたが、気にも留めず私はその場を後にしました。

更に思い出すと、私を睨む様にじっとこちらを見ていた女の姿を思い出しました。

それは、先程目撃した女でした。

けれど、おかしいのです。

事故現場には一般人が入れない様にロープが張ってあったはずです。

そして事故現場の横を車は走っていました。

その女は道路の真ん中に立って私を見ていたのです。

何故、私は違和感を感じなかったのでしょうか??

そう気付いた時、部屋が急に重く、寒くなりました。

そう思った瞬間、女の気配が部屋中に広がりました。


女『知ってたクセに・・・探せるわけじゃないじゃなぁぁあい!!?』


それ以来、A子は女を度々目撃する様になりました。

危害を加えてこないものの、

女を見た日は決まって必ず危険な目に合います。

その時は、女は嬉しそうにニタニタ笑っているのです。

私は神社でお守りを買って必ず持つようにしています。

持っているとあの女に会う回数が少なくなるからです。

今では、恐ろしいものを見た時は手を合わせてお祈りをしているそうです。

ページ上へ

惹かれた男の子に
2005年7月22日/投稿者:Papillon

これは私が小学校低学年のお話になります。

私の学校では、心霊話が多く多発する学校で

例として挙げれば、ドッペルゲンガーやある場所から手が出るとかが主です。

私が小学校三年生になった時、

同級生の男の子が家の近くの通路で自分の父親に轢かれ、亡くなりました。

私はその男の子の事は友達の男の子から聞いただけなので

よく分かりませんが

学校が終わって遊びに行く途中、その道路を通りました。

そしたら、誰かが私の背中を押して道路に出てしまいました。

私は持ち前の反射神経で車に轢かれずに済みましたが

私の後ろには誰も居ないはずでしたが、再度、後ろを見たところ、

その弾かれて亡くなった男の子が泣きそうな顔して立っていました。

勿論、もう亡くなっているので

青白い顔して私の顔を今でも泣きそうな顔しながら、じっと見ていました。

暫くその状態が続いた後、後この子が口を開いて、こう言いました。

「ごめんね・・・・・でも、一人は淋しいんだよ」

そう言って、泣きながら消えていきました。

後から聞いた話で、

その男の子は私の住んでいる団地の男の子と遊ぶために

自転車で来た所、車に轢かれたそうです。

私は中学に入学し、違う道を通ってますが、

たまにその道を通ってどこかに出かけます。

その度に、方に冷たい、手のようなものが置かれて、

その男の子の声が聞こえます。

「本当にごめんね・・・・」

もしかしたら、まだ其処に成仏できずに居るかもしれません。

ページ上へ

暗闇の中に・・
2005年7月22日/投稿者:天野霧

これは私か六歳ぐらいの時の話です。

私の家はアパートなのでそんなに広くないのですが、

廊下にあるトイレの前のスイッチに行くまで廊下の電気がつけられないんです。

当時六歳だった私は、やっと一人で夜トイレに行けるようになったばっかりで

家族で寝ているリビングの電気をつけてトイレに行っていました。

それでもトイレの前まで光は届かず、扉の前は真っ暗でした。

ある暑い夏のことです。

いつものようにリビングの電気をつけて、廊下へ続くドアを開けました。

すると、何かが・・居るんです。

はっきりとは見えないのですが、

白いもやもやした男の人(直感的に男の人だと思いました。)が

トイレの前の暗闇に立っているのです。

そしてしばらく見ていると、ゆっくりゆらゆらとこちらにこちらに近づいてきたのです。

幼かった私は、恐怖のあまり二・三歩近づいてくるのを、黙って見ていました。

そしてとっさに、「リビングに入れたら駄目だ。」

と、思い。急いでドアを閉めました。

その後母を起こし、再びドアを開けたのですが何も居ませんでした。

それからトイレには出ないものの、その人と思われる人が

夜な夜な足元で私たち家族を見ていたのを覚えています。

でも、金縛りも遭わなかったですし

不思議とあまり怖くなかった(少しは怖かったですよ↓)のを覚えています。

他にも最近色々あったので

(家に多いんです、私も少し霊感があるみたいでして・・)

もし良かったらまた投稿させていただきます。

ページ上へ

ポスト
2005年7月8日/投稿者:天城惟歩

これは、友人から聞いた話です。

あるタクシードライバーが、女性客に電話で依頼を請け、

女性客の家まで迎えに行きました。家から出てきた女性は、

髪が長く、顔があまりよく見えないのですが、細身の綺麗な女性でした。

気弱そうな外見の割に、女性はよく喋る人でした。

目的地に着くまで、タクシードライバーと女性客はいろんな会話をしました。

女性は、幼い頃に両親を亡くし、毎日泣いて暮らしていたそうですが、

心優しい近所の人々に見守られ、育てられ、立ち直ったと言うのです。

ドライバーは、少し寂しい気持ちで女性を目的地で降ろしました。

次の日、

ドライバーに女性客からの電話での依頼が入り女性宅までむかいました。

そこは、昨日の女性客の家の隣でした。

ドライバーは、昨日の女性の事が気になり、客が家から出てくる前に

昨日の女性客の家のポストから中を覗きました。

すると、なんと辺りが真っ赤なのです。

おかしいな、と思いつつも、ドライバーはポストから目を離しました。

そして、隣から出てきた客に部屋が真っ赤だったと話をすると、



「あぁ、あの子はね、

両親を亡くしてから毎日のように泣いていて、目が真っ赤になってしまったの。」と、

少し俯きながら客は言いました。

ドライバーは背筋が凍りつきました。

ポストを覗いたとき、あの髪の長い女性客と目が合っていたなんて・・・

ページ上へ

身代わりカラス
2005年6月1日/投稿者:?

これは小学5年生の時のお話です。

そのとき僕たちの学校では、

嫌いな先生の名前を書いた紙を虫眼鏡で火をつけるのが流行っていました。

今日もみんなでやろうと思い、ある公園に行きいました。

そこは、コンクリートで日差しがあたりやすい場所。

そこは紙を燃やすのに最適な場所でした。

いつもと同じように、紙に担任の先生の名前を書きました。

虫眼鏡で名前をめがけて燃やしました。

今日もすっかり燃えてしまいました。

もう夕暮れ時になり、コンクリートは少し黒くなっていました。

もうみんな家に帰りました。

別にいつもと変わらない日でした。

次の日、学校で担任の先生が風邪をひいていたのです。

重い病気ではないようですが、少しつらそうでした。

下校時、また昨日の公園に遊びに行きました。

なんか、とてもヤバイ気がしたので今日は燃やしません。

ちょうど、昨日紙を燃やした場所に通りかかりました。

すると・・・・・・。

なんとそこに赤い血を流したカラスが死んでいたのです。

よく見ると、黒く染まったコンクリートの場所でした。

先生の名前を書いて燃やした。すると、先生が風邪をひいた。

関係はあるのでしょうか?

偶然だとしてもとても気味の悪い出来事でした。

その日から、人を憎んだりしたことはありません。

ページ上へ

花子さん?
2005年5月15日/投稿者:狗神

小学校4年生ごろのことです。

当時、トイレの花子さんが流行っていて、

普通に汲み取り式ではなく水洗だったのですが

みんな冗談半分で

「一番奥のトイレで三回回って花子さ〜んと呼ぶ」というのを信じて

放課後試していました。

ある日、トイレ掃除を友達と2人でやっていました。

それは放課後などではなく、昼休みが終わり次に5時間目という時間帯でした。

友達としゃべりながら掃除をしていると案の定、

「花子さんの試してみるかぁ」と誘われ

あまりやりたくはなかったのですが渋々やることになりました。

1番奥のトイレに入り、鍵を閉め、2人で

「い〜ち、に〜い、さ〜ん、花子さ〜んと呼ぶ・・・、

いつもなら「はぁ、何も起こらないなぁ」

で終わるはずだったのに

そのときは違いました。

三回回っている途中、

廊下でうるさいクラスメイトの声がプツリと消えたのを覚えています。

いきなり静かになったトイレで花子さんと呼ぶ・・・すると、


「エーーイ・・・」


とドスの利いたおじさんのような声が壁の中から聞こえてきました。

クラスメイトが出せるような声ではないのはすぐにわかりました。

怖くなり一目散に友達と教室に駆け込みました。

そのとき2人でみんなに真剣に話したのですが

本当に信じてくれるクラスメイトはいませんでした。

そのあと、クラスの女子がトイレにいるとき

男子トイレ側の壁から声みたいな音がした、と言っていました。

(男子と女子のトイレは隣りあわせなんです)

