GHOST TAIL

JuJu:怖い話と百物語

怖い話:241話〜280話

訪問者の方々からお寄せ頂いている現在も増殖中の「怖い話」。
あなたも参加してみませんか?(都市伝説や心霊以外の恐怖も歓迎です)

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剣道場
2004年1月22日/投稿者:萌子

これは、私が高校2年生の時に、実際に体験した話です。

私は、中学生の頃から演劇をやっています。

高校2年ともなると、すべてのイベントに”最後の”がつきます。

最後の体育祭、最後の音楽祭、そして最後の文化祭。

だから、学校の勉強よりも他の習い事よりも何よりも

最後の舞台である文化祭公演の練習に力を入れていて

週4回だけでは足りないと私は感じていました。

私と同じように考えてる子もいたようで、

その子たちと自主練習をしようという話になりました。

そして、そんな私たちを見て、

普段はさぼることしか考えない男子部員も乗ってきたんです。

夜の8時から、練習は始まりました。

私は塾のせいで少し遅れてきてしまったので、 もう先に練習しているのでしょう

発声やセリフ発声が聞こえてきます。

舞台に一言挨拶してから、着替えにいくのはだれもが知っている 決まりごとです。

「遅れました!すぐ着替えるね!」

事前に知らせておいたので

みんなは、 「早くしてね!」 とだけ言って練習を再開しました。

もう既に私以外の全員が集まっていました。

女子更衣室(の様な部屋)に急いで駆け込むと

私は急いで着替え始めました。

衣装のスカートを着ようとしたとき



コンコン



と、ドアをノックする音が聞こえました。

「ちょっと今、着替えてるんだけど」

「ごめん、小道具の電話を取りに来たんだ」

私の幼馴染のヒロ(仮名)の声でした。同じ高校だったのです。

「え、電話くらいいいじゃん、マイムで」

焦っていた私は、気の置けない仲の彼に対して

こんな 口の利き方をするのは日常茶飯事です。

「でも、今いるんだよ」

ゴトゴトと、ドアを動かしたんです。

彼はそんな強引な性格でもないし

気が弱くて私には絶対に逆らったことなんてなかったので、びっくりしました。

幸い鍵をかけていたので、開けられずにすみました。

「着替えてるって言ってんでしょ!変態!」

驚きと焦りで、怒りも感じました。

それでもまだ、ゴトゴトとやっています。

「ここにある電話、あたしが舞台に持ってくから、
アンタは舞台に戻っててよ!それでいいでしょ!?」

やがて、ドアを動かす音はやみました。

ドアのしたから差し込む影が、遠ざかっていきました。

もうほぼ着替え終わっていたので、ドアを開けると

マキ(仮名)が立っていました。

「いま休憩なんだけどさ。萌子の声舞台まで響いてたよ!」

「だって、ヒロがコレを強引にとりにくるんだもん」

と、作り物の電話を差し出します。

ふ〜ん、と彼女は言って、

「でも、いつ?」 と私に聞きました。

「あたしが騒いでたときだよ」

「うそだー。だって今やってたシーンは男子全員が出るから、
ヒロ君だってずっと舞台にいたよ?」

え、と思って、舞台を見ると

「萌子、声大きいよ、集中できなかったよ」

とニコニコと笑っているヒロ。

彼はやはり、一度も更衣室には近寄っていないと言いました。

更衣室と舞台は一続きになっているので

誰かが通ったら絶対に分かる筈なんです。

誰が、あのドアの向こうにいたのでしょう。

あのとき、ドアを開けていたら、私は・・・

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あの子
2004年1月18日/投稿者:笹倉 咲良

もう何年も前の話なのですが、実際に起きたことなのでどうか信じてください。

私は別に人形は好きでも嫌いでもありませんでした。

でも、当時小さかった私に母の実家のおばあちゃんは

遊びに行くたびに人形を買い与えてくれていました。

ゼンマイ式のオルゴール付きの人形などです。

弟はまだ生まれておらず、私と妹、二人に一体づつ買ってくれました。

オルゴール以外にも、可愛い顔をした亜麻色の長い髪の少女の人形と

並べてみるとまるできょうだいのような栗毛の赤ん坊の人形は、

寝かせると目が閉じる眠り人形です。

他にももらった人形は数多くあるのですが、

それらはどんなにたまっても捨てられません。

それは、私の体験も関係していると思います。

オルゴール人形をもらうよりもさらに数年前、

私の枕元には『起きあがり人形』がありました。

なかに音が鳴る何かが入っていて

倒して手を離すと「からんからん」という音をたてて起き上がる人形です。

私は良く寝る子供で、いつもその子と一緒にお昼寝していました。

その日、いつもの様にお昼寝用の布団の上でごろごろしてその子を眺めていました。

すると、その人形が突然「からんからん」といつもの音を立てながら

私の手が届かない場所に転がって行ってしまったのです。

自分が押しのけたわけでもないのに、なんでだろうと幼心に思いながらも

私は慌てて布団から這い出しその子を拾いました。

次の瞬間、バッターン!