さすがに壁を壊してまで調べられないので

何なのかはわかりませんが、

男子トイレと女子トイレの間の壁に何かがいると思うと鳥肌が立ちます・・・。

長文失礼しました。

ページ上へ

逃がさない
2005年5月8日/投稿者:ゆりあ

私達のクラスにはイジメというものがありました。

ターゲットはちょっと前まで仲がよかったI子ちゃん

Uの彼氏を奪ったのでみんな当然のようにその子を毎日虐めていました。

最初はシカトだけだったんだけど

そのうち呼び出したりして何人かで殴ったこともありました。

そのうち彼氏のほうにもそのことが伝わり

ずいぶん酷いふられかたをしたようでした。

私達はここぞとばかりにその子を虐げました、

I子の携帯のメモリから目の前で全員のアドレスを消して

「あんたさぁ〜誰ともつながらないし生きてても意味ないんじゃない?」

そう言うとものすごい勢いで教室を飛び出して

それから何日か学校へこなくなりました。


みんながそのことを忘れかけたころ

担任がHRで「今日は悲しいお知らせがあります。

○○(I子)さんが昨日の夜、事故で亡くなりました。

今日お通夜があるので全員出席してください」


ざわつく教室


あとでI子は電波塔から飛び降りて

死体は原型をとどめていなかったと聞きました。

そのあとUの携帯に知らない男の子からメールが来るようになりました。

Uはその人が好きになり会う約束をしました。



当日、待ち合わせ場所は電波塔の前。そうI子が死んだ・・・



しかし、そんなことはしらないU。

着くとメールが入りました。

「上をみて!!」

反射的に上を見ると笑顔でI子が手を振っています。

「え?」

次の瞬間I子は電波塔から飛び降りて

Uの目の前にグチャリと横たえました。

「きっっきゃぁぁぁぁぁぁぁ」

絶叫してその場を逃げ出すと

後ろからグチャグチャになったI子が追いかけてきます。

そのときメールが入りました

「ね?つながったでしょ?逃がさないから。逃がさない、逃がさない......」

昼間だというのに近くの家からは誰も出てきません。

すると「こっちよ」と手招きをして一人の主婦が家へ入れてくれました。

リビングで震えていると、

「その制服、○○高校のよね?あなた何年何組?」

「○年○組のUです」

「そう、あなたが・・・・・・・・。ゆっくりしていきなさい」

次の瞬間、主婦は出刃包丁で切りかかってきました

「え!?」

「あんたがうちの子を殺したのね、許さないから!」

そう、そこはI子の家だったのです。

命からがらなんとか逃げ出すと、すぐに警察へ行きました。

そして家の中を捜査してもらうと

I子のお母さんが喉を包丁でついて死んでいたそうです。

卒業式の日、みんなが涙しながら別れの言葉をつむいでいると

Uの携帯にメールが入りました。

ふらふらとUは道路へと歩いていきます。

「危ない!!」

そう言った時にはすでにUはトラックにひかれていました。

即死でした。

ちらりとUの携帯を見た子は

「逃がさないっていったでしょ?」

とゆうメッセージだったと言っていました。

I子はUをこの世からも卒業させたかったようです。

ページ上へ

トモダチニナッテ
2005年3月12日/投稿者:麻樹

これは、私の兄の体験談です。

私の兄は、4年前に19歳の若さで亡くなりましたが

兄は、何故か4〜5回程、人の死ぬ場面に出くわしています。

今日は、その1つをお話ししたいと思います。

〜〜〜200×年11月6日〜〜〜

兄、克之(仮名/当時14歳)は

魁斗、勇矢(2名とも仮名)と一緒にゲームセンターへ遊びに行っていました。

「なぁ、もうそろそろ茶店でもよって身体暖めてこーぜ!」

魁斗が、兄と勇矢を誘って

近くにあったいかにも流行ってなさそうな

スカスカに席の空いた喫茶店に入りました。

今思えば、こんな寄り道をしなけえば

兄はこれから生き地獄を見ることはなかったのだと私は思います。

「でさー、あそこを攻略するには、まずセーブしてから・・・」

「マジ?俺どうやんのかわかんねーから別のRPGやってたんだけど」

「うっわもったいねー!あれの特典映像、ムービーマジ綺麗だし

映画みたいであれは見なきゃ損だぞ!」

兄達は今やっているゲームの話に夢中で

喫茶店の上が妙に騒がしい事に気づいていませんでした。

喫茶店は、3階建ての建物の1階にあるもので

兄達は商店街に面した窓際に座っていました。


ひゅっ・・・・どさっ!


上から何か黒い物が降ってきて

自分たちの座っている商店街の道に落ちてきたんです。

【それ】は、かつては人間の形をしていた【物】でした。

ガラスごしだったので、商店街の通行人の聞いた

「パァン!!」と何かが砕けて破裂するような、

なまめかしい音を聞かずにすんだものの

兄達の座っていた窓際の席の窓ガラスは

鉄分を多く含んだ生ぬるくドス黒く赤い液体で覆われ

ほとんど窓の役目を果たしていませんでした。

液体が、つつつーーと地面にしたたるたびに

赤く、どす黒く染まっていた窓ガラスが透明に近づいていき

赤い窓ガラスの向こうに見えたのは、辺り一面の赤、赤、赤。

あたりに飛び散っているどす黒い物体は、おそらく人の形をなしていた肉片。

そのなかで、一番大きかったのが、黒い髪の毛の巻き付いた

かつては人の頭部だったと思われる【物体】でした。

【それ】はカッと目を見開き、鬼のような形相をした長い髪の『女』でした。

「うっ・・・げほっげほっ」

「ひ・・・・あ・・・あ・・・あぁ・・・」

魁斗はあまりにおぞましい物を見てしまったために

いままで口にしていた紅茶や

間食していたハニートーストをすべて戻してしまい

勇矢はぼろぼろと涙を流しながら、その場にへたり込み

後ろに下がろうと必死に足をばたつかせていた。

兄は、勇矢と同じくその場にへたり込み、

震えながらその【物】と見つめ合っていた。

〜続く〜

書ききれなかったので、 また次の投票にまとめたいと思います。

ページ上へ

顔をちょうだい
2005年2月27日/投稿者:加奈

私が一番怖かった恐怖体験です。

私は、お風呂からでて髪の毛を乾かしていました。

すると、窓を開けていないのに風があるのです。

ふっと風がする方の右を見ると女の人が立っていました。

長い髪を前にたらして、普通の人の顔よりちょっとでっかくてびっくりしました。

黒いスカートを着ています。

その女の人がものすごい勢いで私の方にやってきました。

顔も見えないぐらい前髪が長くて貞子みたいでした。

すると女の人が私に話しかけたのです。

「あなたの顔ちょうだい」と、言ってきました。

私は、そこから一歩も動けませんでした。

2分ぐらいして女の人はやっといなくなりました。

その事を友達に話すと、そこは昔夫にブサイクと言われて殺された妻が居たそうです。

その後、住んでる家をお払いしてもらいました。

それからと言うものその女の人は二度と出てきませんでした。

ページ上へ

ホラー映画の公式頁
2005年2月26日/投稿者:香織

はじめまして、こんにちわ。

この話は私がつい先程体験したばかりの話です・・・

私は怖い映画やドラマ・読み物なのが大好きで

インターネットでよく検索してみたりするのですが

今回は映画のHPを検索していたんです。

最近話題のホラー映画の公式HPを見つけ、そして中に入ったとき・・

私の居る部屋の電気が突然1つ消えてしまったんです。

怖くなりながらもその映画に対しての好奇心は消えず私は見続けました。

一通り見終わりそのHPから出てきたとき

それと同時にあの消えた電気はまた光り始めました。

その後、私はその話を早く誰かに話してすっきりしたかったので

友達にメールをしたんです。

そして、私の送った体験のメールをきっかけに

私達は怖い話で盛り上がりはじめました。

メールも終わり、落ち着きを取り戻した私は

またパソコンの画面を見ようとしました。

すると・・・

今度は別に怖いページを開いているわけでもないのにまた電気が消えてしまい

今度は部屋の隅から足踏みをするような音までしてきたんです。

私が怖くて固まっていると兄が部屋に尋ねて来ました・・・

その瞬間に、電気もまた元に戻り、そして足踏みの音も消えました。

たずねて来た兄に感謝します。

いったい、あの時いきなり電気が消えたり

足踏みが聞こえてきたのはなんだったのでしょうか・・・

皆さんも、ホラー系のページに入るときは気を付けて下さい。

ページ上へ

重なった死
2005年2月8日/投稿者:紫凰-Shiou-

これは、1996年位から起こった不可解な出来事です。

ちょうど、この時、私はまだ当時10歳でした。

この頃は『霊』と云う存在に気付きませんでした。

けれど、伯父は良く私に『霊魂』の話を良くしてくれていたのを覚えています。

伯父は『人は死ぬ時、必ず、この世で一番愛しい人の目の前に現れるんだよ・・』と

良く言っていました。

当時の私には、云っている意味が分からず、ただ頷いていたのです。

けれど、この言葉の意味を知る出来事がありました。

その伯父が6月14日の明け方に亡くなったのです・・。

その時、私は寝ていました。

けれど、急に苦しくなり、目が覚めました。

金縛りでした・・。

しかも息が出来ないのです。

(苦しい!誰か助けて・・)

そう思った時でした。

私の枕元に、伯父が立っていたのです。

(伯父さん!助けて・・!私死んじゃう!)

けれど、伯父は私を見つめているだけ・・

(伯父…さん!)

その時でした。

伯父が私に、こう告げたのです。

『大丈夫・・、落ち着いてごらん。

息を大きく吸えば金縛りが解けるよ・・』

はっとして、枕元を見ると伯父の姿はなかったのです。

(今のは・・なんだったんだろう・・)

すると、一本の電話が鳴りました。

内容は・・

伯父が息をひきとったという、そんな電話でした・・。

時が過ぎ、2003年・・

私は高校生2年生となり、この生活を楽しんでいました。

伯父が亡くなって7年・・。

そんなある日の事・・。

私の祖母が急に肺炎にかかり、生死の境を彷徨っていました。

私は祖母が助かる事を祈りました。

けれど、回復の兆しが一向になかったのです。

家族の者も、親族の者も、諦めていたその時・・

祖母は熱も下がり、肺に溜まった水も抜け、目を覚ましたのです。

でもどうゆう訳か、私が肺炎を拗らせたのです。

学校も行けず、祖母のお見舞いにも行けなくて、自分がいやになっていました。

けれど、私の肺炎が酷くなるにつれ、

祖母は見る見るうちに元気になっていったのです。

初めは、単なる偶然だと思ってました。

けれど・・6月14日・・。

また、金縛りに・・。

けれど違う事は、枕元にいたのは祖母でした。

そして、私の肺炎が治ると同時に、祖母は・・亡くなりました。

祖母の葬式の際、叔母達が妙な事を言っていました。

「そういえば、伯父さんも亡くなったの、6月14日よね・・。」

「それに亡くなった死因も同じだったわね・・・。けど、単なる偶然よ」

伯父と祖母・・命日が一緒。

偶然と思っていました。

けれど・・生まれた年は違うにしろ、月日が誕生、逝去ともに同じなのです。

そして・・亡くなった時間・・・

それも午前、午後は違うものの、時刻は一致していたのです。

これが何を意味するのか・・

私には、ただの偶然とは思えません。

けれど・・

この重なった死を忘れてはいけないと思いました。

そして、この日を境に私は右目の光を失い

その代わり・・・

見てはいけない、『霊』的な世界を見ることが出来るようになりました・・。

こんなつまらない体験談で申し訳ございません。

ページ上へ

20年前の真実
2005年1月4日/投稿者:nagao

お盆になると地方の出身の人は里帰りをしますよね。

お祭りがあったりそれからみんなが集まるからクラス会をしたり

イロイロ楽しい事があります。

これは、ある中学校のクラス会のお話です。

元、K中学校の人たちは居酒屋でクラス会を楽しんでいました。

『こんばんわー』

『加奈子久しぶりー』

『えぇっо加奈子ってカナブン?』

『ちょっとぉ、その呼び方止めてよねー』

『ぁはは』

『あっ、そうそうあたしアルバム持ってきたんだー』

『見たい見たい』

K中学校のクラス会 ・・・

このクラスというのは非常にまとまっていました。

どういう風にかというと他のクラスに比べて 成績がいい

団結力がある、もめ事がない、そんな最高にいいクラス。

最高のクラス会。

その中に彼女はひっそりといました。


誰も話しかけない。


誰とも話さない。

黙って座っている。

『みなさーん、そろそろここを出なくてはいけませーん』

『と、いうわけで二次会になだれこみまーす。参加する人は俺について来てね』

『おー』

『賛成ー』

『二次会どこに行く?』

『遅くまでやってるところ知ってるよ』

『これでもう全員店から出た?』

『じゃぁ二次会行こーぜ』

しかし彼女はまだ居酒屋の中にいました。

それから何年かしてまたクラス会が行われました。

『みんな、ビール回ったか??』

『じゃぁ山口の懐妊と吉田の結婚と我々の再会を祝して…』

『カンパーイ!!!』

『予定日はいつ??』

『ぇ〜っとぉ、4月10日』

『吉田がおムコにぃ』

『って、お前そっち系だったのかょ。』

『やだー』

そしてやはり彼女はいました。

誰も話しかけない。

誰とも話さない 『二次会どこ行く?』

『前行った店とかはどう?』

『あのさぁ、そういえばアイツ今回も来てたな』

『アイツって?』

『Kだよ』

『なんで来るんだろう』

『こんなあつまり楽しいわけないのにな』

『そりゃあ嫌がらせしかないだろ』

『俺らがあいつにした事考えりゃとうぜんだろ?』






そう。






彼女は10年前クラスメートにいじめられていたのです。

このクラスの人たちは 成績がいい、団結力がある、もめ事がない

そんな最高にいいクラス

ただ一人を除いて・・・・

『でもさー俺たちはあいつをいじめる事で団結してたんだぜ?』

『そんな 分かってるよ』

『でも、そんな話もう昔のことだぜ
俺らも子供だったしあいつも忘れてるんじゃねーの?』

それからまた数年が経ちまたクラス会が行われました。

『いやぁー、悪い悪いちょっと用事があって遅れちゃったよ』

『ん?』

『なんだよ、もしかして待っててくれた?』

『何かあったのか?』

『昨日の夜、お前の家に電話しただろ?』

『あぁ、今日の時間変更のことだろ?』

『通知では6時半になってたけど本当は6時って事だろ?遅れて悪かったよ』

『いやお前のことじゃないんだよ』

『俺 そのことをみんなに電話したんだけど1人だけ忘れてたんだ』

『Kだよ』

『前回来てるんだし連絡しないわけにはいかないだろ?』

『それであいつの家に電話したんだ』

『そしたらばあさんが出てきてさ多分アイツの母親だと思うんだけど』




〔もしもし Kですけど…〕

〔はい中学のクラス会の事でKさんに連絡があるんですけど〕

〔は?どちら様かよく存じませんけど・・うちのKは20年前に亡くなっています〕




『嘘だろ?ばあさんお前の事からかったんだよ』

『いや、どうも本当のことらしいんだ』

『いつもいつも、来てたじゃねえかアイツ』

『20年前に自殺してるんだ遺書に友達が欲しいって書いてあったらしい』

『じゃぁあいつはいったい』

『あいつは時間が変わったって事知らないんだよな?』

『あっ!6時半』

『ガララララッ!

『ひた ひた ひた ひた ひた ひた ひた ひた』







『ひた』







部屋の前で足音は止まった



『カタン』



『わああああああ、許してください、ごめんなさい』

『勘弁してください、お参りに行きます!』

『俺が悪かった 許してくれ!!』

『ごめんなさい!!』

『絶対お墓参りに行きます!』

『私を許してください!』

『あやまりますー!!』

『カタン』

『ひた ひた ひた ひた ひた ひた』

『帰っていった』

それ以来二度とクラス会は行われなくなったそうです。

おかしな話もあるもんですね。

ページ上へ

タクシー
2005年1月30日/投稿者:リョウ

これは…私と…その場にいた友人との体験です・・

友人と、学校からの帰宅途中・・・

車とすれ違いました。

そんなことはよくある事で・・・

別に不思議でも何でも在りません。

友人Kの一言が無ければ・・・

K「いま・・・夏だっけ・・・」

私「え?いや、真逆ですけど・・・」

K「だよね・・・さっきの車・・・見た?」

私「見た見た。赤いやつでしょ?」

K「うん…その後ろの席・・・」

私「あ?あぁ変だよね、前の二人はえらい笑ってたけど後ろの人暗かったもんね。」

Kは、少しほっとしたように言いました・・・

K「なんだ、リョウにも見えてたんだ・・・防寒具着た女の子・・・」

私「はぁ?女の子?女の人じゃん。しかも防寒具って・・・」

K「え?女の子だったじゃん。小学生ぐらいの・・・」

私「違うよ・・・え?・・・後ろの・・・席だよね?」

K「う?・・・うん・・・後ろの・・・右側・・・」

私「右?左じゃなかった?」

見間違えだと自分にいい聞かせつつも私達は急いで帰りました。

次の日の放課後・・・

また、あの赤い車とすれ違いました・・・

『また・・・』

口をそろえて言いました。

K「女の人?」

私「うん・・・女の子?」

K「う・・・うん・・・」

同じ車に乗っている・・・

別々の何かを・・・

私達はそれぞれ見ていたということなのでしょうか・・・

車に乗る時は・・・

一つでも席を空けてはいけません・・・

ぬいぐるみかなにかを置く事をおすすめします・・・

ページ上へ

どこかで聞いた話
2004年11月26日/投稿者:@αメール

僕は、小さいころよく学校の帰りに、友達と怖い話をし合っていました。

あるとき友達が、手抜きをしてこういいました。

「この話は、怖いぞ。じゃあ、言うね。あるところに、女の霊がいました。

その女は、首つり自殺をして死んだのです。

理由は、夫に『お前最近不細工になってきたなと言われたからです。

「ほ〜ら怖いだろう。」

そうやってそのときは、笑っていたのですが・・・・・

翌日の日曜日の朝

テレビを見ると僕は、恐ろしくて夜が眠れないほどの恐怖に襲われました。

「昨夜このような事件がありました。

○○○県××市に、△△△▽▽▽さんの遺体を発見しました。

そしてその人は首吊り自殺をしていました。

さらにその理由が、夫だったということがわかりました。

夫はこう答えてっています。

『俺が、お前最近不細工になってきたなと言った。それだけだ』と夫は言います。」

あれ?これってどこかで聞いたことがあるような?

それっきり、僕とその友達は、怖い話をしていません。

なぜなら、そのようなことがまたあるといやだからです。

ページ上へ

ドアの向こうの声
2004年11月3日/投稿者:Shadow

これは私に実際起こった話。

ある夜自分の部屋でテレビを見ていたら誰かが階段を上る足音が聞こえた。

『お母さんかな』と思ってそのままテレビを見てた。

足音は私の部屋のドアの前まで来て止まった。

すると母の声が聞こえた。

「おやつ持ってきたけど食べる?」

その時私はあまりお腹空いてなかったしおやつ食べる気分でも無かった。

「いらない」

「・・・・・そう」 と、母は階段を下りていった。

しばらくしてからまた誰かの足音が聞こえた。

足音は私の部屋のドアの前で止まった。

するとまた母の声が聞こえた。

「おやつ持ってきたけど食べる?」

「いらない」

「・・・・・そう」

何かがおかしい

いつもの母ならノックもせずにずかずかと部屋に入ってくるのに

今日はドアの向こう側から入ってこようとしない

その時はあんまり気にせずそのまま寝た

次の朝、 「お母さん、昨日のおやつもって来てくれたよね。」

「え?」

「昨日の夜・・・おやつもって来てくれたけど私食べなかったじゃん。ごめんね」

「・・・ちょっと待って。何のこと?」

母と私の会話はまったく一致しない

もしあの時聞こえた声の持ち主が母じゃなかったら、

あれは誰だったんだろう・・・

もしドアを開けてたら・・・と思うと鳥肌が今でも立ちます。

ページ上へ

雨の日に
2004年10月31日/投稿者:KAORI

それは一年前、6月の出来事でした。

これは雨の日、母にお使いを頼まれた帰りに体験した本当の話です。

わたしが買い物をおえ、家の近くの十字路に差し掛かったとき、

視界の隅に何か映ったような気がして振り返ってみました。

するとそこには、白いブラウスの上から

デニム生地のジャンパースカートを着た女の子がたっていました。

雨の日なのに傘はさしておらず、私の家がすぐそこなのもあって

こう声をかけました。

「傘、持ってないの?わたしんちすぐそこだから貸してあげよ うか?」と。

すると女の子は何も答えなかったので

具わいでも悪いのかと

また声をかけようとしたときあることに気がつきました。

女の子は、ずっと私の後ろを見つめ ているのです。

何かあるのかな。

と振り向いてみましたけどそこには何もありません。

で・また女の子のほうを向くと女の子はいつの間にかいなくなっていたのです。

まる で消えてしまったように・・・・・

そしてわたしが再び家路に着こうと歩き出してまもなく

耳元、いや、 耳の中でこう聞こえたんです。

「ありがとう」と。

わたしはしばらくぼうぜんとしてそこに立ち尽くしていました。

今でもはっきりその女の子の顔を覚えています。

目鼻立ちがはっきりしていて、髪の毛の色は薄く

赤みがかかっている感じで、二つに結ってありました。

いまでもたまに耳元で聞こえる気がするんです。

「ありがとう」って・・・・

ページ上へ

金縛り
2004年10月26日/投稿者:カゼウサギ

これは、つい最近の話です。

今まで私は、金縛りをはじめとする恐怖体験に会ったことはありませんでした。

しかしこの間、ついに金縛りにあってしまったのです。

私が自分のベッドで寝ていると、

ふと、何かが近づいてくる気配がしました。

私は直感で「これは良くないものだ」と思い、ギュッと目を閉じました。

すると、その「良くないもの」は、なんと私の体の上を移動し始めたのです。

それは、ちょうど人が歩くくらいの早さでした。

しかし、足で踏みつけられているという感覚はなく

まるで巨大なナメクジが体の上を移動しているような感じでした。

私が怖くて体を固くしていると

下から(私の部屋は2階なんです)父が私を起こす声が聞こえてきました。

「はーい!」

そう返事をしようとしましたが、声を出すことが出来ませんでした。

声どころか、体を動かすことも出来ません。

私は「これはやばい!」と思い、何とか目だけは瞑っていました。

すると、私の上にいた良くないものは

父の言葉に対し必死に返事を返そうとしている私に対し、口を塞いできました。

しかも、口しか塞がれていないはずなのに、息がしにくく

窒息しそうになりました。

「このままじゃ死ぬ!!」

私はそう思い、必死に叫ぼうとしました。

すると、私の力のほうが勝ったのでしょうか、

口から声を出すことが出来ました。

その時にはもう良くないものはいなくなっていて、体もすっきりしていました。

しかし、窒息しかけた感覚と、

あの体に乗っていた時の感じはまだ残っていました。

これは、もしかしたら夢なのかもしれません。

しかし、それにしてはやけにリアルでした。

「きっとあれは夢だったんだ・・・」私は、そう願っています。

余談なのですが、なぜか目を瞑っていた私には

その良くないものの姿が「女の人」だと思えました。

いったい、あの体験はなんだったのでしょう・・・

ページ上へ

もういいかい?
2004年10月25日/投稿者:さかな

初めまして、コレは私が体験して、怖かった思い出です・・。

私が幼稚園ぐらいのときです。

夜中に目が覚めました。

そしてなんとなくジャンバーなどがかかっている棒みたいなものをみたんです。

そこに女の子が座っていて私に向かってこういいました。

「もーういーいかい?」そして私はなぜかこういいました。

「まーだだーよ」すると女の子はスーっと消えていきました。

そのとたん私は睡魔が襲ってきて、眠ってしまいました。

起きたらもう朝になっていて、母や姉も起きていました。

あの女の子は誰だったのでしょう?・・・・・

もしも私があのときに

「もーういーいよ」と、言っていたら

あの子は私を見つけたときにどうしたのでしょう・・・・?