という大きな音が直ぐ後ろでして、私はビックリして泣き出してしまいました。

後で聞いた話では、

音を立てて落ちてきたのはふすまの上に飾ってあった字のかかれた板で

私が寝ていた昼寝布団の丁度上に落ちていたそうです。

こんなことを高校生である私が言うのは幼稚に思われるかもしれませんが

私にはあの人形が私を助けてくれたように思えるのです。

だからこの出来事はずっとおぼえています。

もしもあの子がいなかったら・・・・・・と思うと、

本当にあの子には感謝しているんです。

今となっては『お昼寝』も『人形遊び』もしませんが、

勿論人形達はみんなまだいます。

私の部屋に2人、廊下に2人、あとは物入れにしまって・・・・

数年前、あの起き上がり人形は壊れてしまいました。

塗り描かれているピンク色の衣服の頭部に大きなヒビが入ってしまい

音も「からんからん」とは鳴りません。

いつだったか、

その子は他の危険物と一緒に地域のゴミ回収に出されてしまいました。

その時はちょっと哀しかったです。

本当に、その子にはいろんな想い出があったから。

でも、正直今はあの子に思い入れしたこと、後悔しています。

人形達はみんな、しっかりとしまわれています。

可愛らしい微笑を絶やさずに、取り出せばいつだって私に笑いかけています。

あの子も、いっしょに。

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小さな公園
2004年1月10日/投稿者:凪

私は車で仕事に行っています。

仕事場から家まで車で20分ほど。

家の近くは国道から外れた 車2台が何とかすれ違えるくらいの細い道なのですが

その途中に、小さな公園があるんです。

ブランコ、滑り台、ベンチが一つずつあるだけの本当に小さな公園なんです。

その公園の前には押しボタン式の信号があります。

ここでよく子供が飛び出して、危ないと言う事で

4年ほど前設置されたものです。

私は仕事柄帰る時間が決まっておらず毎日違う時間に帰宅しています。

そして、ある日その公園前の信号で赤になってしまい、止まりました。

歩行者もいないのに赤になってしまってちょっとふて腐れて

ふと公園に目をやると ブランコに女の子らしき子が座っていました。

公園の裏がマンションなので そこの子が座っているのだろうと、その時は思いました。

でもそれから毎日、必ずその信号は赤になり、その女の子もブランコに・・・

帰る時間はまちまち、もちろんそこを通る時間は決まっていません。

ただの偶然なのでしょうか・・・

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2004年1月6日/投稿者:senou

数年前、私は同時中学生でした。

来年に受験を控えていたのですが

もともと能天気な性格の私と親友は

その日は親友と塾をサボって親友の家で遊んでいました。

親友の家は二世帯で住んでおり一階で遊んでいた私達の隣の部屋は

親友の祖母の部屋になっていました。

他愛も無い話をしていると、親友の祖母が部屋に入ってきて

「あら、また塾行ってないのね」と苦笑しつつ茶菓子を出してくれました。

数時間、祖母と一緒に話していたのです。

が突然、祖母が顔色を変え、「もう会えなくなる」と言ったのです。

私と親友は驚いて言葉も出ませんでした。

「行かなきゃ、もう会えなくなる」と何回も繰り返し言うのです。

親友から『私のおばあちゃん、たまに変な事言うんだ』と

親友が言っていたのを思い出した私は

「誰に会えなくなるの??」と聞きました。

「・・・・・・に会えなくなる。」

私と親友は目を見合わせました。

そんなまさか・・・

だって今日も家で元気な姿を私と親友は見ていたのです。

不安になり家中を見回しても見当たりません。

親友が「もしかして外に出たんじゃ・・・」と言うので外に出てみると・・・・・

親友の家に住み着いていた猫(トイ)が車に引かれていたのです。

引かれてあまり時間が経っていないようで血も乾いていませんでした。

その姿を見ただけで即死と分かるような状況でした。

そしていつの間にか親友の祖母も外に出てきて 「もう会えない」と言ったのです。

私と親友はその後、猫(トイ)のお墓を作ろうと猫(トイ)を箱に入れ

スコップも持って空き地に向かおうとしました。

すると親友の祖母が家から出てきて 「あそこがいい」と言ったのです。

『あそこ』とは親友の家の前の空き地でした。

「コンクリートとコンクリートの隙間の近くがいい」指を差し言いました。

何故あそこがいいのだろう??と思ったのですが、さっきのこともあったので

『きっとトイもその方がいいだろう』と思い結局そこに埋めることにしました。

スコップ片手に穴を掘っていると

コンクリートとコンクリートの隙間から子猫が数匹出てきました。

しかもその子猫はトイとよく似た白と黄土色の毛をしていました。

何故トイが死ぬと分かったのか、今でも不思議でなりません。

そして不思議なことは親友の身にも起こりました。

その翌日、学校での給食の時間。

「私、見えたの」と青い顔の親友はいいました。

「え。なにが??」と尋ねると

「トイが見えたの」と言いました。

それまで親友はそんな話を一度もしたことがありませんでした。

私は驚いてしばらく何もいえませんでした。

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覗いた先に
2003年12月29日/投稿者:Y.O

この話は、私がこの前友人から聞いた話しです。

ありがちな話ですが、少しでも多くの方が目を通していただければ幸いです。

あるところに、タクシーの運転手(仮にAさんとします)がいました。

Aさんが仕事を終えてタクシー会社に帰る途中に必ず通る道に、

その女性はいつもいました。

その女性は、いつも、毎日同じ服、同じ場所、同じ格好でそこに立っていて

Aさんが運転しているタクシーを見つけると

スッと手を上げてAさんのタクシーを止め乗り込んできました。

その女性は、まるで喪服のように全身を黒いワンピースで包んでおり

さらに帽子を深く、鼻のあたりまで被っていました。

ある日、Aさんはそんな女性を不思議に思い、後を付けてみることにしました。

いつものようにその女性をタクシーに乗せ、目的地まで送り届けたあと

少しの間を置いてその後姿を追いました。

数分歩いた後、女性はある古ぼけたマンションに入っていきました。

Aさんもその女性を追い、その女性の住む部屋を突き止めました。

女性が中に入ったのを確認すると、Aさんはそっとドアに近づき

本来は部屋の中にいるものが訪問者の確認をする穴を覗きこみました。

しかし、赤いくて何も見えないのです。

Aさんは何となく不気味な感じがして、急いでタクシーの停めてある場所に戻り

タクシー会社に帰りました。

そして次の日、会社の同僚にその話をしたのです。

「覗いたんだけどさ、真っ赤で何にも見えないんだよ。変だよな。」

すると、会社の同僚は「あぁ。」と言って頷き、次にこう言いました。

「あの人、目赤いからな。」

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タクシー
2003年12月26日/投稿者:yokko

私が小学校6年生の時に聞いた話なんですが

あるタクシーの運転手がもう夜もだいぶ近付いていた頃に運転手は早々帰ることにしたそうです。

でも現実は、そううまく行かなくてタクシーはお客さんに捕まってしまったそうです。

そのお客さんは長くストレートの髪で、すらっとしたきれいな女の人で

でもどことなく不気味に感じたそうです・・

そして渋々運転手はお客さんを乗せて走り出しました。

運転手はお客さんに「どちらまで行かれますか?」と、問いかけるとそのお客さんは

「○×駅の前までお願いします」と、暗く、悲しそうな顔付きで言葉を返して来たので

不気味に思った運転手は早々その客を送ってしまおうと思い、目的地まで急ぎました。

そして数分後にその目的地まで着き、ホッと一息ついてから客を降ろし、代金を請求しました。

すると、その客はうつむき加減で「私・・お金を持ってないんです・・」

と、思いもよらない言葉が返って来たので、運転手は混乱していると

その客が自分の指を差し出し、「このルビーの指輪で補ってもいいでしょうか・・?」

と、その指に付いている指輪を見せました。

でも運転手は混乱のあまり「そんなのいいです。また遇った時にその代金をもらいます。」

と、運転手は言い残し、去っていきました。

でも今一度考えてみるとその指輪はこうかでキレイな指輪でした。

そして決心した運転手は、その女の人に「指輪でいいよ。」と、言うために車を止め

振り返って女の人を呼んでみました。

でもいくら呼んでも振り返ってくれません。

それどころか、だんだん離れて行くばかりです。

運転手はどうしようもなく自分にイラ付き

近くにあった石を思いっきり遠くへ投げました。

すると見事にその女に当たり後頭部打撲による、即死でした。

それを目にした運転手は、どうしようもなくなってその女の所に行き

女が身に付けていた指輪を無意識のうちに取ろうとしていました。

でもその指輪は女の指に固く食い込み、取れない状態になっていました。

そして運転手はその女の指を自分が所持しているナイフで切り落とし

指輪だけを取り逃げて行きました。

そして数日後・・・

その運転手は胸騒ぎがするのを感じて

この日もあの晩のように早々帰ろうとしていました。

でもこの時もあの時のようにお客さんに捕まってしまい

結局乗せてあげる事にしました。

そしてお客をチラッと見てみるとそこに居たのは、小さな男の子でした。

そして、いつもと同じように「どこまで行きましょうか?」と、聞くと

その男の子はあの女と同じ「○×駅の前まで」

と、呟くと暗い表情で外の景色を見ていたそうです。

そして運転手は疑問に思っていた事を切り出しました。

それは「君一人でどこへ行くの?」と聞くと、少年は黙って居たそうです。

そして「弟は?」と聞くと男の子は

「・・・・・・」

黙ったまま首を横に振りました。

次に「お兄ちゃんは?」と聞くと、また首を横に振り

「お父さんは?」と聞くとまた横に首を振る。

そして最後に「じゃあ…お母さんは?」と聞くと・・

男の子はいきなり運転手の方を向き、ひと言。

「お前が殺したんだ!!!(大声で)」と言ったそうです。

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マンション
2003年12月19日/投稿者:momo

私は今の家に住む前に、近くのマンションの12階に住んでいました。

今から話す霊体験は、全部私の母が経験したものです。

母は昔から少しだけ霊感があるらしく、19歳の頃に見え始めたそうです。

ちょうどその19歳の頃に経験したのは

家で床に寝ころんでいると、急に金縛りにあったそうです。

すると、どこかからか男が現れ、母の首をしめてきたのです。

それでは、本題に入ります。

母は前のマンションで数回霊体験をしたらしく

寝室で寝ていると手をにぎられ、妹だと思ったそうですが

みると誰もいなかったり、寝室の壁から変な物音がしたり・・・・

一番びっくりしたのは、午前2時に電話がかかってきて
(私と妹はまったく聞こえなかったのですが)

母が受話器をとると、まったく知らない男の声で

「Sさんですか?」 と聞いてきたので

母は「はい、そうですけど」

母はこんな時間に電話をかけてくるなんて誰だと思いながら迷惑そうに答えました。

そうすると、また「Sさんですか?」

と、数回も聞き、なんだか母も気味が悪くなってきました。

するとその男は、「Hさんですか?」

なんと、母を下の名前で呼んできたのです。

なんで見知らぬ男が私の名前をしってるんだ・・・?

さすがに母もだんだんと怖くなってきました。

そして最後に・・・「実を言うと・・・ガチャッ!ツー、ツー、ツー。」

母はとっさに電話をきりました。

体中がぞ〜っと寒気がしたそうです。

ただのいたずらだったかもしれませんが・・・

私も1度前のマンションで変な経験をしたのですが

友達とリビングのソファーでしゃべっていたら、 いきなり・・・

もぉ〜〜〜〜

という牛みたいな声が寝室から聞こえてきたのです。

まあ、こんなおかしな体験はほっておいて・・・

何年かたち、今の家に引っ越そうということになり

やっとのことで買ってくれる人がみつかり、 一安心していました。

引っ越す数日前、母が寝室にいると、壁から声が・・・

行かないで・・・・

それから数日後、今の家に引っ越しました。

7,8ヶ月後に、びっくりするようなニュースを聞きました。

なんと、前の私たちの住んでいたマンションに住んでいる人が

(外人さんの家族だったんですが)

もうあの家をでるそうです。

なんでこんな早くに・・・?

引っ越したばかりなのに・・・

もしかしたら、ただの転勤かもしれませんが、もしかすると・・

あなたも、このマンションにはくれぐれも引っ越さないように。

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電気の下に
2003年12月6日/投稿者:ウィード

あれは私が高校3年の時の話です・・

霊が見えるだけという微妙な霊感の持ち主の私と友人Kは

生徒会の仕事の為18時頃 まで学校に残っておりました・・・

18時といっても季節は冬、辺りは暗く

冬に寒さと不気味さで普通よりも寒く感じら れます・・

他の生徒会メンバーが仕事している中

私達二人は息抜きにと深い意味もなく体育館 の方へ向かいました。

体育館は電気も消え、誰も居ないのですが、何故か鍵が開いてるのです。

不思議に思いつつも、私達は体育館の入り口で無駄話をし始めました。

ふいに体育館の中が明るくなったように感じ、私は中を覗き込みます・・・

すると、一番 奥の証明がぼぉっと灯っているのです。

私『・・奥の電気点いてんだケド・・先生に言わなくて良いのカナ』

K『あー、ホントに点いてるー・・』

この後、友人は一点を見たまま硬直・・

私『あ?どうかした?』

K『あの電気の下に女の子がいる』

私には女の子は見えません。

あるのは高く積まれたマットのみです。

段々、電気は明 るくなり、隣の電気も薄らと明るくなってきました。

一つ、また一つと電気が点き片 側が全て明るくなった時

K『あの女の子が壁伝いにコッチに来る!』 と叫ぶのです!

私はとっさに扉を閉め、人のいる所までKを引っ張って逃げました・・・

後で、先生に体育館の電気の事を話しました・・

勿論女の子の事は伏せたままです、信 じてもらえる筈ありませんから。

でも、私達が去る間際に先生は一言こう呟いてました

『またか・・・』と・・

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サッカーボール
2003年12月1日/投稿者:うちなぁ娘

私は、沖縄に住んでいます。

沖縄と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

海のきれいな日本最南端の県と言うイメージですか?