結局何もわからないまま今日に至っています。

あの女の子は多分いまもそこの部屋に居ます。

今度は私の家に居る霊たちのことを話します。

それでわまた今度

ページ上へ

私の靴
2004年10月4日/投稿者:ASUKA

母の学生時代の話なのですが、修学旅行まであと何日!

という楽しい毎日の中で 一人の女性徒が亡くなったそうなんです。

その方は、彼氏とも仲が良くて明るい子だったそうです。

そして修学旅行当日。

母はあまり仲の良くない友達

Aさんと一緒の部屋であまり良い気持ちはしなかった。

と、そういっていました。

それは、その子は手癖や性格が悪く、

人のものを盗んだりする癖があるらしいのです。

その夜。

皆で先生に見つからないようにお話をしたりしていると

だんだん何をしても飽きてきて、

「こっくりさん」をしようということになったのです。

「こっくりさん、こっくりさん…」

すると一人の友達に異変がありました。

そして、怒鳴り口調で

「A!!!!お前、何盗んでんだよ!!!!靴返せーーー!!!!」 と叫び始めたのです。

そう、それはなくなった女の子の霊でした。

取り付かれた女の子は、Aさんに襲いかかり

母と他の友達は怖くて身動きが取れなかったそうです。

するとその声を聞きつけた先生達がやってきてその光景に愕然としながら

Aさんから、その女の子を必死に離そうとしましたが

なみの力ではなかったそうです…

そしてその後、女の子はパタと動かなくなり 病院に運ばれ

次の日目を覚まし、 あの夜に会ったことはまったく覚えてなかったようです。

亡くなった女の子は

Aさんに、生前彼氏からプレゼントされた大事な靴を捕られ

恨んでいたのでしょう…

後日、Aさんは靴をお墓に持っていったそうです。。。

ページ上へ

確かに居たのに
2004年9月27日/投稿者:社 紅夜

あれは、まだ明るさが残る帰り道でのことでした。

私達はいつも通りに部活を終え、家へと向かっていました。

「ねえ、昨日の○○○○見た?」

「見た見た、面白かったよね!」 私を含め

一緒に帰っていた友達の二人と

テレビの話で盛り上がりながら帰っていました。

いつもどうりでした。

そこまでは。

「でさ、〇〇〇〇〇ってさ」

「カッコイイよね」

いまだにテレビ盛り上がっている私達に

まさか、あんな事が起こるとは思いもしなかったんです。

「…………あれ?」

自転車で走行中の私達の100m先の方で人が棒立ちをしていたのです。

どうしたのかな、と思いながら自転車を扱ぎました。

しかし、友達はその人に気付いていないのか

そのまま真っ直ぐに扱いで行ったのです。

「危ない!!!!!」

私はとっさに、その友達の自転車のハンドルを私の方へと引き寄せました。

「…っと、危ないじゃん!!どうしたのさ!?」

「人が居たじゃん!」

私はその人の方に指を差し、言いました。

「見えなかったの?」

「人なんて居ないじゃん」

その人は、まだ其処に居ます。

しかし、友達は二人とも「居ない」と言うのです。

次の日、その人が立っていた所の前の家に、霊柩車がとまっていました。

その家の人が、首吊り自殺をしたというのです。

あの時の人は、もしかしたら

ページ上へ

蒼い沖縄の海で
2004年9月26日/投稿者:KAZU

学校の同期の子達6人で、お昼を食べに、とお店に入った時でした。

席に付き、注文を済ませたその瞬間。

ドゴンッ!!!