それだけじゃありません。

沖縄は第2次大戦の日本で唯一、地上戦があったところですよね。

日本兵だけでなく、県民も大勢戦争で死にました。

防空壕代わりの洞窟で、集団自決があったり殺戮がありました。

それゆえか、私は洞窟に入った時、妙に人が多く感じられたり

入り口に無数の影が見えたりします。

そして、沖縄でも南部地区は有名な激戦地で、

そこで多くの人が亡くなりました。

そこまではよくある話です。

兄は、南部地区の某宿泊施設で、

大学のサッカー部員と合宿をしておりました。

公共施設で宿泊費が安いから、そこで 合宿するのが毎年の恒例らしいです。

ある夜、暇を持て余した部員が「肝試しをしよう」と言ったそうです。

副キャプテンだった兄は部員をかき集めて、コースを話し合い始めました。

しかし、その時話し合いに参加せずに、

ボールを蹴って遊んでいる部員が何人かいたそうです。

しばらくして、その部員たちの方から、「ギャーッ」と言う声が上がりました。

何事かと思ってその方を振り帰ると

キーパーがボールを抱えたまま走ってくるのが見えたそうです。

よく見ると、それはボールではなく、腐れかけた人間の首でした。

兄たちは驚いて施設の玄関まで逃げてきました。

しかし、耳を澄ますと、何かが跳ねる音がします。

何と、逃げた方から、さっきの首が追いかけて来たのだそうです。

度肝を抜かれた兄たちは、部屋に逃げ帰りましした。

その後は、それを忘れるために、騒いだり酒を飲んだりして時間を潰しました。

でもトイレだけは部屋になくて、仕方なく何人かでトイレに行ったそうです。

帰りに、「何にもなかったよな」と言っていると、

廊下の向うから、何かが跳ねる音が・・

一目散にダッシュして逃げ帰り、怯えながら朝を待ったそうです。

朝になって、恐る恐るドアを開けると、何かがドアに当たりました。

それは昨日遊びに使っていたボールですが、ボールの至る所に

人の歯型らしきものが付いていたそうです。

兄は、そのボールは忘れた振りをして、そこに置いてきたと言っていました・・

長い話ですみません・・・

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2003年11月22日/投稿者:*MIHO*

私が小学2,3年生に体験した話です。

その前に言っておきますが、この話は本当におきたことです。

ある日、私は叔母の家にとまることになりました。

叔母はとてもホラー好きで、よく私に怖い話をして怖がらせます。

まあ、私もなんですが。

しかし、その日がホラー好きの私と別れる最後の日となりました。

その日、いつものように私は叔母に怖い話をしてもらっていました。

とまりがけなので、たくさん話をしてもらいました。

そして夜中の11時・・・・・

そろそろ眠くなってきたので、

「おばちゃん!最後に一番怖い話きかせて!」と言いました。

そんな私に叔母は

「え〜、今まで話したので全部だよ〜」 そういいました。

しかし、あきらかに一瞬間がありました。

ははーん、隠してるな、と思いねだりまくりました。

とうとう叔母も折れて、話を始めました。

しかし、この話はいつもの話の始まり方とはちがいました。



「この話をきいたら夢を見るから、そしたら夢の中にある家の一番上をめざしなさい」



これがはじまりでした。

内容は、ある少年がいて、その少年は毎日のように いじめにあっていました。

そんなある日、少年はいじめっ子達に 古い小屋の中に閉じ込められて

小屋とともに燃やされ 死んでしまいました。

その日からは、いじめっ子達一人一人の夢の中に その少年があらわれ

鋭い鉄の爪で心臓をえぐりとられる といった夢をみるそうです。

しかし・・・・・

夢ではなかったそうです。

起きたときには、実際血まみれになっていて、本当にしんでしまったようです。

そう、夢の中で起こったように・・・ といった叔母の話でした。

そして、この話を聞いたら実際この少年の夢をみる、といった話 でした。

全然そんな話信じませんでしたが、

怖かったな〜 と、いった感じで私の話はおわります。

ここで私から忠告です。

夢を見たら、叔母がいったとうり家の上をめざしてください。

これでおわかりですね。

私が夢をみたのかみなかったのか・・・

信じろとは言いません。

私だってこんな話信じたくありません。

だから・・・

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本当にあった話
2003年11月21日/投稿者:うに

私は、このサイトをよく見ていますが

これから話す体験は91話の「たたり」に関する話しです。

私は霊感が強い方でよく霊を見ますが

そこまで金縛りとかにあったことはありません・・・

「たたり」を見た後料理(自分が食べる分)を作り、食べていました。

しかしよっぽど眠かったのか、食べてる途中で寝てしまい朝になりました。

そして昨日作った料理を見てみると・・・・

私は愕然となりました。

ご飯が少し残っていたのですが、見てみると・・・


ご飯が一粒も残っていなかったのです。


私は不思議に思い、台所に行くと紙がありました。

それを見ると、 「ありがとうございました」とかかれていたのです。

信じられますか。

絶対全部は食べてなかったのに一つ残らずなくなっていたのです。

それ以来私はご飯を食べる前はご飯に箸を突き刺して

必ずたたりがないようにしばらくたってからご飯を食べます。

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誰の右手?
2003年11月17日/投稿者:エリカ*

これは1、2前の話です。

私が友達のKの家にNちゃんと二人で泊まりに行った日の事です。

その日私たちはなかなか寝付けず電気を消して真っ暗な部屋の中で

1つのベッドに座り3人で交代交代で怪談話を始めました。

友達のKが一番最初に怪談を話し始めた頃私はフと人の気配を感じ

Kの部屋のクローゼットに目をやりました。

その場には何もなく私も気のせいだと思いすぐにKの話に没頭しました。

何回か怪談が語られ何回目か、また新たな怪談をKが始めました。

四角い部屋の4つの角に4人の人間が立ち

そして回りそれが永遠に 続くという有名な怪談話でした。

Kが話している時私は何故か物凄い嫌な予感がし

思わず右手で誰かの腕を掴みました。

そしてKがその話を話し終わった時私はフと右手で掴んでいた

誰かの腕を窓の微かな光に当てました。

親指が左側にあり、それは誰かの右手であることが分かりました。

しかしその直後私は嫌な予感を覚えその腕を離しました。

そして私が「今、私誰かの右手掴んでたよね?」と聞いたところ

隣に居たNちゃんは

「え?私掴まれてないよ。ずっと手組んでたし」 と言うのです。

KはそのNちゃんの隣に居るので距離的にKの右手を掴む事は不可能です。

私は怖くなってその場でうずくまってしまいました。

それ以来私がKの家に行くといきなり床から

ピシィィィィ!!!! という木が裂けた様な音がしたりします。

私はKの家と相性が合わないのでしょうか。

そして私が掴んだ右手は一体誰のものだったのでしょうか。

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ハイヒール
2003年11月16日/投稿者:架那

これは、塾の先生から聞いた話です。

先生は高校時代吹奏楽部に所属していて

その吹奏楽部では毎年夏に合宿があったそうです。

合宿が行われたのは、町内の宿泊施設で

そこから2q程離れたところに岬があり自殺の名所でした。

4泊5日の合宿の最後の夜、

3年生の男子生徒数名が「肝試しに行こう」と言い出しました。

「H、お前も行くよな?」 と、先生は言われました。

当時1年生だった先生には、先輩のその言葉を断れませんでした。

そこで、3年生4人、2年生1人、1年生1人で行くことになりました。

ちなみに全員男性です。

岬までは自転車で行きました。

街灯も無い森の中を自転車で行くのは、かなりの恐怖だったそうです。

その岬には、自殺の名所にふさわしくない、「縁結びの鐘」があります。

とりあえず、先生達は、その鐘を鳴らす事にしました。


カラーン、カラーン・・・


何もおきません。

「なんだ〜」と、少々和んだ所で、先生は岬の下を見ました。

まさに断崖絶壁。ここから飛び降りたら、間違いなく命はないだろうなぁ。

そう思いながら見ていると、岬のずっと下、海の近くで白いもやが見えました。

「先輩・・・何か見えませんでした?」

「いや、何も。怖いこと言うなよ」

先輩に言ったときは、もうもやは消えていました。

その時です。


カツン、カツン・・・


どこからか、ハイヒールで歩く音が聞こえました。

そこにいた全員が聞き、思わず青ざめました。

「え、今・・・」

周りに人影はないのに、どんどんその音は大きくなります。

カツン、カツン、カツン

「っぎゃ〜〜〜〜!!!!!」

先生達は無我夢中で自転車をこぎ、宿泊施設まで戻りました。

数日後。

あの出来事が忘れられない先生は、親に岬で起こったことを話しました。

すると先生の親はこういいました。

「もう30年くらい前になるけど、あの岬で自殺した女性がいたんだよ・・

遺体がな引きあげられた時に、その遺体は、ハイヒールを片方はいていたんだ」

それを聞いた先生は、地元紙を調べました。

親の言ったことはほぼ正しく、先生は、あそこにいたらどうなっていただろう

と考えるだけで身震いがしたそうです。

しかし、恐怖はそれだけでは終わりませんでした。

1年後、また懲りずに3年生

あの事件の時の2年生が肝試しに行こうと言い出しました。

先生は、30年前の話を、他の人に話していませんでした。

3年生を止めましたが、行くといってききません。

結局、去年岬に行った3年生とその同級生、そして後輩数人が行きました。

次の日、岬に行った人が帰ってきました。

もう夜は明けていて、先生が捜しに行こうと言い出した頃でした。

全員震えていて、ものも言えない状況でした。

「先輩、何があったんですか?」と、先生は尋ねました。

その先輩はこう答えました。

「分からねぇ・・またハイヒールの音がしたんだ。それで、怖くなって逃げたんだ
だけど自転車足りなくて・・T(1年生)、置いてきちまった」

それを聞いて、先生は警察に連絡し、Tさんの捜索が始まりました。

Tさんは、海に転落していて、もうすでに亡くなっていました。

そして、先生は、警察の人の話を聞いて、全身に悪寒がはしりました。

「Tさんは、右手にハイヒールを握っていた」

女性はTさんに、自分のハイヒールを探させたのでしょうか・・

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長い首
2003年11月3日/投稿者:Y.F

以前「死後の顔」を投稿させていただいたY.Fです。

また思い出したので投稿させていただきます。

中学のころの話なんですけど、私の通っていた中学の側に公園がありました。

地元の年配の方ならすぐわかると思いますが

そこでは今から20年程前に殺人事件がありました。(私が小学生のころです)

中央にある滑り台の下で、

ストッキングで絞殺された女性の死体がみつかったのです。
(今となっては時効も過ぎて未解決です)

小さな街ですので、当時は大騒ぎでした。

事件から数年たち、私が中学三年生になった時

たまたま仲良く なった子がその公園の近所に住んでいて遊びに行く事になりました。

季節は冬。塾の帰りだったので夜の7〜8時ぐらいです。

公園を通ったら早く着くと言うので、なんとなく事件の事を思い出し

いやな気分でしたが通る事にしました。

「犯人つかまってないんだよね〜」

「幽霊でるかもよ?」

などと、冗談まじりに事件の事を話しながら中央の滑り台の所まできました。

その時、友人も私も足が止まりました。

何故なら滑り台の所に人がいたからです。

「なんだ、人か?」と思いましたが、その思いは一瞬でふきとびました。

その人は滑り台の梯子の下で、私達に背を向けて立っていたのですが

あまりにも不自然なのです!


何が不自然・・・それは異様に長い首。


私達はお互い言葉もかわさずに元来た道を走って戻りました。

公園を出てさらに走って、ちょっと回り道になりましたが友達の家に着きました。

「みた?」

「なにあれ!」

ひとつ納得できない事がありました。

滑り台の側に立っていた首の長い人物が女性なら

それは以前 絞殺された女性の霊なのでは?と、考察できるのですが

私達がみたのは男性だったのです。

次の日私達は図書館へ行きました。過去の事件や事故を調べる為です。
(好奇心です。不謹慎ですね)

そこで気になる事故(?)をみつけました。

それは、「男性の首吊り焼死体」の記事です。

公園から200メートル程離れた場所にある1ルームマンションが火事になり

3部屋ほど焼けたのですが

出火元である部屋に男性の焼け焦げた首吊り死体がみつかったのです。

火をつけた後、首を吊って自殺したらしいのですが・・

私達がみたのは、その首を吊った男性だったのでしょうか?

そして、何故あの公園の滑り台の所に現れたのでしょう。

どうしても絞殺された女性と結びつけてしまいます。

もしかして、絞殺された女性が犯人を呪い殺したのでは・・

あるいは、人を殺してしまった罪悪感であの男性はノイローゼになり

発狂して自殺したのでは・・・

それとも、まったく関連性のない事なのか・・・真相はわかりません。

今となっては時効はとっくに過ぎました。

ただ、男性が自殺した日付が、女性の絞殺体が見つかって

ちょうど4年後の同じ日だったというのが不気味です・・・

あとひとつ怖い体験した事があるのでまた書きます。

読んでくれてありがとうございました。

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憑いたマウス
2003年10月2日/投稿者:Holic

私がパソコンという物をいじり始めたのはたしか小学校6年生の時だろう。

親父がまた何かでかい物を買ってきたな、と。

その頃はまだインターネットなどの通信網は今ほど流行っておらず

せいぜい表計算や文書作成、

あるいはゲームをたしなむ程に私はパソコンをいじっていた。

あれから、約・・・6年だ。

時が過ぎるのは早いものだ。

今は何だ?インターネット24時間つなぎっぱなしや電子メールは当たり前。

ネットで買い物が出来るのも当たり前。時代は変わるものだ。

この全工程、いや、パソコンのほぼ全てのプログラムに命令を下す入力装置

それがマウスである。

今、私の右にコツンと大人しくしている、

いや、これを読んでいるアナタの手中にある物体。

この普段欠かすことの出来ない可愛らしい装置に纏わる出来事です。

それは半年前だろうか。

季節は春。桜吹雪が風に舞う時期であった。

この頃から私はネットサーフィンにすっかりハマってしまう。

次々と現れる新しい情報、掲示板、チャット、などという

インターネット通信網を活かしたシステムを利用していると

あっという間に時間が過ぎていくという毎日を送っていた。


ある日、起きると右手の手のひらが少し紫色に染まっていることに気づいた。

「あっやべぇ。昨日風呂入んなかったんだっけ?」と自分に言い聞かせ

洗面所へ行き石鹸で洗ったら、すぐ落ちた。

と、この時の出来事はすぐ忘れてしまった記憶がある。


しかし、翌日の朝。


紫色だ。何だこれ?

・・・・・・・ 最近紫色の何か触ったっけ?いや、触っていない。

触れば少なくとも左手も紫に染まるはず。

原因は何だ?

少々不気味な気分に襲われた私は

急いで石鹸で落とすことしか出来なかった。

しかし、次の日も右手のひらが紫なのである。

これには参る。(ヤバイな・・・)

私は直感する。(もしや?まさか?それは無いだろ)

自分の中の自分が何人も言い争いをしながら私は部屋に入り、

マウスに触れる。

そして手のひらを見る。

紫・・・(!!!)

コイツか!!?何故?私は何かにとり憑かたかのようにパソコンを立ち上げ

Internet Explorer内のお気に入りをクリックし、心当たりのあるサイトを開いた。

恐怖系サイトである。

これだ!こいつしか考えられない!

そのサイトはいかにも怪しく、長時間滞在するには危険とも思える雰囲気である。

メインページをよく見ると、画面の左下に小さく「注意事項」の項目があった。

私は急いでクリックする。と、そこには恐るべきことが書かれていた。


『本サイトを御覧になり、死亡に至った閲覧者が多数報告されています。
そのため、このサイトに恨みを残し、回線を通じマウスに憑く自縛霊が存在するようです。
本サイトを御覧になり、気分が悪い、手の色がおかしい、頭痛がする、
視線を感じるなどといった症状があった場合、速やかにお帰りください。
尚、こちらでは一切責任は負いません』と。


恐ろしい。今思い出すだけでも恐ろしい。

こんなサイトが存在していいのか?

私は驚愕し身が震え上がった。

(後略)11月、今ではもうそのマウスはご機嫌です。

よかったよかった。手も治ったし。

何処までも続く深いネットの世界。

淵を見た者だけが経験する恐ろしい制裁。

ヤバサイトは存在します。

皆さん気をつけて・・・

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三人
2003年10月26日/投稿者:比奈

これは私の友達から直接聞いた話で

あまり怖いとはいえないかもしれませんが投稿させて頂きます。

ある日のこと、友達(仮にTとします)のTちゃんが

いつもように学校から家までの道を歩いていました。

学校の近くの信号の辺りで信号が青に変わるのを待っていると

隣に男の人二人と女の人が立っていました。

Tちゃんは昔からそういうのを感じる力が強く

その人たちが人間ではないことに気づきましたが

見なかったことにしたそうで、そのまま家までの道を急ぎました。

すると何故かあの3人がついてきたそうです。

Tちゃんはこっちのほうに用件があるのだろうと思い自分の家まで走っていきました。

家に着き玄関の扉を閉めようとしたら

あの3人がTちゃんの家の前でずっと笑っているんだそうです。

声をあげずに・・・。

さすがに気味が悪くTちゃんは急いで自分の部屋に戻りました。

夜も更けTちゃんは妹と一緒に寝ているそうで寝室までいきました。

Tちゃんはギョッとしました。

寝室に昼間の3人が寝ている妹の顔を覗き込むようにしていたからです。

部屋にはいってきたTちゃんに気づいた3人は妹から離れましたが

部屋から出てはくれなくてどうすればいいのかTちゃんはわからず

そのままにして自分も布団に入ったそうです。

するとあの3人が寝室で何かを探していたそうです。

Tちゃんは布団の中でその様子を暫く見ていたそうです。

女の人がTちゃんが見ていたことに気づきTちゃんの布団の上まできました。

女の人はTちゃんに向かって何か言ったそうですが

Tちゃんは声が小さくて聞こえなかったといっていました。

暫くTちゃんと女のは眼をあわしていたそうですが

その女の人が急にTちゃんの首をしめました。

Tちゃんは驚きだんだんと意識が薄れていったそうです。

翌朝、目覚めたTちゃんが部屋を見ると3人は消えていましたが

布団を見ると長い髪の毛と足跡

そして自分の首の所には手の跡が薄っすらと残っていたそうです。

この人たちはいったい何が目的だったんでしょうか・・・

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スカートのお婆さん
2003年10月21日/投稿者:イル

これは僕が本当に体験した話です。

その日、僕らは普通に皆で街中をドライブしていました。

メンバーは5人。

運転していたK先輩と、K先輩が狙っていたHさんと、僕の友達のTとRです。

ドライブの途中、K先輩が「次何処行こうか?」といってきたので

僕らは「肝試し!」と行って六甲山にあるお墓に行きました。

僕たちは夜の山道に車を走らせ、そのお墓にたどり着きました。

「よし!いこっか!」と友達のTが言った時

K先輩が「俺とHはのこるわ!」 と言ってきました。

僕は内心「おいおいまじかよ、3人とか少ないし、怖いし」と思いつつ

邪魔をするのも 悪いと思い、仕方なく3人でお墓に入ることにしました。

そこはまだ現役中のお墓で、大きな門があります。

僕らはその門を乗り越えて、中に入りました。

中は設備が整っており、大きな道が一本あり、

周りにお墓がたくさんありました。

夜のお墓は大抵怖いものなんですが、そこはゴミ一つ落ちていなくて

思ったほど怖い雰囲気はありませんでした。

「なんや、ちっとも怖くないやん」

幽霊を全く信じてなかったTがそんなことをつぶやきました。

その発言は、雰囲気ぶち壊しだったので、僕は

「いや、ここマジで出るらしいで」と言って、雰囲気を出しました。

懐中電灯はTが持っていたのですが

怖くないからといって電気を消しっぱなしであるいていました。


5分くらい歩いたでしょう。


先ほどの怖くない雰囲気は何処へやら。

どんどん道を進んでいくにつれて、当たりが暗くなっていき

歩くにつれて、怖くなってきました。

それはみんなも同じ気持ちだったんでしょう。

誰一人喋らなくなってきました。

そうしているうち。

僕らは下り坂に差し掛かっていました。

そして、下り坂を下ろうとしたその時、いきなりTが足を止めました。

僕とRはいったいどうしたんだと思っていたら

Tはさっきまで消していた懐中電灯の電源を付け

坂の先のほうに光をてらしました。

そのとき、僕はその光の先を見たんですが、

そこには看板のようなものしか見えませんでした。

なのに、Tはいきなり後ろを向き

「ウワァァァ」と言いながら猛ダッシュで逃げていきました。

何がなんだかわからなかったんですが

とりあえず怖くなったので僕とRも後をついていきました。

Tが立ち止まったので、僕らもTの側にちかづいたとき

いきなりTが僕の腰あたりにしがみついてきて


「出、でた、、スカートをはいたおばあさんが、お、おばあさんが」


と気が狂ったように喋るのです。

でも、僕とRは何も見えなかったので

気のせいだと言い聞かせるんですがTは聞く耳をもちません。

そして、Tが「真ん中はいらしてくれ」と言って、僕とRの間に入ってきました。

そのときです。

たまたま僕は真ん中に入ろうとしているTを見たとき、体が固まりました。

さっきから黙っていたRの真後ろに

真っ黒の長い髪をしたおばあさんがべったりと後ろを付いてきていました。

みんなは気付いていませんでしたが

僕が発狂して「ウワ!ウワァァ!」と言ったとたん

みんなも訳がわからずさっきいた道を走って行きました。

門にたどり着き、叫びっぱなしの僕らに気が付いたK先輩が車を降りてきて

「お前らどないしてん!なんかあったんかいや!」と叫んできました。

僕らはそんなK先輩に返事もせず門を乗り越えたとき

いきなり門が「ガタガタガタガタ」と揺れたのです。

風は一切吹いていませんでした。

それがおかしいと思ったのはK先輩も思ったらしく

みんな車に駆け込んだ後、直ちに車を出発させました。

K先輩が「なにがあってん!」と聞いてきたので、気持ちを落ち着かせ

「おばあさんがでてきたんすよ」と僕がいいました。

「本間に言うとん!?」と先輩が言ったその時

「ウワ!」といきなりK先輩が車を急停車させました。

何がなんだか分からなかった僕たちは車の前を見ました。

なんとそこには、スカートをはいたさっき僕とTが見たおばあさんが

道のど真ん中に立っていました。

もう車の中はパニック状態でみんな叫んでいました。

みんなそのおばあさんを見ていたんですが、なにかおかしいのです

「この車、動いてる?」と僕が言うと

「う、、うごいてる。動いてる!」

とみんなが言い出したのです。そう、確かに車が動いていました。

そのとき、K先輩は何を思ったのか

おばあさんがいるのに車のペダルを一気に踏みした。

そしておばあさんを。。。。

僕はその時思わず眼を瞑ってましたが、何も当たる音がしませんでした。

そう、確かにあれは幽霊でした。

おばあさんは消えたのです。

そして僕らは車を走らせていました。

しばらくみんな黙り込んでしまってたんですが、

ある音で、体が跳ね上がりました。

ドン!という音が、ボンネットの上でしたのです。

「う、、上になんかおるぞ!」とK先輩が言い

「キャー」とHさんが叫びました。

K先輩は車のスピードを上げ、大急ぎで山道を下っていきました。

もうみんなパニックでびくびくしていたし、Hさんも気が付くと泣いていました。

山を下り終えて、町が見えてきました。

僕らは、その後、近くにあるコンビニに車を止め、ボンネットの上を見ました。

しかし、そこには誰もいませんでした。

でも、なんと、手形がはっきりと残っていました。

あの墓地には皆さん行かないように。

六甲山にある大きなお墓といったらおそらくそこしかないと思うので。

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5時の呪い
2003年10月18日/投稿者:ノア

あれは小学校5年生のころでした・・・

そのころ僕は幽霊なんて信じてもなかったし

また 心霊体験なんてものもしたことがありませんでした・・

でも・・あの5年生のころの体験は・・・・

僕は給食をいつも残すので有名でした・・

その日、先生が怒って 「全部食べるまで帰っちゃいけません!!」

と言われ、イヤイヤ冷えた給食を食べてました。

その日は運が良かったのか僕の友達もそこにいました。

それで放課後、みんな帰ってしまい時計の針も4時をさしていました・・・

すると友達が・・

「やばいなぁ・・どうする?この給食捨てに行っちまおうか?」

僕はもちろんそれをOKして学校裏に行きました。

「埋めときゃ大丈夫だろう」と、友達が言いました。

「うん。そうだね・・・」

僕はこの時、カバンを一緒に持ってくれば良かったと後悔しました。

僕達は給食を捨てたのをばれないように学校裏に埋めたので

時間がかかってしまい教室についたのは5時でした・・

「うわぁ・・・暗いな〜・・でもまだ部活やってるね」

僕の学校は部活を5時30分までやるきまりがありました。

「それじゃ帰るか、じゃあな〜」 と言って友達は先に帰ってしまいました。

「うん、じゃあね〜」僕は友達を見送ってから

忘れ物は無いか確認して帰ろうとした時こんな声を聞きました。

「・・・タ・・助け・・・・て・・」

「え?なに?今の・・・?」

僕ははっきりと聞きました。

でも今まで心霊体験などしたこともなく、

また幽霊を信じない僕はそれを否定しました。

「きっとあいつがふざけてるんだろ・・そうだ、きっとそうだ!」

でも次の言葉で僕は固まりました。

「タスケテ!!!!」

その声ははっきりと聞こえました・・・

「タスケテ」と・・・

「うわぁぁぁぁぁ!!でた〜!!」

僕は急いでその場から逃げ出しました。

それで階段を二回まで降りた所で友達が足を抱えて座ってました。

それで僕は友達の体をゆすりながらさっき起きたことを 話しました・・

しかし・・・よく見たら友達はどこか遠くを見てこんなことを言っていました・・・

「逃げろ・・逃げるんだ・・・」

それでぼくはその言葉を聞いた後に気付きました。

友達の体は白く・・冷たくなっていたのです・・ (その日は真夏)

僕は怖くなって友達をその場に残して一人で逃げてました。

でもその次の瞬間・・金縛りがおきました。

僕は頭だけがかろうじて動くのに気付き顔を正面に向けました。

そしたら・・・

鏡に僕の後ろの方に片腕を失い頭が割れている女の人がいました。

「タスケテ・・・・・タスケテ・・・」

しぼりだすように放つその声は重くまた冷たかった・・

そうして女の霊は姿を消して金縛りも解けました。

それで僕は急いでゲタ箱に行って靴をはいていたら

何とそこに友達が立っていました。

「おう!どうした!なんだか顔が青いぞ?」

それで僕は安心したのか大泣きしました。

あとからわかったことなんですが、僕の学校は 昔墓地があったらしく

その墓地の幽霊がまださまよっているらしいのです。

僕はこの体験以来心霊現象がよくおきるようになりました。

みなさんも学校の給食は残さないようにしましょうね・・

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窓に張り付く女の人
2003年10月7日/投稿者:流華

これはお姉ちゃんから聞いた話で、実話だとお姉ちゃんは言っています。

以下、姉になりきって書いたものです。

私は、彼氏(以下S)と付き合っているのですが

Sの家は アパートに一人暮らしで

私らの家から電車で行かなければならないところにありました。

私は自分の家にはあまり帰らず

Sの家に泊まるということを しているのでそのときのことを話します。

私はバイトが終わり「そろそろSの家へ行こうかな」と思った時

Sが車で私の家まで迎えに来てくれたのです。

私は、この夜道を歩くのも怖いと思っていたところなので

Sに感謝し、車に乗りました。

そして、Sの家に着き、駐車場までSの車を置きに行って、アパートに戻りました。

(Sのアパートは駐車場が離れています)