激しい、何かが叩き付けられるような音が耳に飛び込んできたのです。

それも私と、仲の良い男の子2人にだけ。

その音と同時に2人とも、激しい悪寒と震えが止まらなく周りの子達も

そしてとうの本人達すら何の事だか分からず

私はただ耳を塞ぎガタガタと震えているだけでした。

それが、恐怖の始まりだとは知るはずもなく。

それから数日、1週間と、私は謎の体調不良に見舞われ

時折空を見つめ涙を流したり、ブツブツ語りかけたりするようになりました。

内臓がえぐられるような吐き気と、全身の痺れ。

そして、同じ感覚を得た男の子が重い口を開いたのです。

「実は、俺。沖縄に彼女がいたんだ。そのこ海女さんやっててさ…
新聞の記事で見たんだけど…アイツ…
海に潜ってる最中に、雷に打たれて死んだんだって…」

その子が亡くなった瞬間が、

ちょうど私達が激しい音と悪寒を覚えた時だったのです。

私は、狂ったように泣きました。

泣いて泣いて。

泣いて…

彼が言うには、彼女と話しが出来ると言うのです。

彼の側にいつもくっついていて自分を見守ってくれてる。

私は試しに、一人目を閉じ、彼女の名前を静かに呼んだのです。

すると、頭上が明るく熱を持ち、声が降って来たのです。

信じられなくて、そんな事が本当に起きたのがとても怖くて。

でも、彼女はか細い声で一生懸命何かを伝えようとしてる。

でも、小さすぎて判らない…

結局、何を喋ってるのかは判らなかったのですが

あとで彼に聞くといつもそばに居るコイツが動き止めてたのはそのせいか〜

と言っていたのを覚えて居ます。

それ以来。

彼女と話をする事は出来ませんでした。

彼が、沖縄に行き、彼女のお墓参りをした途端私の体調は嘘のように治り

今でも信じられません。

彼と一番仲の良かった私に、嫉妬を…

そして、彼を頼んだと…

伝えたかったのかもしれません。

彼は、いまだに彼女のお墓に行くと、お話が出来るそうです。。。

また、話せる日が来るといいな…

おやすみなさい…

いい夢を

ページ上へ

キャンプで
2004年9月20日/投稿者:生華

これは、中学2年生になった私が今年のサマーキャンプで

私自身が体験した事です。

一部はキャンプの同コースだった友人達から聞いた私の言動です。

私にはその時の記憶がありませんから。

私は、今年の夏、御岳山のキャンプに応募して見事当選したん です。

当選した葉書を見てからとても、このキャンプを楽しみにして いました。

キャンプ当日。

私はそのキャンプ場に行くまでのバスの中で

バスガイドさんから、

「御岳山とじゃ、日本三大霊山の1つとされていて
霊が沢山 いる所だそうです。みなさん気を付けて下さいね。」

私はすごく焦りました。

『来なければ良かったっ!!』心の底 からそう思いました。

しかし、そんな事をいくら思っていても、途中で帰れるはずが ありません。

『そんな、霊なんて出ないよ!大丈夫!!』

と前向きな気持ち に切り替えてキャンプをする事にしました。

あれは、3日目の肝試しが終わった後でした。

みんなで綺麗な 星空を見ている時です。

私はキャンプで霊感が強かった男子K君と仲良くなったんです。

そのK君が私に対して

「K(私)、俺の後ろに隠れてくっついていろ!
結構集まってきた。上にも後ろにも、前にもいるから。」

と言ったのです。ですが、私には全く霊なんて見えません。

し かし、寒くもないのに 体の震えが止まりませんでした。

それどころか、震えは激しく なる一方です。

その時でした。

いきなりK君が「やばいっ!!」と言って、私を引き寄せましたんです。

私には何が起こったのか全然分かりませんでした。

K君「お前 の方が本当は強いんだからなっ!!」 に言われたんですけども。

『何が?霊感なんて私にはないし・ ・・・・』

と、そんなこんながあるうちに

「はい、みんなテントに戻ってぇ!寝る準備をしてぇ!!」

と キャンプカウンセラーの人が言いました。

そして、私達はテントの方へ歩いていったんです。

ですが、私 が歩いていた時にいきなり奇声を発しながら

地面にしゃがみこんで暴れ出したそうです。

その私を霊感が強 かった女子BさんとK君に抑えてもらったらしいです。

ですが、村長さんに助けてもらって、Bさんは気分が悪くなり、

K君の方も倒れそうなくらいフラフラだったそうです。

そして私は、自分で自分の首を絞めていたそうです。

これを聞 いた私はとても、恐ろしくなりました。

自分がとても恐ろしくて、怖くなったんです。

自分自身が別人みたいで・・・。

今も、本当の私じゃない気がして。。。

その夜は何事もなく終わりましたけど、問題は翌日のキャンプファイヤーでした。

朝起きた時に、K君に

「なぜか今日、俺達がファイヤーするの 広まってる。
絶対にいろんなのが来るから気を付けてろよ?! 」

と忠告されました。

ですが、トワリングの練習の時だって何事 もなかったので

私は忠告の事なんてすっかりと忘れていました。

それはちょうど、ファイヤーが始まった時でした。

耳がとても 痛くなって、ひどい耳鳴りがしたんです。

そして、私の隣にいたK君が後ずさりしたので私が

「どうし たの?!」と聞いてみると、 「メチャクチャ強いのがそこにいる!」

そう言うんです。

勿論 、私には何も見えていません。

それから、私の体にも異変があったんですけど、

キャンプファイヤーも無(?)事に終わり

みんなそれぞれのテントへ戻っていきました。

いつもならみん な寝るんですけど、私とBさん、Sさんの3人は

これから男子のテントへ遊びに行くので寝ませんでした。

カウンセラーが下りていった後に

私達は向かい側の男子のテントへ遊びに行きました。

何時間も雑談などをして楽しく過ごしていました。

途中で別の テントにいたK君も遊びに来ました。

時間はもぅとっくに夜中の12時を過ぎています。

急にK君が苦 しみだして、喋り始めたんです。

それは紛れもなくK君の声なんですけど

喋っている内容はと てもK君とは思えませんでした。

その内容とは、このキャンプで恋人となったSさんとEくんなんですけど

それに嫉妬して E君を呪うと言うんです。

私は必死にその霊を説得しました。

なんせ、私の好きな人に憑いているんですから。

私が「Kの代わりに私を連れて行けば いい!」そう言った時でした。

K君に憑いた霊が「お前は女だから連れて行けない。Eをよこせ !!」

そう言って暴れだします。

その時、K君が「K(私)、もぅいい離れろ!俺が逝くから。」

当然私は納得しません。

「K(彼)には彼女がいるでしょう?!」とK君を説得しました。

「頼む!Kを俺に近づけさせるな!!」K君は大声でみんなに伝えました。

私はみんなに捕まえなれて動く事すらできませんでした。

SさんがK君に近づいて、K君に憑いている霊と契約をしたんです。

契約は、人を襲わない代わりにSさんを山へ入れるな。

という ものでした。

そして、その霊は消えたんです。

その後は、またみんなで雑談 してました。

しかし、さっきの霊がまた戻ってきて、今度は私に憑いたらしいんです。

Sさんは「さっき契約したばかりでしょう!なぜ破るの?!」

その問いに対して霊は、「人間との契約など破るためにするようなものだ。」

と笑いながら言ったそうです。

他のテントで寝ていた人達も集 まってきて

私をすごい人数の力で抑えていたそうです。

それでも、男子数人で抑えているのに

すごい力で倒されそうにもなったらしいです。

私の上にK君が跨って、

私の胸下あたりに指を思いっきり突き刺して除霊をしたそうです。

たまに戻った りもして、

『なんでみんな私を押さえつけてるんだろう。痛いよ・・・』 と思いもしました。

かなり後から聞いたんですけど、私は自分だけじゃなく

K君 の首まで絞めそうになったらしいです。

来年も行きたいんですけど、こんな怖い体験は、もぅまっぴらです。

みなさんも、御嶽山、富士山、恐山に行く時はご注意下さいね。

ページ上へ

お人形
2004年9月14日/投稿者:泉乃璃亜

私が一、二年生頃でしょうか。

その頃に体験した事です。

私の家にはお人形があります。

浴衣を来た、黒髪の日本人形です。

それを作ったのはおばあちゃんです。

現在も生きております。

では話しましょう。

私はあの人形に妙な嫌な感じのオーラを感じました。

もうそこから恐怖は始まっていたのだと今は思います。

ある日、夢を見ました。

私と私の兄の夢です。

私と兄は走っています。

恐怖におびえた顔で。

後ろにはあの人形がものすごい形相で追いかけてきています。

私たちが走っているところ。

それは私の家の廊下のようでした。

でもいつまでも戸が見えません。

以上に長いのです。

ずっとずっと走り続け、追いつかれそうになった時目が覚めたんです。

あともう一つ。私は夜、テレビのある部屋で寝てしまいました。

あまりにも長起きしすぎていたため、寝てしまったのです。

そのうち起きました。

寝ぼけ眼で戸の方をみたら!!

そうしたら、人形が戸の近くに。にやりと、笑っています。

怖くて、いっきに目が覚めました。

もう一回見てみるといませんでした。

私は最近、自分の背中に黒い、霧のようなものをみます。

それはあの人形なのでしょうか。それともちがうなにか・・・・?

ページ上へ

現実と幻想と幻覚
2004年9月14日/投稿者:鎬

さてして、これから始まるお話をどう聞くかはあなた次第。

夏も過ぎ、私自身も色々かわった。ティーンと呼ばれた頃から

完全なる大人へと脱皮し、「そういう」力も弱まったかに思えた。

否、「応用」が利くようになったといえよう。

さてして、繰り返す。

これから始まるお話を、どう聞くかはあなた次第。

他人に話すもよし。

自分で楽しむもよし。

或いは…。

さて閑話休題、そのオハナシをしようか。

夏もおわりのそれは秋初め。

ちらほらと「拾う」ことはあっても、もって生まれた中途半端な力のお陰で

何とか難を逃れてきた私だが、(35話「音」参照)今回はまだまだ笑い話といえる。

今、私は同性の友人とアパートを借りている。

ようやっとの新居だが、これがまた不思議な場所なのだ。

近くには墓地、寺、教会、神社、

それらの乱立する何もないが、とても穏やかな場所だ。

何気なく、歩いているひとを見ていたら

どうもこちら側の人間でなかったりなんてこともある。

――さてその友人が、夜の仕事を始めた。

それはいい。

しかして、次の日(その日は私が仕事が休みであった)

「気持ち悪い」と言い出したのである。

「仕事いけそうにない…休むわ、今日」

それ自体は別に日常の一端だろう。彼女いわく

「ぐるぐる気持ち悪い感じがする…」聞けば吐き気もするという。

彼女には「拾い癖」があるので、私は少し彼女を視てから

「…多分別になんともないよ?疲労でしょう」 疲労でしょう。

この言葉を、私は数時間後後悔する。激しく。

夜の…10時頃か。急速にベッドで寝ていた私は

ふと目を覚ますと同時に、物凄い眩暈に襲われた。

私は、ベッドで横になっている。

なのに、まるでそう、このベッド自体が回っているような、そんな感覚だ。

しまった。

一番最初に思ったのはそれだった。

ふと、壁際に顔を向けている私の背後で、ゆらゆらと左右にゆれる女が見えた。

私の「背後」にである! 同居人ではない。

それに私のベッドはロフトベッドで、ゆうにひと一人分の身長の高さがある。

そんな位置で振り子のように揺れることは

果たして生きている人間に可能であろうか?

いや、それよりも、見知らぬ人間が入ってきたらそれはそれで犯罪である。

――よりも、アタマの中に直に伝わる情報。

『アタマカユイ アタマカユイ チデ チデ』

猛烈に私の頭も痒くなる。

しまった!同居人のアレは、どうやら「拾って」きてしまったらしい。

舌打ちして、私は明かりをつけベッドから降り、

まだ起きていた同居人に文句をいった。

「お前、また拾ってきてしかも、俺の部屋においてったなぁああ?」

「えっ。嘘!」

「女だよ!女!」

私はそのまま、何となくシャワーでアタマを洗った。

すると、段々ユメのように見えてくる。

『チデ…チデ…ヨゴレタ、ベッタリシテカユイ、キモチワルイ…』

いっちゃあ悪いが、私の方がキモチワルイわ。(怒)

まるで、どっかの霊能者のように、そのモノの気持ちが伝わってくる

割りに、話が通じない。

どうやら、生前から精神が少し可笑しかったようだ。

そのことを同居人に伝えると

「…実はあたしもさっきから頭痒くて」

私は「何処がかゆい?」と聞いた。

勿論、「アタマが痒い」とはいったが

「あたまの何処」とはいっていないのである。

同居人の口から出た言葉は

―― 「後頭部」

――ビンゴ。

そうなのである。

どうやら、後頭部を激しく出血したらしく、彼女は後頭部が痒いと訴え

私もそこがものすごく痒かったのである。

とりもあえずは、同居人に

「ヒマなら光明真言でも私の部屋で唱えといて」と云いおき

私は頭を洗った。

同時に、守りの数珠も腕につける。

おかげで、今現在彼女の存在は感じない。

――さてして、このオハナシをどう感じるかはあなた次第だ。

信じられるだろうか?否信じなくてもいい。

これが、つい数時間前に私たちの身に起こったことなのだから。

私は霊能者ほど力があるわけでも

だからといって干渉できないほどでもないようだ。

だがこれが、日常の一端となっている私は、「普通」なのだろうか?

これは人間になら誰にでもあるという

「精神の」モノなのか、それとも「そういうモノ」なのか。

現実なのか、幻覚なのか

―― さてして、繰り返す。あなたは、このオハナシをどう感じるであろうか?

つい、数時間前、或いは、つい最近に起こった季節遅れの怪談を。

「チデカユイ… あたまが かゆい の」 明かりを消すのが少し怖い。

また、背後で彼女が揺れていたらと思うと

それはそれで滑稽な分、怖い…。

ページ上へ

おじいちゃん
2004年9月11日/投稿者:tomoe☆

今から約4年くらい前の話です。

私のお母さんのお父さん。

だから、私のおじいちゃん、が、突然入院することになりました。

私は、昔っからおじいちゃんの家に行っては怒られて帰る毎日でした。

別に、悪いことなどしていないのに、いつっも木刀で叩かれたりしました。

だから、おじいちゃんの印象と言えば、

怖い人・・・・くらいしか思えなかったのです。

そんな時です、入院先の病院が悪かったのか

おじいちゃんは、様態が悪化してしまいました。

その週の休日、家族みんなでお見舞いにいったんです。

頬はこけ、疲れきった顔でした。

なんだか、可哀想になってきたんです。

あんなおじいちゃんでも、いいところは、ごくわずかにあったからです。

それからどのくらいでしょういか

たぶん、1ヶ月もしないくらいで、

おじいちゃんは病院のベッドで亡くなったのです。

知らせの電話は朝方のの4時くらいでした。

当然寝ていたみんなは、その1本の電話でたたき起こされました。

だって、人1人死んだんですから・・・・・

それから、すぐに着替えて病院に行きました。

病室にいくと、親戚が多数来ていました・・・・

わたしは、おじいちゃんの顔を覗き込みました・・・・

この間会った時よりもやせこけていて

鼻の周りの肉が、ゲソリと落ちていたからです。

おじいちゃんは、昔っから鼻が高かったので、余計に怖く見えました・・・・。

それから霊安室に行きました。

人が何人か来て、おじいちゃんの死体を運んでいきました。

私は自然と涙がこぼれてきました。

家に着いたのは、7時くらいでした。

それから皆で寝ました。

あまりに早くに起こされたので、みんな眠くてしょうがなかったのです・・・・

私は、いきなり目を開けました。

夢に、おじいちゃんがあらわれたからです。

それがすごくこわかったんです。

いきなりおじいちゃんが現れて

左から右へと、半透明なかんじで動いてゆくのです・・・・。

それが、何人も現れるのです。

そして、笑ったり・・・・・。

わたしはその時、金縛り状態でした。

息が苦しくって、冷や汗が出ていて・・・・。

なんだか、おじいちゃんが訴えかけてくるようでした。

それ以来、おじいちゃんの夢は見ていません。 とても複雑な体験でした。

ページ上へ

待って
2004年9月5日/投稿者:LARK

これは私が友達と遊びに行った時の話です。

その日は夜の12時くらいから車で遊びにいきました。

どこへ行こう、という感じで相談してて、

心霊スポットでも行ってみようという事になりました。

心霊スポットと聞いて思い当たるのは

ある廃墟になっている家でしたので、そこへ向かいました。

車を止め、懐中電灯を持ち、行こうとした時、一人の子が

「なんか白いものない?煙・・・みたいな」

その子は、白いもやもやしたものが人の形になってあったというのです。

気味が悪くなったのですが、せっかく来たから行こう、という事になりました。

その家は裏の戸から二階に上がれるようになっていました。

二階に上がると、友達の一人がいきなり倒れこみました。

白目をむいて痙攣してるのです。

すぐにもとに戻ったのですが、さすがに怖くなって走って逃げようとしました。

すると後ろのほうから声がしました。

「・・・待って・・・遊ぼうょ・・・」

そこにいた全員が聞きました。

小さな女の子の声でした。

もちろん、そんな小さな子は連れてきたはずがありません。

これはヤバイ!というのでいそいで車にむかいました。

また声がしました。

「待ってって言ってるじゃない・・・ねぇ・・・待って!!」

一瞬、金縛りになりましたがすぐに車に乗って逃げました。

あの時の恐怖は忘れないでしょう。

やはり、面白半分に心霊スポットに行ったりするとよくない事が起こるのですね。

ページ上へ

お風呂
2004年8月28日/投稿者:周々

初めましてこんにちわ。

毎日少しづつ、楽しく(時折背筋を凍らせながら)

拝読させていただいております。

さて、この度私の体験した痛い話を投稿させていただきます。

ある夏の日。

親が遅くなるということで、その日の家事全般を任されていた私は

いつも通り例外なくお風呂も沸かしておりました。

うちのは、最近のように温度が自動で調節されるような

高級なお風呂ではないのですが

いつもちょうどよい湯加減に出来るのが私の自慢でした。

しかし、その日に限って、お風呂のお湯は異様に熱かったのです。

水も出していたはずなのに。

そもそも、天日のお湯だけでこんなに熱くなるとは考えられません。

しかも、時間的にもちょっと少ないくらいを見計らってきたのにも関わらず

お湯は今にも溢れんばかりでした。

「おかしい・・」

不意にそう思いました。

しかし、そろそろ親が帰ってくる時間。

入れる状態にしておかないと

また小言を聞かされる羽目になる事は目に見えています。

とりあえず、お湯を抜いて水を足そう。

栓に付いていたチェーンが外れていて、浴槽の底に沈んでいます。

厄介でしたが、そうするしかない、と

私は意を決して、クソ熱いお湯の中に手を突っ込みました。



ぅあっちいいいぃぃぃぃぃぃっっっ!!!!



誇張ではありません。

本当に熱いんです。

何度か挫けながらも、水で腕を冷やしつつ

私は果敢に熱湯に立ち向かっていきました。

何度目だったでしょうか。

ようやくチェーンを掴み、いざ引き抜こうとしたとき。


重い?!


腕が重いんです。

握っているチェーンはとても軽く感じるのに、腕自体が何故か重いのです。

原因を突き止める間も無く、限界が迫ってきます。

熱い!熱い!!

熱いってば!!!

よくありますよね。

お風呂で心臓麻痺を起こし、そのまま気を失い

追い炊き機能のついたお風呂の中で白骨死体となっていたという話。

それを不意に思い出しながら、やばい!腕が骨になる!! と

今思うと笑えるようなことを考えながらも、

必死で腕をお湯から引き抜こうとしました。

火事場の馬鹿力とでも言うのでしょうか。

必死に腕を振り上げました。

その時に、見てしまったのです。

お湯から出た私の腕に、明らかに液体ではないものがまとわりついていたのを。

一瞬で消えてしまったので、よくは見えませんでしたが

私の真っ赤になった腕には、何故か青黒い痣までついていました。

腕の腫れが引き、痣が消えた今でも気になります。

あれは一体何だったのでしょうか?

不思議でなりません。

長々と怖くもない話を書き連ねてしまい、申し訳ありませんでした。

次回投稿するときはもう少し怖い話を、と思いますが

もうこんな熱い(痛い)思いはたくさんです。(苦笑)

ページ上へ

お手々つないで
2004年8月24日/投稿者:Q

これは噂話のようにして聞いた話です。

注意書きにあるのに、くどいようですが・・・・・

あまりに不吉なので気の弱い人や病気の人は読まないで下さい。

責任もてませんから。


その二人の名を、仮にA子とB子としておきましょう。

それはある旅館に

その二人の女子大生が旅行中に泊まったことから始まりました。

いや、もっと前から 「そのこと」は始まっていたのかもしれません・・・・

他に泊まる所がなかったから、その旅館にしたのですが

その土地に詳しい人から、二人は前日気味の悪い噂を聞いていました。

その旅館が建てられる前に、同じ土地に病院があって


「なんでも戦争中に、年端もいかぬ女の子の怪我人が運ばれてきて
手当てのかいもなく、亡くなったそうだよ。
爆撃で腕がちぎれて、出血多量で輸血する血液もなく・・・・」


そして、その気味の悪い旅館で、二人は、泊まることにしたのです。

B子がすっかり寝静まった夜半にA子は何故か寝苦しくて目が覚めました。

薄ら寒い晩秋の、小雨まじりの夜でした。

A子の右の耳元に 「ああ、私は腕をやられて・・・」

そんな気味の悪い、かぼそい声がしてくるのです。

それは左側に寝ているB子の声とは、似ても似つかないものでした。

A子は、恐ろしくて布団をかぶって震えていました。

すると・・・

右手を誰かの手が力なく掴んでいるような感触があるのです。

それは、布団の中の暗がりのなかで、はっきりと見えました。

真っ白な、ちいさな子供の右手でした。

驚いて反射的にとび上がると・・・・

その右腕は、人の胴体とは、つながっていなかったのです。

そのちぎれた右腕に手を握られたまま、A子は気絶してしまいました。

翌朝、気がつくと、何にもありませんでした。

B子は、なにごともなかったように、すやすやと寝ていました。

そのことをB子に話しましたが、まともに相手にされず

おとといの土地の人の話のせいで、恐い夢を見ただけだろうと言われました。

昨晩の出来事は、たちの悪い悪夢だったのではとA子も思って、

旅館を後にし、忘れようとしました。

しかし、それからしばらくして、恐ろしいことが起こり始めました。

夜が近づくと・・・・・

A子は、右手を誰かに掴まれた感触がしてくるのです。

それが、一晩中続くのでした。

そして、A子の手に感じる、見えない手の力は

一晩ごとに強くなっていったのです。

そんなことが続いたために、A子は神経を消耗し、大学にも行けず

B子や他の友人達にも会わず、

自分のアパートに閉じこもりっきりになってしまいました。

ある日、B子は心配になって、A子の田舎の両親に連絡をとりました。

ところがその日のうちに、両親が駆けつける前に

A子はB子に「もう夜がくるのが耐えられない」と電話して

自分のアパートを出てしまいました。

そしてA子は、近所の国道に、まるで引きずられるように歩いて行って

横断歩道も何もないところを渡り

交通事故で見るも無残な死にかたをしてしまったのです。

右からきた車にはね飛ばされ、更に数台の車にグシャグシャにひき潰されて

五体がバラバラに消し飛びました。

ところが、A子の死体を回収するときに、おかしなことが起こっていたのです。

右腕だけが、いくら探しても見つからないのです。

警察も手を尽くしましたが・・・・・・

結局A子の右腕は見つからずじまいでした。

それから数ヶ月後、

B子は、その忌まわしい事件の記憶も覚めやらぬうちに

恐ろしい体験をすることになりました。

重苦しい気分を晴らそうと参加した、合同コンパで撮った写真・・・

それは、 ちょっと目には、何でもないもののように見えたのですが・・・

二人の友人に左右から挟まれるようにして写っているB子の肩や手に

友人達の手が置かれていました。

その写真、腕の数が、一本多いのです。

ある右腕が、不自然な角度から、B子の右手に差し伸べられています・・

B子の右手に置かれた正体不明の「誰か」の右手・・・・・

それは、まちがいなく 行方不明になった、A子の右手に見えました。

そして、それ以来、B子も、夜になると自分の右手に

A子の手の感触を感じ取るようになっていったのです。

そして、日増しに強くなる、見えない手の握り締める力を感じながら

今度は、自分の右腕がちぎれて

死んでしまうのではないかと恐れる日々が続いているのです。

もし、右腕がちぎれて、B子が死んだら、今度は彼女の右腕が

新しい「誰か」の右腕を求めて、その手を握り締めに行くことでしょう。

それは、 このお話を読まれた方の右手かもしれません・・・・・・

ページ上へ

樹海の木
2004年8月10日/投稿者:柳綺 杏璃

初めての投稿です。

怖いか否かは判りませんが、私が体験した話です。

小学校6年生の時でした。

子供会にキャンプの企画があり、私は友達と参加することにしました。

そのキャンプとは、

樹海の中のキャンプ場に文字通りキャンプしに行くというものでした。

そしてその日の前にもそこのキャンプ場には5年生の時に行っており

どんな場所かは知っていました。

しかし、その日の方が何十倍も楽しくあっと言う間に一日は過ぎてしまいました。

私たちは二階建てのバンガローに泊まることとなり

私と仲の良いNちゃん(もちろん仮名)と二人で二階に寝る事となりました。

下には4人程居たと思います。

なかなか寝付けなく、心理ゲームやらおまじないやら笑い話をしているうちに

私は一人眠りに堕ちました。

残った意識の中でみんなは「もう(私の名前)ちゃんねちゃったし、ねようか」

と言っていたのがわかりました。

再び目を覚ましたのは真夜中でした。

みんなは寝ていて、隣にいるNちゃんもぐっすり反対側を向いて眠っていました。

Nちゃんの寝ている方の壁には窓がついていて、目の前の木が見えるのです。

ふと私は木に目を向けたのです。

「え・・・・?」

思わず目をこらしてしまい、目の前にある木を見直しました。

そこには三人ほどの白息物を着た人の下半身がだらり、と下がっていたのです。

上半身は木の枝と葉で隠れて見えませんでしたが・・・

しかし私は見間違いが多い方なので

「あれはタオルだろう」と勝手に自己完結をして

再び布団に入りました。

ところが・・・ (なんでこんな時にトイレに行きたくなるんだ!?)

本当に突然トイレに行きたくなり、あんな物みた後だったので嫌だったのですが

我慢するのも嫌だったのでしぶしぶ枕元のペンライトを片手に

はしごを下りてトイレに向かったのです。

不思議と目は木の方へ向いてしまいました。

すると・・・・

本当に木には先ほどみた着物を着た三人の人の下半身が見えました。

(あれはタオルだ!きっとどっかのどいつがタオルをふざけてとばしたんだ!!

そうだよ!そうに違いない!!違っちゃやだ!)  