すると・・・今まで楽しく喋っていた私たちの会話が止まりました。

アパートの下の道路に、長い髪の女の人が立っていたからです。

時刻は11:00と、結構遅い時間なのに、その女の人は一人で

何もない道路に立ち尽くしていたのです。

私は、「なんであの人、こんな何もないところに立っているのかな・・・」

と、気味が悪くなり、Sと足早に去ろうとしました。

よく見ると、その女の人は、私達の方を向いていました。

そして、アパートに入り・・・

「ねぇ、S、あの人なんだろうね?言っちゃ悪いけど、ちょっと気味悪い・・・」

「オレも思った、早く部屋に戻ろう」

そうしてアパートの階段を上った時・・・私は気を失いそうになりました・・

階段の傍の窓から、あの女の人がベターッとはりついて

気味悪くニヤニヤと笑っていたのです。

私は驚き、Sに「あ・・・あれ!あれ!」と必死に窓のほうを指差しました。

Sもあの女の人を見ていたのです・・・

でも、見られたことに気付いた女の人は

シュっとどこかに消えてしまいました・・・

私は、あれ以来、Sの家へ行くたびあの女の人を思い出します。

以上が、姉の話でした。

私が実際これを聞いた時、

誰かに見られているような気がして溜まりませんでした。

皆様もどうか気をつけてください。

気付かぬうちに貴方の家にも見知らぬ女の人が窓にはりつき

ニヤニヤと笑っているのかもしれません・・・

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母と子
2003年10月7日/投稿者:あや

これは私が友達から聞いた話です。

あるところに若い夫婦がいました。

ふたりとも優秀な大学を卒業していて頭が良く、

そのうえ、美男美女でしたから

まわりの人達もうらやましがるほど、すてきな夫婦でした。

やがて、男の子が生まれました。

ところが、その子はふたりの期待をうらぎるように、みにくい顔をしていました。

人いちばんプライドが高い夫婦は、ショックをうけ

その子を部屋にとじこめて家から一歩も出さなかったの です。

近所の人達には

「子どもは生まれてまもなくおもい病気にかかり、入院を続けている。」

と嘘をついていました。

男の子が三歳になった時、人目をさけて

家から遠くはなれた遊園地につれていきました。

はじめて外にでた子供は、うれしくてうれしくて、はしゃぎまわっていました。

が そのうち、 「ママ、おしっこ。」 といいました。

母親は、男のこの手をにぎると、公園のはずれの崖のそばにつれて行きました。

そして、こどもがおしっこをしているところを、うしろからつきおとしたのです。

男の子は、崖をまっさかさまにおちて死にました。

近所の人には、病気で死んだことにしていました。

それから何年かたって、夫婦にふたりめの子どもが生まれました。

男の子でした。 最初の子どもとは違って、かわいい顔をしていました。

ふたりはうれしくてうれしくて、とてもかわいがって育てました。

その子が三歳になると

お母さんは、いつかの公園に子どもをつれていきました。

子どもは、楽しそうに遊びまわっていました。

が しばらくすると、 「ママ、おしっこ。」 といいました。

母親は、公園のはずれの崖のそばにつれていって、おしっこをさせました。

すると子どもがきゅうにふりむいて、母親をにらみつけると一言・・・


「今度はつきおとさないでね。」


「こんどはつきおとさないでね」

その最後のひとことが、ぶきみにひびいてくる。

そう、ふたりめのこどもは、最初の子どもの生まれかわりだったのです・・

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後悔している事
2003年10月5日/投稿者:業

2000年冬。私が普段通りに学校を終え

当時習っていた書道教室へと向かう途中に起きた出来事です。

書道教室へ向かう途中にはスーパーがあり

そこの駐車場を横切ればほんの少しですが近道になるので

私は駐車場を横切っていこうとしました。

そのスーパーは店舗の外にトイレがあり、その横を通り過ぎてしばらく行くと

あまりにも突然に何者かの強烈な妬ましく思うような視線を感じ

そして、私一人だけが周りから取り残されたような恐怖を感じました。

それまでも、稀に何かを見たり感じたりすることはあったのですが

その年は何故か特によく見る事ができる時期のようでした。

でも一度も恐怖を感じさせるものには出会ったことがなかったので

その時私は半ばパニック状態だったのだと思います。

なにしろ、自分が背を向けているはずのトイレの入り口に立つ

グレーのハイネックセーターを着て茶色のズボンをはいた

30代後半と思われる男性の姿がはっきりと見えたのですから。

そして咄嗟に

「あぁ、お願い・自分は何も出来ないのに・・あの車の方に行けばいいのに」と

目の前を何事も無く通り過ぎ行く車の所へ行くようにと願ってしまったのです。

それと同時に、現れたときと同様、

突然その男性は何処かへ消えて行ってしまいました。

もし私のせいで本当にあの車の方へ行ってしまっていたら・・・

もしその車にあの後、何かが起きていたら・・・

そう思うと、今でもあの時の自分勝手な願いをした事が

とても悪いことなのだと改めて痛感し、後悔するばかりです。

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法一皮膚病
2003年9月27日/投稿者:N・W

これは私の出来事です。

宜しければ少しよんでみてください。

私は皮膚病です。

皮膚病といっても・・なんというか アトピーの軽いかんじで

プールなどにはいると

少し殺菌用の薬がききすぎて被れるくらいの皮膚病なのです。

小さな頃からずっと皮膚病でしたので、友達もよくしっているし

それほど酷いものではなかったので、

暑い時には良くノースリーブの服などを好んでよくきました。

突然ですが、皮膚病の私は昔自分の皮膚をきにしており

あまり外にでて運動をするコではありませんでした。

どちらかとうと家で本をよんだり、母の手伝いをしたりするのが 好きでした。

その家の中でも一番好きなことがありました。

ビデオです。

父が外に出ない私に気を使いよくビデオを借りてきてくれるのでした。

勿論子供のころなので

「世界の自然特集」とか 「アニメ」などしかほとんど見ないのですが・・・

その中でも私はよく父にねだって借りてきて欲しいといった アニメがあります。

本でもよくよんだ「耳なし方一」の話です。

子供の頃とは不思議なもので、なんでアレが良かったのかは良く覚 えていません

けれどなぜかいつも

「お耳のないおぼうさんのがいい」と父を急かしました。

そんなわけで今に至るわけですが、私は一人暮らしをすることを決意しました。

別に一人暮らしといってもそんな遠い場所では ないのですが・・・

そんなこんなで引越しセンターの方にきてもらうようにお願いし。

少し部屋の整頓をしていたときでした。

いらないビデオといるビデオをまとめているときに。

古ぼけた「耳なし法一」のビデオがでてきたのです。

小さいころよく急かし、ビデオまで録画した頃をおもいだすと

少し家をでてくのが名残惜しくなります。

そんなことを思いながら私は良くみた「耳なし法一」の話を

何十年かぶりにみてみることにしました。

ビデオにセットすると入ってまもなく砂嵐がおきました。

そりゃぁ何年もみてないので埃を随分かぶっていそうですが・・

私はついたビデオに熱中しました。

久しぶりにみてみると何故かとても面白く食い入るようにみつめていました。

そして 終わると満足そうにビデオを消し「これはいる」と整頓した瞬間でした。

いえ、時間なんてなかった気がします。

テレビをみたときでした。

テレビ一面に。お経がかかれていました。

(・・こんな場面あったかしら?)・・

そんなことを感じながらもセンターさんがベルをならして呼んでいるのに気づき、

何事も なかったように引越しがはじまりました。

私は引越し先に向かう車のなかで思いました。

(そういえば・・あのお経うつったとき・・ビデオはいってたっけ ?)・・

入ってません。勿論。

でも別に私は細かいことを気にしないタイプですので、

何、気にすることはないと

すぐに引越しのことが頭にかえりました。

それから順調といっていいほど一人暮らしはいいものでした。

高校のころ必死でためたバイト代で少し楽な暮らしもできるし

親からの仕送りがいつもありました。(さすがに多くはいただけませんが・・)

仕事のほうも順調で、友達も結構できたので、案外不自由なくくらしていました。

そんなある日のことです。

私はテレビで仏教の番組をみていました。

しっかり、ちゃんと という訳でもないのですが、皿洗いをしながらでしたので

ちらりちらりと、すると体が異様に痒いのです。

肌の皮膚から足の皮膚にかけてまで、妙に痒いのです。

痒い、痒い、痒い。

ついには頭の毛のあたりまで痒さがきたのです。

私は我慢しきれず うでや背中を貪るように掻きました。

すると肌の弱いせいなのでしょ うか、

体に経の文字ににたものが浮き出てくるのです。

赤くぱんぱんにふくれあがって、その文字は次第にはれ上がってゆき ます。

私は恐ろしくなり子供の頃からの行き付けの皮膚科へと急ぎました。

すると先生は不思議におもったのでしょうか

卵やお肉のやつは食べていないかなどの調査をはじめました。

私はあまり卵などはたべません(昔から野菜ばかりで)

先生はこまったようにカルテをみて私の肌をみました。

「又食生活のほうと、便の調子のほうみといてください。

一応かゆみ止めと、いつものやつ、だしときまんで」

「あ、はい、ありがとうございました」 どうやら先生は困り果てたようです。

一応私はその薬とぬってねることにしました。

それでも、2日、3日、4日、とその 症状はとまりません。

顔なんてもぅひどくて。晴れ上がって 半分のマユゲがぜんぜんない状態で

会社からすこし休暇をいただき かゆみにたえるしかありませんでした。

私は何かおかしいとおもいました。

私は元から皮膚病でしたがこんな酷いものではなかった。

おかしい。

そうおもい昔からの親友に電話で相談してみると。

友人は少し間を おき答えました「変かもしれんけど、それ、幽霊とかじゃない?」

私は少し笑い返しました「なにいっとん?そんなわけないねけ(ない)」

「なら、薬もきかん、ほっといてもだめ、なんやの?」

私も友人も黙り込みました。

すると友人が「わかった。今度HPで しらべといたる」といって電話をきりました。

するとその夜のことに 友人は突然Y県までいこうといいだしました。

私もなされるまで 荷物をまとめ電車にのりこむと友人にききました

「なんやの?」 「あんたのそれなおしたるっとんの。霊媒師しかないやろ」

私は顔をしかめました

「ややわー。そんなの。雲散臭いやろぉ」

「何言うてんの、他にないやん」そんなことでY県のお寺まで案内してもらい。

お坊さんにお払いとしてもらうことになりました。

半信半疑の私もやれやれとおもいつつお払いをうけたのですが

何の変化もありません。

「そんなハヨからあったらややろ」と 友人にいわれ速攻にもどりました。

するとそれから訳一週間後。

薬も少し諦めかけていたのに、驚く程 のスピードで私の肌はもとにもどりました。

私は感激し、友人に何 度もお礼をいいました。

けれど、私はその皮膚が熱をもっていたせいなのでしょうか。

耳なし法一のように。耳が少しにぶく聞こえるようになりました。

そして、耳の後ろからよく琵琶のような響く音の感じがするのです。

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誰?
2003年9月23日/投稿者:有衣

今回、初めて投稿させていただきます。

怖い話、と言うわけでもありませんが・・・。

私が体験したことです。

私は学校に行かなければならないので、いつも6時30分に起きます。

しかし、その日は少し早い、朝5時頃・・・でしょうか?に目が覚めました。

「まだ早いし、もう少し眠ろう。」と、思いつつ再び眠りました。

しばらくして、人の気配を感じて目が覚めました。

朝日が差し込んで、目を閉じていても明るい事がわかります。

私は起き上がろうとしました。が、体が動きません。金縛りです。

誰かが全身を押さえつけているような感じです。

背中の方ではまだ人の気配がします。

(この時は壁側の方を向いて寝ていました。)

気配は2人、大人の女性と女の子です。

私の方を見てクスクスと笑っています。

金縛りで身体は動かなくて、目も開けられないのに、何故かわかるのです。

私は「お母さんと妹が、まだ起きない私を見て笑っているんだな。」と思いました。

それで、一生懸命身体を動かして、やっとのことで寝返りを打ち

仰向けになって、目を開けようとしましたが、やっぱり開けられません。

「早く起きなきゃ。」と思っていると、女の人の方が私の首筋を撫でました。

その瞬間、金縛りが解けて目が開きました。

勢いよく起きた私は

「人が金縛りにあっている時に笑っているなんて、酷いじゃない!」

と母と妹に抗議しようとしました。

しかし、誰もいないのです。

いたとしても、素早く、しかも音を立てずに部屋から出るなんてできません。

そこにいた女性と女の子は、私の母と妹ではなかったのです。

あの時私を見て笑っていたのは、

私の首筋を撫でたのは誰だったのでしょうか?

ただ、恐怖は全く感じませんでしたし

むしろやさしい感じだったので悪いモノではないと思います。

とても不思議な体験でした。

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ブラウン管ごしの
2003年9月18日/投稿者:なのな鮎美

ある夏の日の夜のことでした。

その時私は部屋の電気を消して

テレビの前のベットに背をもたせかけてテレビゲームをしていました。

偶々家に帰ってきた妹が明るいと寝られないと煩かったせいです。

その妹はベットの上で眠っていました。一体何時くらいの事だったのか。

私はふと部屋の空気が変わった事に気が付い

てボタンを押す手を止めました。

クーラーが効いて寒いくらいに涼しかったハズの空気が

何時の間にか生ぬるい湿気を伴ったものに変わっていたのです。

そのくせ、背中の部分だけはひんやりして(けれど何故か不快な)冷たいのです。

直ぐに「何かがおかしい」と頭に浮かび、

同時に「まだ大丈夫」という言葉が浮かんできました。

「何」が「大丈夫」なのか自分でも分かりませんでしたが

私は自分の言葉を信じ、そのままゲームを続けていました。

というより、動くのが怖くて動けずに

ゲームで気を紛らわせていたと言う方が正しかったのでしょうが・・・

それから数分ゲームを続けていた私は

今度はゲームの画面がおかしいことに気が付いたのです。

何がおかしいのかよく分からずに私はプレイを続けながら

じっとブラウン管を凝視していました。

そして、画面が切り替わる寸前

その理由に気が付いた私は全身の毛を総毛立たせました。

真っ暗になったブラウン管が

妹の寝ているベットの上に座り込んでいる女の人を映し出していたのです。

その人は私とは背中合わせで俯いていた為、どんな表情をしているのかは見えません。

また、彼女の背中に隠されて、妹がどんな表情をしているのかも分かりません。

次の瞬間画面が切り替わり、背後の情景は見えなくなりました。

私は恐怖から後ろを振り返ることも出来ずに暫く呆然としていましたが

はっとして再びコントローラを操作してゲームを続けました。

後ろの人に、私が気付いたことを気付かせてはたくはなかったのです。

しかし、画面が切り替わるたびに

真っ暗になったブラウン管に彼女の姿が浮かび上がります。

後ろ姿だけとはいえ、背中越しに霊が居るというのは充分私には恐怖でしたし

その霊が妹に一体何をしているのかも気になりました。

何度か切り替わる画面を注視しても彼女が一体何をしているのか全く分からず

私は思いきって背後を振り返りました。


「・・・・・いない・・・」


振り返った先に、ブラウン管に映っていた女の人は居ませんでした。

妹の寝顔も安らかで、特に魘されてはいないようでした。

ついさっきまで感じていた生ぬるい空気も、背中の冷たい感触も消えていました。

ほっとしながら私はゲームを続けました、が・・・

次に画面が切り替わった瞬間・・・

今度はこちらを無表情で見ている女の人と、

ブラウン管越しに目が合ったのです。

「・・・・ひ」 思わず声を漏らした瞬間、視界が真っ暗になって

次に気が付いたときにはもう朝でした。

誰がやったのか、ゲームもテレビの電源も消されていました。

慌てて後ろを振り返ると、妹は寝たままです。

「夢だったのかな?」 冷房で冷えた体をさすりながら

何気なくベットに手をついた途端、生暖かい、

濡れた様な感触を感じて私は手を離しました。

丁度、その箇所はあの女の人がいた場所でした・・・

後で目の覚めた妹におかしな夢を見なかったかと聞きましたが

特に何の夢も見なかったそうです。

あの女の人が誰だったのか、妹に何をしたかったのかは分かりません。

只、目があった時の無表情な顔は、きっと一生忘れないでしょう・・・

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死後の顔
2003年9月8日/投稿者:Y.F

この話はまだ私が学生の頃のお話です。

少し長いですが、どうか聞いてやってください。

日曜日私は付き合ってた同級の彼氏とラブホテルにいました。

彼は疲れたのでしょう、ベッドで寝ております。

私は彼の隣で仰向けに寝そべり、有線から静かに流れる音楽を 聴いていました。

少し暑かったので、身体の右半分を掛け布団から出していたのですが何故でしょう?

突然ゾクッとして鳥肌が立ったのです。

そして、静かに流れる有線の音が、まるで耳を塞がれたかの様に遠くといいましょうか

こもった様な音になったのです。

言い様のない胸騒ぎがし、私は彼を起こそうと寝返りをうとうとしたその瞬間

目の前に女性の顔が・・・!

その女性の顔は、まるで能楽の面の様な顔。

額にある黒い前髪は、

綺麗に真ん中で左右対称に横に分け真っ白な皺一つない顔・・・

ですが能楽の面の様な美しい表情ではなく

目を大きく開き、朱色の口もまた横に大きく開き・・・

そうですね、彼女は笑っていました。

私は気付かない内に、大声を上げていたようです。

驚いた彼が飛び起き、泣きじゃくりつつ話す私の言葉を聞いて

「誰か部屋に入ってきたの?」

と、 トイレやバスルーム、クローゼットなど隅々まで調べてくれましたが誰もいませんでした。

居るはずが無い!あれが人間であるはずがない!

私は心の中で何度もそう呟いていました。

それほど恐ろしい顔(笑顔)だったのです。

結局、私が寝ぼけていたのだと結論を出し、ホテルを後にしたのです。

その後、まだ昼間だったし家に帰る気も起こらず

彼とゲーセンに行ったり買い物をしたりと、時間をつぶしました。

そして、家に帰り着いたのは午後7時ぐらいだったと思います。

玄関の鍵が掛かっているのです。

うちはいつも午後6時に鍵をかけてるのですが

私は今日はもっと早く帰ってくる予定だったので、鍵を持っていませんでした。

仕方ないので呼び鈴を鳴らしました。

すぐ母が玄関口まで来て、鍵をあけてくれました。

「遅かったね。ご飯食べる?」

母が扉を開けながらそう言うので返事をしようと顔を上げたその瞬間

私の目の前の母の顔が、実に奇妙な表情といいましょうか

子供が大声を上げて泣く前の表情?

うまく説明できません(すみません)

母は「ヒュッ」と息を飲む様な音を喉から出した後

私の腕をつかみ、強引に家の中に引っ張りこむと扉を 力強く閉めたのです。

何が何だかわかりません。

でも、昼間の事が脳裏によぎり胸騒ぎがしました。

母は私を連れてすごい勢いで2Fに上がり

父母の寝室 (この家では玄関から一番離れてる部屋) へ行きました。

寝室で父(ゴルフの打ち上げ中)に電話をかけてるのですが

「怖い」とか「門の中まで入ってきた」とか ・・・訳が解りませんでしたが

良くない事が起こっていると 不安でいっぱいになりました。

父が帰ってくるまでは母と寝室に居たのですが、

母は何も教えてくれませんでした。

父が帰ってきて、母と何か話してましたが

私は疲れて リビングのソファーで眠ってしまいました。

次の日、学校から帰ってきた私に母が

「昨日はごめんね、お父さん帰ってきたら説明するからね」

で、父と母が話してくれたのは

一枚の写真から・・・ 母が結婚する前、熱海に旅行に行った時の写真です。

普通に女性3人が橋の手前でポーズを取って、という ありふれた一枚なんですけど

よく見ると、右端に写ってる母の後方にカメラ目線の女性がいるんです。

私はドキッとしました。

母の横にいる女性は、ラブホテルで見た女性と似ていたからです。

その写真でも彼女は笑っていました。笑いながらこちらに歩いてきてる感じです。

母は少し震えた様な声で 「たまにこの人がいるの。忘れた頃にくるの」

と、言ってました。

父は全然信じてないみたいです。

熱海で取った写真にたまたま写ったその女性が

少し異常な雰囲気がするので(写真で見ても怖かったです)

母の脳裏に残ってて、幻覚を見る・・・

みたいな事を言って、母に言いきかせてました。

私は父に信じてもらえない母が、少し気の毒になったので 昨日の事を話しました。

もちろんラブホテルで見たとは言わず、駅からの帰り道に見た、 と言いました。

半信半疑の父も私があまりにも興奮して話すのを見て

「お祓いしてもらおうか」 という結論になったのです。

お祓いといっても何処に頼めばいいのか解らず、まずは神社に写真を持っていって

事情を説明したのですが かまってもらえず

あげくに 「病院で一度診てもらった方がいいのでは?」

などど言われ次はお寺へと行きました。

お寺でも、あまり相手にしてもらえなかったのですが、

一応お経をあげてもらいました。

当時は心霊ブームとかではなかったので(昔ですので)

霊媒師とかの情報も少なく、とても苦労しました。

しばらくしてから、やっとの事でお祓いしてくれる方をみつけました。

その方は写真を見るなり、例の女性を指摘して

「全て、こちらにお任せください」 と言い

写真を引き取ってくれました。

母の写真に写っていた女性は、写真を取った当時は生きてらっしゃった様です。

その後どういった経緯でお亡くなりになったのかは解りませんが

母の写真自体に憑いている者だから 写真を手放す事で

問題は解決するのだとか・・

ただ不気味だったのは、その写真の女性の顔は、生前のものではなく

あきらかに死後の顔だったと、霊能者の方が言ったこと。


死後・・・・

人がもし霊になるとゆうのなら、あのような顔になるのでしょうか。


今でも彼女の顔が忘れられません・・

長文ですみません。

文章も表現も下手で、こんなに長くなってしまいました。

適当に編集して、よければ載せてくださいね。

あれから十数年たってますが、母も私も彼女を見る事はありません。

悪い霊ではなかったのかもですけど、やっぱり見るのはいい気がしませんね。

今回の話は父と母、霊能者の方、そして私の主人しか知りません。

きっと誰に話しても信じてくれないと思ってましたから。

それではほんとに長くなりましたが、このへんで・・・

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傘をさした先輩
2003年9月5日/投稿者:慎

何月だったは忘れましたが、梅雨だったことは確かだと思います・・・

その日私はいつものように親友と学校へ行くところでした。

近道の森道を通っていると前に先輩が見えました。

私は友達と二人乗りをしていて

私の学校は上下関係が厳しいので急いで自転車から降りました。

ふと、視線に気づきました。

前を見ると先輩らしき人が2人肩を並べてこっちをみています。

私は「ヤバイ!先輩こっちみてるよ!!」と親友に言いました。

しかし親友は「は?そんな人いないじゃん」と言うのです。

「目の前だよ!!」と私は言いました。

すると「じゃぁちょっと見てくる」とその先輩らしき人がいる方へ行ってしまいました。

親友は先輩らしき2人の横まで行って帰ってきました。

「本当に誰もいないよ」と言いながら・・・

私はこれ以上言うと変に思われると思い

「じゃぁ私の勘違いだったのかな?」と言って歩きはじめました。

その先輩らしき人の横になった瞬間、私はある事に気づきました。

その人たちは傘をさしていたんです・・・

その日は曇ってはいたけれど雨なんか降っていませんでした。

その人達を通りすぎた後、後ろを向いてみるとそこには誰もいませんでした。

だけど本当にいたんです。

傘をさして同じ制服を着た2人の先輩らしき人が・・・

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MDプレイヤーの復讐
2003年9月4日/投稿者:Holic

私が高校生のときに実際に体験した、ちょっと怖くてちょっと不思議なお話です。

高校に入学したとき、入学祝として親にMDウォークマンを買ってもらった。

自転車で学校に通うことから、一層喜んだ記憶がある。

10センチ四方の小さい「それ」は、本体からコードを伝わり

私のイヤホンまで達し心地よい音をいつも耳に注ぎ入れてくれた。

こんな小さいものが良く出来ているものだ と感心した。

行きは全て下り坂なので爆音にして、とても気持ちが良かった。

その代わり、帰りは上り地獄だが・・・

私は、そいつと友達になった。

なんせこいつが居ないと

風の音がビュウビュウとしか耳に入ってこないのでなんとも退屈だからである。

そして学校に着いては、自分のロッ カーにしまっておき、

また帰りのときに持ち出していた。


そして2年と3ヶ月が経った。


そいつは本体にあちらこちら小さな傷をつけながらも、

新品となんら変わりない音質であった。

こいつも頑張っていた。さすがMD。

この頃私はテクノやトランスという音楽にハマっていた。

どうせならいっその事、低音が凄いパワーのあるヘッドホンでも買おうと思い

5000円の出費でそのヘッドホンを購入した。

家に帰り早速聞いてみると、感動した。

「ドンドンドンドン」

とベースが響いてものすごい陶酔出来た。新たな友が出来た。

そして夏休み前日。

家に帰る途中、私は友を2つ忘れていることに気づいた。

ショックだった。

今までの2年と3ヶ月、通学に一日たりとも欠かしたことの無いMDウォークマン。

しかも気づいたときは家まで後50メートルという所。

「しょうがないか・・」

お気に入りの曲たちを入れたMDウォークマン。

たまにはいいかと自分で自分を慰め、家に着いた。

それからの約1ヶ月、なんら変哲も無い夏休みを過ごした。

夏休みが終わった。今日から学校だ。

私はMDのことを思い出し、自転車で学校へ向かう途中

「早くあの曲が聞きたい」一心で猛スピードで学校へ向かっていた。

学校へ無事着いた。

急いで自分のロッカーを開ける。

「よっしゃ無事だ」

MDを持って教室へ入る。

ヘッドホンをつける。

音量は爆音(MAX)

再生を押す。



「うぎゃぁあぁぁぁぁあーぁうぁぁぁぁ!!」



低音の響く声が爆音で耳の鼓膜をぶち破るかの如く・・

人間の断末魔であった。多分。

その後私は、教室の床で、白目で、

泡を吹きながら痙攣して倒れていたらしいです。

こんなことがあったんです。

MDウォークマンも寂しかったのでしょうかね。

にしてもあれはなんだよ。うぎゃーとはなんだよMD!

後にもう一度家に帰って聞いてみたら

何の奇声もなくお気に入りの曲が流れていました。よしよし。

お前もやっぱ寂しかったんだな。悪い悪い。

トランスマニアの友人SにそのMDプレイヤーごと貸したら

1週間後、耳に包帯をして通学してきました。

そいつはその後の高校生活、一言も私と口を利いてくれませんで した。

MDは返してもらえましたが・・

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夜の管理人
2003年9月3日/投稿者:雄達

これは、私がつい最近聞いた話です。

Mさんが、海外に行ったときに住んでいたところの管理人さんと

夜、楽しく話していました。

その管理人さんは「夜の管理人」となのっていました。

それは、1ヶ月くらい続いていました。

それが、ある日突然、管理人さんが消えてしまいました。

朝見た管理人さんに「夜の管理人さんは??」 と聞くと

「夜の管理人なんていないよ!」 といいました。

Mさんは信じられず、「でも、私、ずっとしゃべってたんですよ?」

すると管理人さんは 「昔、夜の管理人さんが事故で亡くなったんですよ・・・・」

Mさんは、「私、幽霊としゃべってたんだ!」

どこか、うれしそうでした。

そして、友達を呼んで、夜の管理人さんの話をしました。

次の瞬間、私達は凍りつきました・・・・・

そこには、死んだはずの、夜の管理人さんが現れたのです。

そして、Mさんにむかって

「あれは、2人だけの秘密だったのに・・・」

そういって消えていきました・・・

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哀願
2003年9月2日/投稿者:ZONBI

私の家の傍に、廃墟があるのです。

とても古くて、窓ガラスなんでもうばきばきに崩れてるところです。

うす惚けた茶色い、古い洋館みたいなところでした。

今はもうそこは無くなってしまいましたが・・

ある日、私の家に友達が家の二階に泊まりに来たときのことです。

さぁ、寝ようと布団を敷こうとしたとき、いきなり友達がいいました。

「ねぇ、なにか外から聞こえるよ」 ・・・

私にはさっぱり何も聞こえません

「何?気味の悪いこといわないで」

私はそういい返しました。

すると友達はまたいいました。

「やっぱり何か聞こえるよ!女の人声!」

そういいつつ、彼女は行き成り窓をあけたのです。

外の風景は、何時もと変わらないようにみえました。

けれど、何かが違っていました。

廃墟に車が一台泊まっているのが見たのです。

その車の中には女の人が一人、座っていました。

そしてものすごい泣き崩れた顔をして、何か叫んでいるのです。

聞き取れた声はこれだけでした。

「ごめんなさいィィ・・・!」 一体あれがなんなのか、未だ判りません。

そして気が付けばもう朝になっており、 普通に布団の中で寝ていたのです。

なんだ、夢だったのか、と横で寝ていた友達をおこしました。

すると友達がこういうのです。

「あぁ…怖い夢みた」 際しく聞くと、

やはり私の見た昨夜の出来事と全く同じなのです。

怖くなった私は下にいるおばあちゃんに、 あの廃墟のことを詳しく聞いたのです。

「あそこは可愛そうな家でねぇ・・・」 おばあちゃんはそう語り始めました。

そこにはある親子が住んでいて

ある日その子供が、車に跳ねられて亡くなってしまったらしいのです。

しかもその子をあやまって引いてしまったのはその母親だったそうなのです。

そしてそれが元になってその夫婦は離婚。

一人残された母親はその洋館に遺書だけをのこして 姿を消したらしいのです。

あの車の中で嘆いていた女性は、 やはりその母親だったのでしょうか?