私は自分にそう言い聞かせ、トイレに走っていき

さっさと用を足すとバンガローに戻って布団を全身に被り、眠りにつきました。

翌朝、おそるおそる木の方をみました。

本当なら木にかかったタオル三枚が見えるはずなのです。

「う・・・うううううそ・・・・」

無いのです。

何もないのです。

怖くなり、血の気が引くのが判りました。

それはあまりにも恐ろしかったので、親にも話さず封印しておきました。

でも本当にそう見えたのです。

それから翌年のつゆ頃、私は中1になっていました。

なんとその年にもあのキャンプ場に行くというでは有りませんか・・・

私は嫌でしょうがなかったのですが、何故学校が決めたことだったので

嫌でもその日は参加することにしました。

そして二日目の夜。バンガローで寝た時の事です。

そこは小さなバンガローで二階は有りませんでした。

ふいに夜中あの日のように目を覚まし、

怖いので友達Yちゃん(仮名)をたたき起こし

無理矢理付いてきて貰ったのです。

そして私が出てきた時にYちゃんが

「私も行きたくなってきちゃった。待ってて〜」と

トイレの小屋に入っていき、私は外で待っていました。

すると・・・・

どういう事か木に一瞬見えたのです。

あの日と同じものが・・・

見間違いでしょう、とYちゃんは笑っていました。

本当にそうなら良いと思っています。

こんな話はありがちですよね・・・

でも本当の事なのです。

長文失礼しました。

ページ上へ

あと一歩
2004年8月5日/投稿者:きゃれめるまん

一年前にもなるのですが、

母の実家(叔母の家)に遊びに行ったのですが

陽が沈み寝る時間になったので、床に入ったのですが

それから約数分後に金縛りにかかったのです。

(よく金縛りにかかります)

いつものことだろうと目を瞑ろうとした次の瞬間!!

仏壇の近くから性別は不確定なのですが、

白い着物を着た方の足が見え

宙に浮かんだ状態でスゥ〜っと僕に近づき頭の横を過ぎったのです。

そして、何かされると思い近くにいた叔母に助けを求めたのですが

声は掠れ掠れにしか出ず助けは求めることはできませんでした。

しかし、運が良いことに 金縛りがなんかのひょうしに消えたので

金縛りが夢だったのか現実に起きていたことなのか叔母に

僕がなんか言っていたか確認したら、

「掠れた声でなんか言っていたよ」 とポツリ。

やはり現実に起きており、僕は誰かの足を見たのです。

そして再度、眠りに入ったら妙に背中が冷たく、チクチク痛むことに気づきました。

何かと思い、背中を触ろうとしたら身体は動かず、また金縛りにかかっていたのです。

そして、じっとしていると背中がどんどん冷えてきてチクチク痛みました。

ふと嫌な記憶が蘇り、『死者の魂は乗り移るとき背中を割って入る』

ということを思い出し 「ヤバイ!」 と思い抵抗をしようと試みたのですが

無駄で身体は動きません。

「ヤバすぎる!このままでは乗り移られ何されるかわからん!!」

と思った瞬間!

気づいたら朝になっていました。

何事もなかったように平和な朝を迎えられたのです。

背中のことが気になり叔母に 「背中に痣とかできてない?」 と尋ねたところ

返事は、「なんもないよ」と。

自分でも確認したのですが、痣一つありませんでした。

一体あの夜起きたことはいまだにわかりません。

もしかすると、間一髪乗り移られるのを避けられたのかもしれないし

あるいは霊が入れないことを悟り諦めたのかもしれません。

しかし、一体誰が何の目的で何をやろうとしたのか・・・。

ページ上へ

2004年8月14日/投稿者:丼大好き

これは、自分が就職と同時に入った社宅に住んでいた頃の話です。

その頃は一人暮らしで、その日も私しか家にはいませんでした。

その当時、ある個人的な事情により

私は就職してから4年近く住んでいたその社宅を引っ越すことになり

その準備に日々追われていました。

そう、丁度今ぐらいの時期だったと記憶しています。

ある日、仕事から帰ってくる早々に引越しの荷物をまとめていた私は

当時ローンで買ったばかりの一眼レフを見つけ

「そうだ、折角だから思い出に何枚か写真を撮っておこう」

と急に思い立ち、幸いカメラの中に数枚フィルムが残っていたので

ついでに使い切るつもりで部屋の中をあちこちと撮影し始めたのです。

その時はもう夕日もほとんど沈んで、辺りもさすがに暗くなってきていました。

一通りリビング(のようなもの)を撮影したあと

今度は廊下(+台所)に出て風呂場とかも撮影しようとしました。

その時に、あの異変は起きたのです・・・。

それまで普通に作動していたシャッターが急におりなくなったのです。

(あれ、おっかしいなぁ。ついさっきまではちゃんと動いてたのに?)

最初は暗すぎるからダメなのかと思い、ストロボに設定したのですが全くダメ。

何度撮影しようとしても今度はうんともすんとも言わなくなってしまったのです。

ふと、気がつくと、いつの間にかその空間の闇だけが濃くなって

空気も違ってきている事に気がつき

何か嫌な予感がした私は仕方なくそこの撮影は一旦中断し

リビングに戻って再度挑戦してみたのです。

・・・ところが、条件は何も悪くないし

電池もまだしっかりとある、作動音もしている。

なのに、全くシャッターはおりないし、何も見えない。

ファインダーを覗いても真っ暗・・・。

指でレンズを塞いでる訳でもなければ、覗き窓(?)が汚れているわけでもない。

「おっかしいなぁ、何だコレ・・・!?」

頭によぎる悪い予感を振り払うように、わざと声を出して悪態をつきながら(?)

いろんな角度からカメラを眺めてみるが、どこにもおかしな所は見当たらない。

半ばパニックになりながら、もう一度ファインダーを覗いてみました。

すると今度は、ファインダー一杯の人間の眼が見えたのです。

「おいおい、何で自分の眼が移るんだよ。壊れたんかな?」

「・・・て、待てよ・・・えぇ!?」

その事に気付いた瞬間、

私は思いっきり肝を潰して反射的にカメラから顔をのけました。

・・・そう、私の持っているカメラの構造上

そんな事はありえないのです!

つまり、「カメラの前に誰かが立っている」以外には・・・ありえない話なのです。

飛び退いた瞬間、それまで動かなかったシャッターがおりたのです。

その写真には何が写っていたのでしょうか・・・?

実を言うと、現在でも謎です。

理由はその後多忙のため現像に出し損ねてしまい

引越しのドサクサでネガを紛失してしまったからです。

そして本音を言うと、もしそこに本当に何かが移っていたらと思うと

正直怖くて二の足を踏んでしまったからです。

だって、考えても見てくださいよ。もしそんなもの見ちゃったら

その家に帰りたくなくなっちゃいますよ。

仕事から帰ってきてそいつが玄関にでも立っていたら・・・。

いくら引っ越し間近といっても・・・ねぇ。

ちなみに、そのボロ社宅は今でも建っております。

ページ上へ

二重騒音
2004年8月2日/投稿者:幽霊屋敷男

この話は、僕の部屋で起こったことなのですが・・・。

草木も眠る夜の2時・・・。

まさか、本当にその時間が恐怖の時間だとは・・・。

その日、夏休みなので小説を夜通し読もうと思い夜更かしをしていました。

初めに、異変に気付いたのは時計の長針が1を過ぎた辺りでした。

天井と床下からコトコトコト・・・っと何か小動物が走る音が聞こえたのです。

天井は、屋根裏があるのでわかりますが

床下から聞こえるのは不自然なのです。

なぜなら、床下は人が入れる隙間というより

ほんの1ミリの隙間ぐらいしかないのです。

しかし、音は数分のうちに、消え、再び小説に集中し始めた頃のことです。

ガチャリ・・・

と部屋のドアの開く音が聞こえました。

もちろん、ただの音ではありません。

そちらを見ると、ドアは閉まっています。

それも、何度も。

僕の部屋には一昨年まで幽霊がいました。

コンコンと壁をたたく音が聞こえ

僕が何かを質問するとそれに合わせ音が出ていました。

でも、こんなことは初めてなのです。

しかも、

その幽霊は去年いきなり冬のある日からぱったり反応を見せなくなったので

きっと彼らとは違うと思います。

他に、ドアの建てつけが悪いのか、たまに勝手に開く事もあります。

窓も勝手に開きますが、建てつけのせいだと親が言っていました。

(僕は信じていません)

僕は、超常現象研究部を創設しよう(本当に)としているので

それなりにオカルトの知識はあると自負しています。

その僕がはじめに思ったのは

ラップ音や、テケテケさんと言った音に関係する怪談を思い浮かべました。

しかし、それらの怪談と僕の体験との合致点は少ないので違うと思います。

それに、ただ音がするだけなのも、少し奇妙なので

その日はネズミかなにかだろうと思いましたが

流石に気持ち悪いので早々に小説を切り上げベットに倒れこみました。

ガチャリ・・・

今度は、本当にドアが開きました。

そう、僕の家のドアは立て付けが悪いのです。

そして、いつものように夢の世界へと僕は堕ちていきました。

夢の内容は、今でもはっきりと覚えています。

ドアが開き、その少しの隙間から、紅い目が覗いていたのです。

体らしいものは見当たらず・・・目だけが浮いている夢でした。

しかし、異常なほどの恐怖心に誘われ

僕はコトコトという音で目を覚ましました。

長い間寝ていたような気がしたのですが、まだ1時50分あたりです。

黄色のタオルで汗を拭き、蒸し暑い中眠ろうとしました。

扇風機の音が部屋に充満する中。

部屋に、扇風機とは違う風が入ってきました。

そう、ドアが開いているのでした。

しかし、良くある怪談のようにそこに目はなく、

ただいつもの空間が見えていました。

良くある怪談では、その時点で目が見えているのです・・・。

タオルを置いて、ドアを閉めました。

そして、時刻は2時になったときです。

閉めたドアが目の前で開き、音がまた鳴り出しました。

コトコトと言う音が大きくなり、ガチャリと言う音が

まるでコトコトという音を牽制するかのように大きくなり

それが何故かとても不可解に感じ、そして、視たんです。

黄色のタオルの置いてある、

普段なら僕がいつも寝るときに頭を乗せるマクラの上に

月明かりに照らされた、闇色の人型が。

月明かりは遮断されたように、人型に沿って消えていました。

輪郭ははっきりとわかりません。

ただ、目だけが紅く、光を反射しているのです。

はっきり言って、背筋がぞっとしました。

オカルトの知識が生半可にあるぶん

その後、自分がどうなるかがわかってしまうのです。

テケテケさんや、ラップ音などの怪談では、

体験者は必ず何か怖い目に合うのです。

そして、その影は、タオルを掴むとこちらを見ました。

・・・・・・。

実際、その後どうなったのかは僕はわかりません。

しかし、次に目を開けると僕はベットの上に寝ていました。

時刻は2時10分。

さっきのは一体なんだったのだろうと思いながら

汗を拭こうとタオルに手を伸ばしましたが・・・。

無いのです。タオルが。

いつも、ベットの近くにかけてあるタオルがベットの上にも、

その低位置にもないのです。

その日を境に、誰も黄色いタオルを見た人はいませんでした。

(家族や、部活の更衣室にもありませんでした)

何故黄色いタオルだけがなくなったのか、それとも黄色に何か意味があったのか。

僕はそこまで詳しくないのでわかりませんが

タオルが僕の代わりに持っていかれたと思っています。

コトコトと言う音は、僕を逃がしてくれたのでしょうか?