生きているのか死んでいるのかも判りませんが・・・

ただ、そこで泣き崩れて許しを乞うているのです。

とりあえず、あの声は、未だ私の耳に焼き付いて離れません。

ってか怖くなくってすみませんです。

でもこれは実話・・・

たまに思い出しては、眠れなくなるのです。

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日本人形
2003年8月30日/投稿者:来栖

これは嘘か実話かわからない話なのですが、私が体験した限りではこうです。

その話は、私が小学校6年生のとき、友達からこんな話を聞きました。

『この学校の公務員室の奥にほかの場所に通じるトンネルがあって
そこから先に進むと、お墓に出るらしい』

こんな馬鹿げた話でした。

私たちの間では、毎年学校で肝試しをするのが恒例行事になっていたので

この話を聞きつけた私たちは、夜中に学校の窓を開けて中に入り

そのトンネルに行ってみることにしました。

私はそのとき、そんな事ある訳がないと思っていました。

しかし、私の隣にいたKちゃんがしきりに私の服の袖をつかむので

「どうしたの?」 と聞きました。

するとKちゃんは怯えきった表情で、前を行くT君の背中を指しながら

「T君の後ろに誰かいる。学校にきた時からいる・・・」

私は驚いて、T君の背中を凝視しました。 何もいないのです。

私は元気よく 「またまた、冗談言っちゃって」と気丈に振舞って見せました。

公務員室は旧校舎の一階にあって

その旧校舎というのがまた木造なので怪しい雰囲気を漂わせていました。

旧校舎の教室には鍵がなくて、だれでも簡単に入ることができます。

私たちは、公務員室の扉を開け、中に踏み込みました。

そこに参加していた私、T君Kちゃん、O君で

手分けしてその噂のトンネルを探しました。


十分ほどして・・・・


「きゃあああああああ!」


公務員室の奥のほうからKちゃんの叫び声が聞こえました。

急いで私たち三人が、Kちゃんの元へ行くと・・・・

人形が、髪のそろったおかっぱの日本人形が倒れていました。

O君は 「なんだ、人形じゃんか、びびらせんなよ」 といいました。

kちゃんはフルフルと首を振りました。

「お、女の人が・・・」

「女の人?」 私はKちゃんに聞きました。

Kちゃんは口元を押さえながら人形の上40cmほどを指していました。

いたのです。

ざんばらになった髪の毛を振り乱した着物姿の女の人が

「!!!!」

私たちは目を見張って絶句しました。

T君が 「やべえぞ、にげようぜ」 と早口にまくし立て、走り出しました。

その後をO君が追いました。

私は呆然としているKちゃんの手を引いて走り出しました。

T君とO君が公務員室の入り口まで走ったとき、

入り口の扉がざーっとしまりました。

「!」

T君とO君は必死で扉をたたきましたが、びくともしません。

私は先程の人形が転がっていた場所の辺りをじっとにらみつけていました。

そうすれば、何も出てこないと信じて・・・

しかし、無駄でした。

そんな睨み付けていた場所から、

先程の人形がカタカタと出てきたからです。

人形はその勢いを緩めず、どんどんこちらに近づいてきます。

T君O君は尚も扉をたたいています。

私の目の前メートルほどにきて、人形はとまりました。

その表情が『にっ』っと笑ったように見えました。

そして、くぐもった声が天井から降ってきました。

『このまま逃がすと思ってか・・・』

「やめてーーー!!!」 そこで私の記憶は途切れていました。

次の日の朝一番できた公務員さんに

公務員室で倒れていた私たち三人は起こされました。

「大丈夫かい?」

公務員さんは優しく話しかけてくれました。

「そうだ!人形、人形は!?」

「人形?」

「そ、そうです!日本人形が・・!」

そこで私は言葉に詰まりました。

こんなことを話しても信じてくれるとは思わなかったからです。

「人形なんてこの部屋には置いてないよ。
この部屋を管理してる僕が言うんだから嘘じゃないさ」

それっきりでした。

人形も、噂のトンネルも、何もかも。

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振り向くと
2003年8月29日/投稿者:薫

あれは私が小学校の時の朝の忙しい時間帯のことでした。

いつものように父が最初に家を出て、そのあとを追うように私が出て行くんですが

その日いつもよりのんびりしていた僕は漫画を読んでいたんです。

その時母が「早く行きなさい」 といったので、

僕は漫画をしまおうと立ち上がったんです。

その時何か黒いもやもやしたものが視界に入りました。

私はとっさに父かとおもい

「お父さん?」といって振り向こうとしたんです。

でもその瞬間その黒いものは父じゃないとわかったんです。

何かその黒いものはこっちを見るようにずっと立っているんです。

私は、「どなたですか?」と恐る恐る尋ねてみたんです。

その時なぜそんなことを聞いたのかわ覚えていませんが

その黒いものは何か言いたそうにそうにしていて

言えないのか言いたいのかわからなかったんですが

少しずつこっちに近づいてくるのです。

怖くて逃げたいのに私は何を思ったのか、バッと振り返ったんです・・・・

すると・・・ そこには白い人形が1つおいてあったんです。

でも僕の見たものは黒いもやもやだったのです

僕の見間違いだったのでしょうか?

それとも・・・・

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お地蔵さま
2003年8月29日/投稿者:薫

それは僕が中学2年生のときです。

僕達の学校では遠足で鎌倉に行くんですが

そのとき班行動といって数人で鎌倉の某所をまわるんです。

僕達の班はそのときいろんなところをまわってたんですが

最後にあるお寺にいったんです。

そしてそのお寺回ってしばらく石段のところに腰をかけていました。

そのあと、 みんながやすんでるときに

僕はもう一度その辺をみてまわっていたんです。

その時ふっと目にお地蔵さまが目に入ったんです。

そのお地蔵さまには、「幸せ地蔵」と書いてありました。

ぼくはその時遊び半分で、お地蔵様に食べ残しのあめを捨てたんです。

すると・・・

今まで笑っていたお地蔵様の顔が急にギ・・・ギ・・・と動いて

顔が恨みと怨念に満ちた顔になったんです。

は、と思い振り返ると元の顔をしているのです。

「おかしな?」と思いまた背を向けようとすると

・・・ギ・・・ギ・・・

と動いてこちらを睨みつけているのです。

怖くなってとっさにそこを離れたら急に背中が重くなったのです。

それから東京に帰るまでずっ と苦しかったんですが・・・・・・・

アレはいったいなんだったのでしょう?

単なるきのせいなのか?

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一枚の写真から
2003年8月26日/投稿者:メカ沢

これは自分が中学生の頃の話です。

その時、私は赤ん坊の頃から現在に至るまでの アルバムを見ていました。

「ああ、覚えてる」とか「なつかし〜」とか思いながらページを繰っていました。

しかし、その手が止まったのです。

そう、「心霊写真」・・・・

正直、その時の気持ちは「怖い」より

心霊写真を見付けたという 「おっ!これは!」でした。

私は学校にその「心霊写真」を持っていき自慢しました。

クラスは信じる派と信じない派の2つに真っ二つ。

その時、自分は注目の的になれたと鼻高々でした。

が・・・ それは永くは続きませんでした。

眠っていると見るのです、夢を・・・

夢を見るようになったのです。それも写真の夢。

毎日、繰り返し同じイメージが眠るごとに繰り返される少しづつ少しづつ・・・

さすがに気になりはじめます。

眠れない日々が続き、私は食欲が無くなり

口数が減り、不機嫌になっていきました。

当然、友達も1人減り2人減り・・・

両親すらハレモノを触る感じになって

それが自分をよけいに苛立たせました。

全てが嫌になっていきました。

鬱々とした日々を重ねるうちに自分が壊れていく事に気付いていませんでした。

少しづつ育つ感情。

そう、嫌いな存在は排除してしまいたいという感情。

ついに私は・・・

一番近くにいる、愛すべき両親を手にかけようとしたのです・・・

紙一重・・・

寝ている父の首を絞めようとしたところを母が見を呈して防いだのです。

私は母に何度も平手で殴られ正気に返った(らしいのです)

父も母も泣いていました。私が犯罪を犯そうとした事にではなく・・・。

両親も気にしていたのです あの「心霊写真」を・・・

もし私がスキャナーを持っていたら

皆さんに その写真を見ていただく事ができたのでしょうが・・・

最期になりましたが その写真とは 私を含めた家族の写真。

私と父と母と知らない人・・・

向こう側が透けて見える、知らない人。

こんな人はいなかったと両親は話してくれた。

その人が父と母の首に手をまわしている・・・

私は とり憑かれていたのか。

あれから10年、今は私も結婚し新たな家庭を築きました。

子供の写真を撮ったらまず、変なモノが写っていないか確認するようになりました。

こうして幸せな今を過せるのは母のおかげです 「ありがとう」と伝えたい。

でも、その母も他界いたしました。

何も気にする事は無いと言いたいのですが 一つだけ気になる事が。

私はあの「心霊写真」。

スキャナーで取り込んだこともありませんですが私のパソコン。

壁紙に「あの写真」が設定されているのです・・・

母は5年前、何者かに絞殺されたのです。

そして父はまだ生きている・・・

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自然教室で
2003年8月26日/投稿者:有宮 香

これは2年前の話しです。

私は学校で自然教室にいきました。

1日目はみんな仲良くスキーをしたりして楽しくすごしていました。

その日の夜までは・・・・

その日の夜、私達の部屋はイワク付きの部屋になってしまいました。

その部屋で私達はトランプをしたりして結構楽しくすごしていました。

しかし見回りの先生が来てはやく寝るように言われたので渋々ねることにしました。

私のベットは2段ベットの下でした。

しばらく私は寝つけなくてずっとボーっとしていました。

が、何か女の子が一人でブツブツ言ってる声が聞こえました。

私は最初誰か寝言でもいってるのかな??と思いましたが

その声がだんだん大きくなってきてそれが友達の寝言ではないことにきずきました。

その声はずっと 『怖い!!!!怖い!!!!』と繰り返していました。

最初のほうは可愛らしい声でしたが

それがだんだん低い老人のような声に変化していきました。

しかもだんだん近づいてくるのです・・

私は怖くて動けませんでした・・・・

次の日先生にそのことを言ってみると

私が寝ていたベットで、その声 を聞いた人がたくさんいるそうです・・・

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お盆
2003年8月23日/投稿者:かに

これは俺が実際に体験した話です。

あれは6年前だったでしょうか・・・ おかしな話ですね。

何年前かも忘れたのにこういうことだけは覚えているのですから。

その時期はお盆の時期で家がとても忙しかったです(家が寺なんで)

お盆と言えばよく死んだ人が家に帰ると聴きます。

アレもそうだったんでしょうか・・

その頃俺は自分の部屋を持ったばかりで

いつもやる事もないのに部屋にいました。

(元々は姉の部屋だったが、ある時病気で死んでしまったので俺の部屋になった)

部屋でダラダラしてたらいつのまにか11時を回ってました。

「そろそろ寝ないと・・・」と思いましたがその頃はしょせんガキだったので

部屋の隣がお墓という事もあり

一人では寝れず婆ちゃんの部屋で寝ることにしました。

婆ちゃんの部屋は一階にあり隣はやはりお墓でしたが

もう一人の姉も寝てたので 「一人で寝るよりマシかな」と思い

布団を出してそこで寝ました。

しかし夜中にふと目がさめ時計を見ると3時を指してました。

「起きるにははやすぎだろ・・・」と思い布団に潜りこんだ時・・・・


ダンダンダンダンダンッ!!!!


「!!?」

戸を凄まじい勢いで叩く音が聞こえて

俺は金縛りにあったように一つも身動きができませんでした。

外は雨が降ってるらしく雨がごうごうなってます。

もちろんこんな時間に家を訪ねる人などいません。


ダンダンダンダンダンダンダンッ!!!!!!!


戸を叩く音が更に激しくなり俺は「ヤバイ!」と感じ婆ちゃんと姉のほうを見ました。

しかし凄まじい音なのに身動き一つせず寝てました。

「おい起きろ!」と何度も起こそうとしましたが俺以外時間が止まってるように

起きる気配すらありませんでした。

「これはマジでヤバイ」と思った俺は

布団に頭まで潜りこんで「頼む・・・帰ってくれ・・・」

と心の中で必死に叫んでました。

しかし戸を叩く音は激しくなるばかりで一向に止む気配がありませんでした・・・

汗がとまりませんでした。

「早く朝になってくれ」震えながら朝を待ちました・・・

それからの事は覚えていません、

気がつくと7時になっていてあの音を止んでました。

「おい、あの音聞こえたか?」と姉に聞いても何の話?

まったく知らない様子でした。

あれはなんだったんでしょうね・・・それ以降あの音は聞こえてきません。

もしかしたら姉が帰ってきたのかもしれませんね・・・

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話し声だと思ってたのに
2003年8月22日/投稿者:ゆぅな

私がまだ小学生の頃のお話です。

その日は、遊び疲れたのかとても早くに眠りについたと思います。

ところが早くに眠り過ぎたのか目をふと覚ましましてしまいました。

朦朧とした意識がはっきりしてきた頃、

頭の後ろで声らしきものが聞こえてきました。

当時、私が寝ていた場所は2階で頭の側に窓があったためか

外の音も1階の声も聞 こえることが多かったのでした。

それもあって、「誰かが話してるのかな?」

と気にもとめずに眠りにつこうと目を閉じていました。

暫くして、だんだんとその声らしきものが大きくなってきたのに気づきました。

少しずづ大きくなるその声から逃れるかのように寝返りをうとうとしたその時です。


え・・・!?・・・体が動かない・・・?


世に言う金縛りというものだと思います。

金縛りという現象に対する驚きよりも

その声らしきものが「人ではない何か」だという確信に恐怖を隠せずにいました。

同時に、声らしきものは一層に大きくなり

はっきりと何を言っているのか分かりました。

南無阿弥陀仏・・・ 南無阿弥陀仏・・・

そう、お経です。

一人ではなく複数がお経をあげているのがはっきりと聞こえました。

「やめてよ!」 心の中で何度叫んでも、そのお経は止む気配すらみせません。

どれくらいの時間が経ったでしょうか・・・

心の叫びが口から出てきたのと一緒に体を起こすことができました。

一目散に部屋を出て家族のいるところまで行きました。

「近所で誰かお経あげてなかった?」と聞く私に

「こんな時間にそんな近所迷惑なこと誰もしない」

とその場にいた母親は返事をしました。

私は恐怖覚めやらぬ中、それまでの経緯を話しました。

一息ついたところで眠気が襲ってきて、自分の部屋に戻りました。

ドアを開け、電気をつけようとしたその時です。

ささやくような小さな声が耳に入ってきました。

「今度は逃がさないからね…」

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このHPの話を読んでて
2003年8月21日/投稿者:orenge

2度目の投稿です。

前は小さい頃に起こったお話を投稿させていただきました。

この話は私がココで怖い話を読んでいるときに実際に起こった話です。

六月ごろでしょうか。

私はまだココに来たばかりで、怖い話を読むのに熱中していました。

ある日、その日はいつもよりPCをしてもいいと言われたので

早速ページを開け、読んでいました。

それは丁度夜中の1時頃でしょうか。

読んだ事がある話も一緒に見ながら 読んだ事のない話も読んでいました。

しばらくして、殆ど読み終わりあと3〜4個しか話が残っていない時でした。

ある話の窓を開けた瞬間

「ドン」っと頭を鈍器で殴られたような衝撃が走ったんです。

それから頭痛がいきなりとまらなくなり

とても話を読める状態じゃありませんでした。

何度も心の中で「去れ!!消えろ!!」っと叫び続け

一時は治まるものの、すぐにまた頭痛が始まってしまうのです。

何度もそれの繰り返しで私は頭が変になりそうになり

急いでページを閉じ、頭痛が治まるのを待ちましたが なかなか治まらず

その日はそのままPCをやめてしまいました。

そしてベットに入るときある不安が過りました

「このまま寝たら出ないかな・・・やだなぁ・・・」

そう思いながら不安なまま眠りにつきました。

翌朝 何事もなく済んだので安心し、そのまま母の元へ向いました。

すると・・・

「ちょっと聞いて〜・・・」

「ん〜?なに?」

「昨日な〜・・・金縛りにあってなぁ・・・寝られんかった」

「・・・・え・・・・?」

母の話しによると 夜ベットに入らずにウトウトしていた時の事です。

いきなり背中に何かが覆い被さっているような感覚にそうなのです

(金縛りや・・・)っと直感し心の中で色々叫びなんとか離れ

安心していたのも束の間 (!!)

またヤツが背中に覆い被さってきたのです。

手を肩に添え離されまいとピッタリくっ付いてきたのです

(・・あかん・・) そう思いながらも

必死にそれの指に噛み付きますが 人間ではないため全く効きません。

噛みついていてもまったく温度のない指

(・・お大師さん・・・!!助けて・・!!)

そう強く願った時いきなり目の前が明るくなり背中のものが消えたそうです

「あれは気持ち悪かったな〜・・・」

「・・・あんなぁ・・・それって私の所為かもしれん(汗)」

「なんで?」

「昨日な、怖い話読んでていきなり頭痛くなって、そのまま寝てん。
何か出てきそうで不安やったけど、そっか〜・・・ママの所に行ったか」

「・・あんた・・これからそういうの読むのやめてや・・・(呆)」

「ハ〜イ・・」 笑いながら答えましたが、心の中では本当に吃驚しました。

まさか本当に来るとは思ってなかったんですから。

皆さんも気をつけてくださいね。

「それ」は突然来ますから。

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忘れ物
2003年8月19日/投稿者:すず

7年程前の暑い夏の夜、涼みに行こうと思い

当時付き合っていた彼と高原にドライブへ行きました。

時間的にはそんなに遅い時間でもなく

行った高原も夏の時期で大学生の合宿も多く賑わっていました。

そんな町並みの中で見つけたんです。気味の悪い家を。

入り口には大きな鉄製の錆びた門があり

玄関は欧風の大きな扉、門から玄関までは庭になっており

誰も手をつけていないような感じに荒れていました。

間違いなく廃屋でした。

そして、家を囲む塀は土壁に瓦の屋根のついた純和風だったのも覚えています。

固く閉じられている門の真正面に車を止めたんですが、妙に気味が悪く感じられました。

早くその場から離れたい!!その事を彼に伝えようと運転席側に顔を向けたとき

運転席側の窓を青白い男の人が通り過ぎて・・滑っていった感じに移動して行ったんです。

この家の人??と思いフロントガラスに目を移しますが、前には誰も歩いていません。

もう一度運転席側に目を戻しますが、そこにはもう誰も居ません。

彼は食い入るようにその家をみつめていました。猛烈に怖くなりました。


ここに居てはいけない!


「早く帰ろう」私は必死に彼に言いました。

「急にどうしたの?」といいながらも車を出してくれた彼でしたが

高原から降りてきた時変な事を言い出しました。

「何か・・大事な忘れ物をしてる気がする」と。

あの家の前に落としてきたような気がする、もう一度戻ろう!

取りに行かないと!といいだしたんです。

そこで初めて私が見たものを話しました。

だから行きたくないし、戻りたくも無いという意思も伝えました。

怖がっている私がいた為その時は諦めてくれました。

また翌日でも行ってくると言って。

アパートに着きましたが、私は怖くて暗い部屋の中には入れませんでした。

彼に電気をつけてもらおうと先に入ってもらいましたが・・・

「お!!」という声が聞こえ、私が見たものは本物だったんだよと

暗い部屋の中で言っているのです。

話を聞くと、「窓から青白い光が出て行った」と言うのです。

翌日その「忘れ物」を取りに同じ場所を探しに行った彼は

同じ場所を見つける事が出来ずに帰ってきました。

あれから7年。

その彼とも別れ、今日までお互い何事もなく生活しています。

どういった忘れ物だったのかもわからないままですが、なんだかとても大事な物だったそうです。

そして、思い出したように私はその場所を探しに行くんですが

未だに見つける事ができないでいます。

もしかしたら探さない方がいいのかもしれないですね。

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あの女
2003年8月17日/投稿者:みなみ

私は昔、小学5年の頃、 宿泊学習に行きました。

私のいったところは亀Oというところだったのですが

そこは昔、武士がよく亀を食べていたので 亀Oとなったそうです。

そこで起きた怖い出来事なのですが・・・

亀Oまでは電車で行きました。

すごく景色がよくてとても楽しく過ごしていました。

ところが。 電車の外をずっと見ていると、山の中に誰かいるようです。

なにか髪の長い、白い服の人が・・・ それは私だけしか見えなかったのですが

どうもはっきりと見えます。

でも、気のせいだよ、と友人に何回も言われ、そういうことにしておいたのですが・・

宿泊する宿についてから 山の班と川の班に分かれ

それぞれ目的地に向かい歩き出しました。

山登りに参加した私は仲のいい友人と山を登っていきました。

中間に休憩があり、そこの場所は湖でした。

そこはよく霊体験がよせられるところで ちょっと周りを気にしながら歩くと。。。

電車から見た人がいる・・・ 睨んでいました。

私は「もしかすると着いてきてる?」 と思い、

早く休憩を終わらせてもらい歩き出しました。

その晩、私はなかなか寝付けませんでした。

すると廊下からハイヒールの歩く音が。。。

「コツコツコツ・・・」

最初は歩いてたのですが、だんだん 走ってくるような感じになってきたんです。

そして突然私の部屋の前で止まったかと思ったら

「なんで置いていくの?」

と鬼の様な形相をした さっきの女が私の目の前にいたのです!!!

私は気を失いました。。。。

そんなこんなで終わったのですが、集合写真を見たとたん

私の体は震え出しました。

その写真には・・

あの女が私の上で包丁をもち、刺そうとしている姿が写っていたのです!

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何?
2003年8月17日/投稿者:タケル

これは僕が3ヶ月ほど前に体験した話です。

今でも思い出すと恐怖で体が震えます・・・

3ヶ月程前、当時僕等の間(友達内)で 夜遊びが流行っていたんです。

『夜遊び』と聞くと夜の街に出歩いたりなど想像させますが、違います。

『夜遊び』と言う名の心霊スポット巡りです。

この時体験したのは、『T病院』での不思議な体験でした・・・



僕等、僕を合わせて3人は夜中、そのT病院に忍び込みました。

病院は一年前くらいからやって無く、もちろん電気も人も何もかも有りません。

今思えばここで引き返しておけば良かったんです。



友達2人を、仮にTとKとしましょう。

僕とTとKは二年ほど前この病院に入ったことが有るので

道などは分かっていました。

順調に進んでいきます。

懐中電灯は僕とKが持っています。

階段を上がって行くにつれて寒さが増して来ました。

元々幽霊に敏感な僕は、今近くにいる何かが分かってました。

けど友達を怖がらせるといけないので黙ってました。

しかし、それがこの事件を招いたのです。

病院内で言う『集中治療室』。

一番人が死に安い場所です。

僕等はそこに入りました。

20畳か25畳くらいのその部屋

一通り見てから

その治療室から隣りへ続く医療器具の部屋に入ろうとしたその時!

「うわっ!!!」

Tが急に叫んだのです。

ビックリして周りを見渡しました。

しかし、何も有りません。

どうしたのかと聞くと

「いや、何でも無いや」としか答えません。

気を直してもう一度、医療器具の部屋に入ろうとします。


ピチャン


「・・・・・?」

何か水の垂れる音がします。

「なぁ、さっきから・・・思ってたんだけどさ・・・あれ・・・何?」

「・・・・・は?」

「だから、あれだよ・・・、タケルは見えるだろ?」

それは、集中治療室のベットに横たわる血まみれの人。

「うわ、うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「あれ、何だよ!何なんだよ!!!」

「逃げよ!早く逃げよ!何かヤバいよココ!!!!!」

逃げようにも、

出口は、その血まみれの人が横たわるべットのまん前、近寄れません。

もう、みんなで叫ぶしか有りません。それだけしか出来ません。

僕はその人をしっかりと覚えています。

皆が目を粒って泣き叫んでいる間

その『誰か』が起き上がって ニィッ、と笑いながらこっちを見ていた事を。

これを書いてる今でも背筋が凍ります。

最初の水の音は、ベットから血がしたたる音だったんです。

それからの事はあまりよく覚えていません。

だた『誰か』が消えた後必死に逃げたのだけ覚えています。

今その病院は取り壊されて砂だけしか残っていません。

T病院は無くなりました。

元T病院の前のY字路には事故が多発します。

これは、何か関係有るのでしょうか。

T病院跡地はこれから住宅街になって行くそうです。

その住宅街で、『誰か』はまた出るんでしょうか・・・

お話はここまでです。

読んでいただいて有難う御座いました。

もしY字路が前に有る安い住宅街が有ったら

あまりオススメできません。

『誰か』が出てくるかもしませんから・・・

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