それとも、それすら彼(?)の陰謀だったのでしょうか。

それ以来。コトコトという音は消え

ドアが勝手に開くとビックリする毎日を送っています。

ページ上へ

虫の知らせ
2004年7月28日/投稿者:森沢うさこう

私の家族の母、兄、私は昔から霊感があります。

今回は、母が体験した話をします。

私の祖父が癌にかかっていました。

しかし、手術はせずに家で療養すると言っていました。

お迎えを待つ、とも言っていました。

しかし祖父は手術をしなくても、何ヶ月かは、

まあ身体はだるそうでしたがそこそこ元気にやっていました。

が、だんだん衰えていきベッドに寝たきりになってしまいました。

ベッドで寝たきりになってから数日たったとき

以前から通っていた病院の院長先生が亡くなってしまったのです。

祖父はその院長先生とは古い知り合いで

小さいころから仲良しだったらしくとても悲しんでいました。

私は祖父より先に亡くなってしまうなんて信じられませんでしたが、

その時は気にも留めませんでした。

病院の院長先生が亡くなってしまってから三日後・・・。

母は夜にこんな夢を見たそうです。

私の祖父がベッドで寝ている横に、母は座っていたそうです。

すると、掛け布団が落ちてしまったので、母は掛け直そうとしました。

すると玄関からいきなり院長先生が

「Tちゃん、迎えに来たよ!!」 そう叫んだのです。

すると祖父が 「あぁ!!今行くよ」

そう言って祖父は玄関の方へ歩いていきました。

夢の中では母は、祖父は寝たきりの状態だったのに

どうして行ってしまうんだろう、と思いましたが

自分は止めようにも椅子から据わったまま立てなくなってしまったそうです。

すると

プルルルルルル・・・

電話のベルで母は起きたそうです。

そして受話器を取ると祖母からで

「お父さん、死んじゃったの」

母の夢は、虫の知らせだったのです。

ページ上へ

雛人形の首
2004年7月27日/投稿者:朧月

私の年の離れた友人は過去何回か、

奇妙で不思議な体験をしたことがあるそうです。

今日は其れらのなかでも

私が一番怖ろしく感じたお話をさせてもらおうと思います。

もうかれこれ5年以上経つのですが

友人がまだ社会に出て間もない頃

ある安アパートで独り暮らしをしていました。

右隣の部屋は若い夫婦と1歳になったばかりの赤ちゃん。

左隣は彼女と同年代の男性が住んでいたそうで

其の三部屋はアパートの中でも特に仲良しだったそうです。

そんなある春の日、若い夫婦に最悪の事故が降りかかりました。

大切な一人娘の赤ちゃんが誤って椅子から転落してしまったのです。

赤ちゃんはすぐに病院に運ばれましたが

運悪くも首の骨を折っていて助かりませんでした。

夫婦のショックは相当深く、とうとう其の部屋から出ていってしまったそうです。

不運の事故から数日が経ち

友人は毎晩、右隣の部屋から奇妙な音を聞くようになりました。

誰も居ない部屋から、まるで子供が泣きじゃくるような…そんな音を。

そんな事が続いて一週間。

友人はついに大家さんと左隣の男性を連れて右隣の部屋を訪ねることにしました。

勿論部屋には誰も居ません。

押入のほうには夫婦の残した家具やらが置いてあり

冷え切った部屋はどこか不気味な雰囲気が漂っていたそうです。

しかし彼女は其の押入が何故か気になり

男性と2人で家具を退け中を覗いてみることにしました。

古びた襖を開けると、其処には首のもげた雛人形の女雛が。

ひとつぽつんと置かれていたそうです。

友人と男性は恐怖と驚きのあまり飛び上がりました。

彼女等はとりあえず部屋を後にし、

お寺の人に適切な処置をとって頂いたそうです。

友人が其の人形の本当の持ち主を聞いたのは、

彼女がアパートを出てからでした。

教えてくれたのは左隣の男性です。

なんでも夫婦が住む前、

あの部屋には母親と小さな女の赤ちゃんが住んでいました。

其の母親が酷い親で、赤ちゃんに虐待の限りをつくし

結果死に追いやってしまったそうです。

あの雛人形ももとは彼女のものだったらしく

とっくの昔に処分したと聞いていたのですが

なぜか死んだ赤ちゃんに悪い気がして

大家さんが女雛だけ押入の奥にしまっていたのです。

幸せな若い夫婦と其の子供。

押入から覗いていた幸せになれなかった赤ちゃんの魂は

いつしか呪いのようなものになり

このようなカタチでこの世へ復讐したのでしょうか。

でも、友人が部屋で聞いた泣き声は

まるで其れを懺悔してるように聞こえたそうです。

この話には後日談があるのですが・・・

ちなみに私はこれが一番怖いですけど。

お寺に持っていかれたあの雛人形。

和尚さんも知らぬ間に、なくなっていたそうです。

そして、まだ其の行方はつかめていません。

ページ上へ

ある夏の夜
2004年7月26日/投稿者:大神

今から十数年前。

私がまだ小学校に上がる前の奇妙な体験です。

当時私達一家は、毎年盆と正月は母の実家に帰省していました。

ある年の夏。

私の家族と祖父(祖母は両親が結婚する前に既に他界)と

母の妹夫婦と花火を見に行きました。

私は帰路につく頃は半分寝ていて、祖父宅についた時叔父に抱きかかえられ

車から降ろされたのをぼんやりと覚えています。

気がつけば、居間の隣の部屋に姉、妹と寝かされていました。

まだ大人達は皆起きていて、TVの音や両親達の話声がします。

居間と寝室を仕切っているのはスリ硝子の引き戸のみで

私はそのすぐ横に寝かされていたものですから、眩しいのとうるさいので

すっかり眼が醒めてしまいました。

居間に背を向け、何とか眠ろうとして眼を閉じた時

ふと話声もTVの音も途切れたのです。

不思議に思って居間の方に向き直ってみたのですが

まだ灯りもTVもついてるしスリ硝子越しに大人達のシルエットも見えます。

何か不安な予感に襲われた私は、起き上がろうとしたその時

自分のタオルケットが何かにひっかっかってる事に気付きました。

足下の方。誰かが踏んでる。

恐る恐る視線をあげると、足下の方

押し入れの前に等身大の直立不動の古びた石像が立っていて

その片足がタオルケットを踏んでいたのです。

一つだけじゃ無く、四、五体はありました。

吃驚して私は無意識にタオルケットを引っ張ってしまい

タオルケットの上に立っていた一番手前の石像を倒してしまったのです。

すると、倒れた石像が白髪を振り乱す痩せぎすの老婆となって

むくっと起き上がったかと思うと恐ろしい形相で私に覆い被さってきたのです。

私は眼を閉じて声にならない叫び声をあげてました。

身体に被さる重みが無くなったので眼をあけると、あたりは真っ暗で

何時の間にか石像も老婆もいなくなってました。

さっきのはゆめだったんだ、と思いたかったのですが

周囲は本当に真っ暗で自分の手も見えません。

またも得体の知れない不安を感じ、反射的に起き上がろうとしたその時。

ごすっと鈍い音がして、額を何かにしこたまぶつけたのです。

手を上に伸ばすと、肘を伸ばしきる前にとても低い「天井」に触れました。

痛みと恐怖でパニックになった私は

泣きながら暗闇の中手をあちこちに伸ばしましたが

左右どちらも同じざらざらした壁があり

爪先を伸ばしても同じ感触の壁にすぐ触れるのです。


私、「棺桶」に入れられてる。


恐怖が頂点に達し、ひきつけを起こしかけていた時

上の方からかすかではあるが人の声が聞こえて来ました。

最初叔母かと思ったのですが、似てるけどどこか違う声。

何を云ってるのかは理解できなかったけれど

不思議と恐怖感は和らいでいき

泣きつかれたのもありそのまま寝てしまった様でした。

ふと眩しさに眼を醒ますと、そこは元の布団の上。

隣では両親達が変わらずTVを見ながら談笑していました。

額に手をやると、さっきぶつけた所はこぶになっていて

まだじんじんと痛みも残っていました。

すぐに両親に泣きつきこの事を話しましたが

恐い夢だったねと取り合ってくれるはずも無く

こぶは柱にぶつけたんだろうと一蹴されました。

でも、手足の爪の間に入り込んだ土や足についてた泥汚れは

花火を見に行っていた浜辺の砂とは全然違うものだったのです。

ページ上へ

危ないサイト
2004年7月26日/投稿者:うにゅ

このホラーサイトにはよく来ているのですが

「呪い」や「憑依」などには全く信じていませんでした。

昔のここの演出もかなりの物でしたし、それなりに怖いという感じもしました。

しかし、やはりどこか現実離れした点が多く、本当の「恐怖」は感じなかったのです。

本当の恐怖。

味わったことがありますか?

その目で、その身体で感じ取ったことが有りますか?

今まで感じた事のない恐怖・・・

感じれなかった恐怖・・・

遂に私は見つけました。

むしろ「辞めておけばよかった」っと後悔するほどです。

それはこのサイトで起きたことです。。

あまりに危険なため、このお話を読んでどうなるか分かりません。

責任は取りません。 このサイトに来てよく行く所と言えば、

そう・・・100物語と恐怖体験談です。

特に恐怖体験段はよく行っていました。

見ても飽きない、常に感じられる恐怖を味わっていました。

バックミュージックと演出。

見事な組み合わせで、私を驚かせて頂きました。

どんどんどんどん読んでいくうちに、何時しか5時間はたってしまいました。

「もう見るのやめなきゃ」

そう思い、閉じようとすると

突然バックミュージックからガラスを引っ掻くような音がしたのです。

最初は小さな音だったのですが、次第に近づいてくるのです。

今までにこんなことはありませんでした。

だんだん大きくなる音に耳が痛くなり、ステレオを切ろうとしました。

・・・・・が切れないのです。

電源を見ても切れているのですが、音は止まらないのです。

ガラスを引っ掻く音はもう部屋中に響き渡っていました。

我慢の限界にきた私はウィンドウを閉じました。

ふっと消えた途端 、流れていた音は消えていつものデスクストップに戻りました。

「よかった。治った」

安心した私は大きく欠伸をしてパソコンの電源を切ろうとした瞬間・・・・・・

画面全体に・・・・・・・・・・・

ページ上へ